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公開番号2025094753
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210489
出願日2023-12-13
発明の名称治具
出願人株式会社ブリヂストン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E03C 1/12 20060101AFI20250618BHJP(上水;下水)
要約【課題】管体から吐出した洗浄水を溢れ出し難くする治具を提供する。
【解決手段】治具60は、横引き管(横引き部52)に上向きに連結された分岐管(分岐部54)の開口端を封止可能な蓋62と、上下方向に対して傾斜した貫通孔64Bであって、蓋62の上方から下方へ管体Pを挿通可能な貫通孔64Bが形成された誘導部64Aと、を備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項１】
横引き管に上向きに連結された分岐管の開口端を封止可能な蓋と、
上下方向に対して傾斜した貫通孔であって、前記蓋の上方から下方へ管体を挿通可能な貫通孔が形成された誘導部と、
を備えた治具。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記分岐管の内側へ突出して形成された段差の上面に、前記蓋の底面が接触して前記開口端が封止される、
請求項１に記載の治具。
【請求項３】
前記貫通孔の内周壁には、前記貫通孔に挿入された前記管体を、前記横引き管と前記分岐管との境界部と干渉しない位置へ案内する規制部が設けられている、請求項１又は２に記載の治具。
【請求項４】
前記貫通孔は直線に沿う形状とされ、かつ、前記貫通孔に挿入された前記管体を、前記横引き管と前記分岐管との境界部と干渉しない位置へ案内する角度で形成されている、請求項１又は２に記載の治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、治具に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、排水管に取り付けて排水管の内部を洗浄するためのガイド部材が記載されている。このガイド部材では、すり鉢状に形成された案内部によって、ホースを傾斜した方向へ案内することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－６３５６５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に示されたような案内部を設けることで、ホースなどの管体を、配水管の内部へ挿入し易くなる。しかしながら、管体から吐出した洗浄水が清掃口から溢れ出ることを抑制するためには、ガイド部材を大きく形成する必要がある。あるいは、水圧を小さくする必要がある。このため、運搬性や作業性の観点からは、洗浄水の溢れ出しを抑制できる別の態様も求められている。
【０００５】
本開示は、上記事実を考慮し、管体から吐出した洗浄水を溢れ出し難くする治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第一態様の治具は、横引き管に上向きに連結された分岐管の開口端を封止可能な蓋と、上下方向に対して傾斜した貫通孔であって、前記蓋の上方から下方へ管体を挿通可能な貫通孔が形成された誘導部と、を備える。
【０００７】
第一態様の治具では、横引き管に上向きに連結された分岐管の開口端が、蓋によって封止される。そして、この蓋には、管体を挿通可能な貫通孔が形成されている。貫通孔は開口端を封止する蓋に形成されるため、貫通孔の断面積は、分岐管の開口端の断面積より小さい。これにより、例えば横引き管に管体を挿入して管内を洗浄する際に、治具を用いない場合と比較して、管体から吐出した洗浄水が溢れ出し難い。
【０００８】
また、この貫通孔は、上下方向に対して傾斜している。このため、管体は、上下方向に対して傾斜した角度で横引き管の内側へ誘導される。これにより、上下方向に沿って管体を挿入する場合と比較して、管体を横引き管の内側へ誘導し易い。
【０００９】
第二態様の治具は、前記分岐管の内側へ突出して形成された段差の上面に、前記蓋の底面が接触して前記開口端が封止される。
【００１０】
第二態様の治具では、分岐管の段差の上面に、蓋の底面が接触して開口端が封止される。つまり、段差に蓋を置くことで開口端が封止される。これにより、例えば分岐管に捩じ込む態様の治具によって開口端を封止する態様と比較して、治具の製作が容易である。また、横引き管の下流側と上流側とを洗浄する際に、治具を設置する方向を変えるだけで、容易に管体を差し込む向きを変えられる。
（【００１１】以降は省略されています）

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