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公開番号
2025049945
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158482
出願日
2023-09-22
発明の名称
排水装置および浴室
出願人
株式会社LIXIL
代理人
個人
主分類
E03C
1/28 20060101AFI20250327BHJP(上水;下水)
要約
【課題】排水装置の貯水部の上方に存在する浴槽の側壁部に対する封水筒の機械的な干渉を抑制し、ユーザの利便性を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】排水装置10は、貯水部11と、封水筒20とを備える。貯水部11は、水を流す排水路13に接続され、排出される水の一部を貯める有底筒状に形成されている。封水筒20は、上縁部21の中心から偏心させた筒部30を有し、筒部30の軸方向に交差する断面において第1方向の筒部30の寸法が第1方向に交差する第2方向の寸法よりも小さく、筒部30が第1方向における一側および他側に膨らむ曲線状に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
水を流す排水路に接続され、排出される水の一部を貯める有底筒状の貯水部と、
前記貯水部に上方から挿入され、上縁部の中心から偏心させた筒部を有し、前記筒部の軸方向に交差する断面において第1方向の前記筒部の寸法が前記第1方向に交差する第2方向の寸法よりも小さく、前記筒部が前記第1方向における一側および他側に膨らむ曲線状に形成されている封水筒と、
を備える排水装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記筒部は、前記一側および前記他側が円弧状に形成されている請求項1に記載の排水装置。
【請求項3】
前記筒部は、前記上縁部における前記一側に寄せて設けられている請求項1に記載の排水装置。
【請求項4】
浴槽と、
前記浴槽の側方に設けられた浴槽前床と、
前記浴槽および前記浴槽前床からの排水の一部を貯める有底筒状の貯水部、並びに前記貯水部に上方から挿入される筒部を有する封水筒を有する排水装置と、
を備える浴室において、
前記貯水部の上方に前記浴槽の側壁部が設けられており、
前記封水筒は、上縁部の中心から前記筒部が偏心して形成されている浴室。
【請求項5】
前記封水筒は、前記筒部が偏心する側を前記浴槽側にして前記貯水部に挿入される請求項4に記載の浴室。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、排水装置および浴室に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
浴室は、浴槽、浴槽前床、排水トラップを有する排水装置などから構成されており、浴槽に溜められた水および浴槽前床を流れる水を排水装置によって排出する。
【0003】
特許文献1に記載の従来の排水トラップは、上面を開放した有底状の筐体と、筐体の底壁より立設され、筐体内に溜水室と排水室を画成する仕切壁と、筐体の上面開放部分を閉塞し、溜水室内に上方より臨む封水筒と、筐体の側壁に形成され、排水室と連通する排水口とから成る。排水トラップは、仕切壁、封水筒、側壁を平面視で同心状の円形に形成し、仕切壁の排水口側の壁部を排水口から溜水室側に偏位させるとともに略平面状に形成してある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平03-052858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願発明者は、排水装置の貯水部の上方に浴槽の側壁部が存在する場合に、封水筒を挿入し難くなることに気づき、ユーザの利便性を向上するうえで、特許文献1の開示技術に改良の余地があるとの認識を得た。
【0006】
本開示の目的の1つは、排水装置の貯水部の上方に存在する浴槽の側壁部に対する封水筒の機械的な干渉を抑制し、ユーザの利便性を向上することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の排水装置は、水を流す排水路に接続され、排出される水の一部を貯める有底筒状の貯水部と、前記貯水部に上方から挿入され、上縁部の中心から偏心させた筒部を有し、前記筒部の軸方向に交差する断面において第1方向の前記筒部の寸法が前記第1方向に交差する第2方向の寸法よりも小さく、前記筒部が前記第1方向における一側および他側に膨らむ曲線状に形成されている封水筒と、を備える。
【0008】
本開示の別の態様である浴室は、浴槽と、前記浴槽の側方に設けられた浴槽前床と、前記浴槽および前記浴槽前床からの排水の一部を貯める有底筒状の貯水部、並びに前記貯水部に上方から挿入される筒部を有する封水筒を有する排水装置と、を備える浴室において、前記貯水部の上方に前記浴槽の側壁部が設けられており、前記封水筒は、上縁部の中心から前記筒部が偏心して形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る排水装置を有する浴室内の斜視図である。
図1に示すA-A線によるエプロン板および排水装置を含む断面図である。
封水筒の外観を示す斜視図である。
封水筒の平面図である。
図4に示すB-B線による封水筒の断面図である。
図5に示すC-C線による封水筒の断面図である。
封水筒の使用状態を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面では、説明の便宜のため、適宜、構成要素の一部を省略、拡大、縮小する。図面は符号の向きに合わせて見るものとする。本明細書で言及する構造及び形状には、言及している形状に厳密に一致する構造及び形状のみでなく、寸法誤差及び製造誤差等の誤差の分だけずれた構造及び形状も含まれる。本明細書での「接続」、「固定」、「取り付け」、「支持」とは、特に明示がない限り、言及している条件を二者が直接的に満たす場合の他に、他の部材を介して満たす場合も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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