TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025064553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174409
出願日2023-10-06
発明の名称水栓カバー及び水栓
出願人株式会社KVK
代理人個人,個人
主分類E03C 1/044 20060101AFI20250410BHJP(上水;下水)
要約【課題】水栓カバーの剛性を高める。
【解決手段】水栓1は、水栓本体2と、この水栓本体2に接続された配管部材3と、これらの水栓本体2及び配管部材3を覆う水栓カバー10と、を備える。また、水栓カバー10は、水栓本体2を覆う本体カバー部50と、この本体カバー部50に連続して延設されることにより水栓本体2に接続された配管部材3の上方に配置される延長壁41と、を備える。そして、水栓カバー10は、延長壁41の下方において、この延長壁41の縁部41xから離間した内側位置αに、その延長壁41の支持部76を形成する支持部材75を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
水栓本体を覆う本体カバー部と、
前記本体カバー部に連続して延設されることにより前記水栓本体に接続された配管部材の上方に配置される延長壁と、
前記延長壁の下方において該延長壁の縁部から離間した内側位置に前記延長壁の支持部を形成する支持部材と、を備える水栓カバー。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記支持部材は、前記配管部材に対して上側から当接する配管当接部を備える
請求項1に記載の水栓カバー。
【請求項3】
前記支持部材が前記水栓本体に支持される請求項1の水栓カバー。
【請求項4】
前記支持部材は、前記延長壁の下方に配置される下方壁を備え、
前記延長壁及び前記下方壁が上下方向に対向した二重壁を形成する状態で前記配管部材の上方を覆う配管カバー部を構成するとともに、
前記下方壁と前記延長壁との間に介在された状態で前記支持部を形成するリブ形状部を備える請求項1に記載の水栓カバー。
【請求項5】
前記水栓本体の前方及び上下方向を覆うカバー本体と前記延長壁とが一体に設けられた第1カバー部材と、
前記水栓本体に支持された状態で前記水栓本体の後方を覆う後部カバーと前記下方壁とが一体に設けられた第2カバー部材と、を備える請求項4に記載の水栓カバー。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか一項に記載の水栓カバーを備える水栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓カバー及び水栓に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所謂壁付き型の水栓には、その水栓本体を覆う水栓カバーを備えたものがある。例えば、特許文献1に記載の水栓カバーは、水栓本体を覆う本体カバー部とともに、この本体カバー部に連続して後方側に延設されることにより、その水栓本体に接続された配管部材の上方に配置される延長壁を有している。更に、この従来例の水栓カバーは、これらの本体カバー部及び延長壁が形成する側方開口部に嵌合する一対のカラーを備えている。そして、これらの各カラーをサイドカバー部として、その水栓本体及び配管部材の側方を覆うとともに、併せて、これらの各カラーによって、その配管部材の上方を覆う延長壁の縁部を支持する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-231874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術の構成では、カラーに支持された縁部から離間した内側位置において、その延長壁の剛性が低くなりやすいという問題がある。そして、これにより、その水栓カバーの質感が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する水栓カバー及び水栓の各態様を記載する。
態様1は、水栓本体を覆う本体カバー部と、前記本体カバー部に連続して延設されることにより前記水栓本体に接続された配管部材の上方に配置される延長壁と、前記延長壁の下方において該延長壁の縁部から離間した内側位置に前記延長壁の支持部を形成する支持部材と、を備える水栓カバーである。
【0006】
上記構成によれば、延長壁の下方に配置された支持部材が、その延長壁の支持部を形成することで、この延長壁の剛性を高めることができる。その結果、例えば、その延長壁に対して上側から荷重が印加された場合であっても、この延長壁が変形し難くなる。特に、その縁部から離間した内側位置の剛性が高くなることで、より顕著な効果が得られる。そして、これにより、その高い質感を確保することができる。
【0007】
態様2は、前記支持部材は、前記配管部材に対して上側から当接する配管当接部を備える態様1に記載の水栓カバーである。
上記構成によれば、支持部を介して支持部材に伝達される延長壁の荷重を、その配管当接部の下方に位置する配管部材により支えることができる。そして、これにより、その支持部材の高い支持剛性を確保することで、更に延長壁の剛性を高めることができる。その結果、より高い水栓カバーの質感を確保することができる。
【0008】
態様3は、前記支持部材が前記水栓本体に支持される態様1又は態様2の水栓カバーである。
上記構成によれば、安定的に、その延長壁の下方に配置された支持部材を支持することができる。加えて、その水栓本体及び支持部材が一体化された状態で、コンパクトに、その水栓カバーを備えた水栓の設置を行うことができる。
【0009】
態様4は、前記支持部材は、前記延長壁の下方に配置される下方壁を備え、前記延長壁及び前記下方壁が上下方向に対向した二重壁を形成する状態で前記配管部材の上方を覆う配管カバー部を構成するとともに、前記下方壁と前記延長壁との間に介在された状態で前記支持部を形成するリブ形状部を備える態様1~態様3の何れか一つに記載の水栓カバーである。
【0010】
上記構成によれば、そのリブ形状部により強化された二重壁を有する配管カバー部によって、配管部材の上方を覆うことができる。その結果、この配管カバー部の上面を形成する延長壁について、より高い剛性を確保することができる。そして、これにより、その水栓カバーの質感を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許