特許ウォッチ

公開番号2025089489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025051281,2021175068
出願日2025-03-26,2021-10-26
発明の名称掘取作業機
出願人株式会社ササキコーポレーション
代理人個人,個人,個人
主分類E03F 9/00 20060101AFI20250605BHJP(上水;下水)
要約【課題】
回転物の露出を抑制しつつ土砂の溝内への残留を防ぎ、溝内で適正に作業することができる作業機を提供する。
【解決手段】
回転することで物体を掻き取るとともに投擲可能なオーガ44と、オーガ44を支持するとともにオーガ44の側部を覆う側板43を有したオーガケース4と、側板44の進行方向の幅に対する外側に設け、先端部を内側に湾曲させた湾曲部を有した前後方向に長いガイド部材66と、を備えたことを特徴とする作業機D。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
回転することで物体を掻き取るとともに投擲可能なオーガと、
前記オーガを支持するとともに前記オーガの側部を覆う側板を有したオーガケースと、
前記側板の進行方向の幅に対する外側に設け、先端部を内側に湾曲させた湾曲部を有した前後方向に長いガイド部材と、
を備えたことを特徴とする作業機。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記オーガケースは敷設された側溝等の溝部内に配置され、
前記ガイド部材は前記溝部の溝側部に当接可能である、
ことを特徴とする請求項１に記載の作業機。
【請求項３】
前記側板は前記側板の前方部で前方に向かうに従って進行方向に対する幅方向の外側に向かうように傾斜させた傾斜板部を備え、
前記傾斜板部は上方から下方に向かうに従って進行方向に対する後方に向かうように傾斜した傾斜板前端部を備え、
前記ガイド部材は前記傾斜板前端部より進行方向前方に突出する位置に設ける、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の作業機。
【請求項４】
前記オーガの前方に設けるとともに前方側に対して後方側が上位になるように傾斜させたスクレーパを備え、
前記湾曲部は前記スクレーパの前端部より進行方向前方に突出する位置に設ける、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は作業機に関する。詳細には、敷設された側溝等の溝部に堆積している砂や泥を排除する作業装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
既に敷設された側溝等の溝部に堆積している土砂類を排除する作業機として、特許文献１が開示されている。特許文献１の作業機は、自走車両から連続して連結した第１アーム、第２アーム、第３アーム、第４アームを有し、第４アームの先端に羽根車及び排土用のシュートを有した掃除具を備えている。
このように構成することで、自走車両から離れた位置にある排水明渠や道路側溝等の溝部に堆積する土砂類を掻き出すとともに、掻き出した土砂類を溝外に投擲して排出するものである。この掃除具は、羽根車の進行方向の前方下部及び側方を露出したカバーが備えられている。
特許文献２には、投擲する対象物を土砂類ではなく雪とする除雪機の発明が開示されている。この文献でのオーガパドルを覆うオーガハウジングは、前方及び下方のみを露出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開昭５７―１９７５８１号公報
特開平２―３５１０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の掃除具を溝部内に位置させると、側方が露出した回転駆動する羽根車が溝内の壁面に接触することがある。羽根車の接触によって、溝部の壁面が破損することがある。また、特許文献１の掃除具に変えて、特許文献２に記載の形態の作業部（オーガパドル及びオーガハウジング）を適用させて溝内に配置する場合を考える。この場合、オーガパドルはオーガハウジングで前方以外は覆われているため、溝の壁面を回転物によって損傷させることを抑制できる。その反面、特許文献１の掃除具と比較して、オーガパドルの作業幅は溝の幅よりさらに小さく設けなければならない。すると、溝内に堆積した土砂をオーガパドルで掻き取りする際に、オーガパドルの作業幅と壁面に隙間が生じ、土砂が溝内に残ってしまう問題がある。
【０００５】
本発明は上記課題に着眼してなされたものであり、回転物の露出を抑制しつつ土砂の溝内への残留を防ぎ、溝内で適正に作業することができる作業機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この発明は、
回転することで物体を掻き取るとともに投擲可能なオーガと、
前記オーガを支持するとともに前記オーガの側部を覆う側板を有したオーガケースと、
前記側板の進行方向の幅に対する外側に設け、先端部を内側に湾曲させた湾曲部を有した前後方向に長いガイド部材と、
を備えたことを特徴とする作業機、
に係る。
【０００７】
この発明は、更に、
前記オーガケースは敷設された側溝等の溝部内に配置され、
前記ガイド部材は前記溝部の溝側部に当接可能である、
ことを特徴とする作業機、
に係る。
【０００８】
この発明は、更に、
前記側板は前記側板の前方部で前方に向かうに従って進行方向に対する幅方向の外側に向かうように傾斜させた傾斜板部を備え、
前記傾斜板部は上方から下方に向かうに従って進行方向に対する後方に向かうように傾斜した傾斜板前端部を備え、
前記ガイド部材は前記傾斜板前端部より進行方向前方に突出する位置に設ける、
ことを特徴とする作業機、
に係る。
【０００９】
この発明は、更に、
前記オーガの前方に設けるとともに前方側に対して後方側が上位になるように傾斜させたスクレーパを備え、
前記湾曲部は前記スクレーパの前端部より進行方向前方に突出する位置に設ける、
ことを特徴とする作業機、
に係る。
【発明の効果】
【００１０】
この発明は、回転物の露出を抑制しつつ土砂の溝内への残留を防ぎ、溝内で適正に作業
することができる作業機を提供する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許