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公開番号2025102350
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219716
出願日2023-12-26
発明の名称空気入りタイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約【課題】本発明は、グリップ性能を向上させた、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【解決手段】車両装着時最外側陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で一端が終端する、複数本の第1の幅方向溝4と、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で少なくとも一端が終端する、複数本の第2の幅方向溝5とを有し、前記第1の幅方向溝4と前記第2の幅方向溝5とは、タイヤ周方向に互いに離間させながらタイヤ周方向に交互に配列され、一の前記第1の幅方向溝4と、該一の前記第1の幅方向溝4に対してタイヤ周方向一方側に隣接する一の前記第2の幅方向溝5とが対をなし、前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝4は、タイヤ幅方向外(内)側から内(外)側に向かい、前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝5は、タイヤ幅方向外(内)側から内(外)側に向かって、タイヤ周方向他方側に延びる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド踏面に、1本以上のタイヤ周方向に延びる周方向主溝を有する、空気入りタイヤであって、
前記周方向主溝とトレッド端との間又は前記周方向主溝間に区画された、複数の陸部を有し、
車両装着時外側のタイヤ幅方向最外側の陸部である車両装着時最外側陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で一端が終端する、複数本の第1の幅方向溝と、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で少なくとも一端が終端する、複数本の第2の幅方向溝と、を有し、
前記第1の幅方向溝と前記第2の幅方向溝とは、タイヤ周方向に互いに離間させながらタイヤ周方向に交互に配列され、
一の前記第1の幅方向溝と、該一の前記第1の幅方向溝に対してタイヤ周方向一方側に隣接する一の前記第2の幅方向溝とが対をなし、
前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝は、タイヤ幅方向外側から内側に向かって、タイヤ周方向一方側に延びる第1の部分を有し、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝は、タイヤ幅方向外側から内側に向かって、タイヤ周方向他方側に延び、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝のタイヤ幅方向内側端は、前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝のタイヤ幅方向内側端よりもタイヤ幅方向外側に位置し、
一端が前記第1の幅方向溝の他端に連通する浅溝をさらに備え、
前記浅溝の溝深さは、前記第1の幅方向溝の溝深さよりも浅く、
前記浅溝の他端は、前記周方向主溝に連通することを特徴とする、空気入りタイヤ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記浅溝の溝深さは、2.5mm以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記浅溝は、タイヤ周方向に対して40~60°の傾斜角度で傾斜して延びる、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記浅溝は、前記第1の幅方向溝のタイヤ周方向一方側の端部に連通している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記第1の幅方向溝、前記第2の幅方向溝、及び前記浅溝は、前記車両装着時最外側陸部のみに設けられている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記第2の幅方向溝は、車両装着時外側のトレッド端に連通する、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
トレッド踏面に、1本以上のタイヤ周方向に延びる周方向主溝を有する、空気入りタイヤであって、
前記周方向主溝とトレッド端との間又は前記周方向主溝間に区画された、複数の陸部を有し、
車両装着時外側のタイヤ幅方向最外側の陸部である車両装着時最外側陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で一端が終端する、複数本の第1の幅方向溝と、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で少なくとも一端が終端する、複数本の第2の幅方向溝と、を有し、
前記第1の幅方向溝と前記第2の幅方向溝とは、タイヤ周方向に互いに離間させながらタイヤ周方向に交互に配列され、
一の前記第1の幅方向溝と、該一の前記第1の幅方向溝に対してタイヤ周方向一方側に隣接する一の前記第2の幅方向溝とが対をなし、
前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝は、タイヤ幅方向内側から外側に向かって、タイヤ周方向一方側に延びる第1の部分を有し、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝は、タイヤ幅方向内側から外側に向かって、タイヤ周方向他方側に延び、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝のタイヤ幅方向外側端は、前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝のタイヤ幅方向外側端よりもタイヤ幅方向外側に位置し、
一端が前記第1の幅方向溝の他端に連通する浅溝をさらに備え、
前記浅溝の溝深さは、前記第1の幅方向溝の溝深さよりも浅く、
前記浅溝の他端は、前記周方向主溝に連通することを特徴とする、空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記浅溝の溝深さは、2.5mm以下である、請求項7に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記浅溝は、タイヤ周方向に対して40~60°の傾斜角度で傾斜して延びる、請求項7又は8に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記浅溝は、前記第1の幅方向溝のタイヤ周方向一方側の端部に連通している、請求項7又は8に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、走行速度が150km/hを超えるような高速走行する空気入りタイヤにおいては、車両装着時外側のショルダー陸部に、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝を配置することにより、陸部の剛性を適度に緩和してグリップ性能の向上を図ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021/054261号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような技術では、主に同じ方向に延在する複数本の幅方向溝(71)を配列しているため、幅方向溝の延在方向からの入力に対しては剛性が高い一方で、例えば幅方向溝の延在方向に対して鉛直方向からの入力に対しては剛性が低く、陸部が変形しやすいという問題があり、グリップ性能の向上には改善の余地があった。
【0005】
本発明は、グリップ性能を向上させた、空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
(1)トレッド踏面に、1本以上のタイヤ周方向に延びる周方向主溝を有する、空気入りタイヤであって、
前記周方向主溝とトレッド端との間又は前記周方向主溝間に区画された、複数の陸部を有し、
車両装着時外側のタイヤ幅方向最外側の陸部である車両装着時最外側陸部に、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で一端が終端する、複数本の第1の幅方向溝と、タイヤ幅方向に延び、前記車両装着時最外側陸部内で少なくとも一端が終端する、複数本の第2の幅方向溝と、を有し、
前記第1の幅方向溝と前記第2の幅方向溝とは、タイヤ周方向に互いに離間させながらタイヤ周方向に交互に配列され、
一の前記第1の幅方向溝と、該一の前記第1の幅方向溝に対してタイヤ周方向一方側に隣接する一の前記第2の幅方向溝とが対をなし、
前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝は、タイヤ幅方向外側から内側に向かって、タイヤ周方向一方側に延びる第1の部分を有し、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝は、タイヤ幅方向外側から内側に向かって、タイヤ周方向他方側に延び、
前記対を構成する前記一の第2の幅方向溝のタイヤ幅方向内側端は、前記対を構成する前記一の第1の幅方向溝のタイヤ幅方向内側端よりもタイヤ幅方向外側に位置し、
一端が前記第1の幅方向溝の他端に連通する浅溝をさらに備え、
前記浅溝の溝深さは、前記第1の幅方向溝の溝深さよりも浅く、
前記浅溝の他端は、前記周方向主溝に連通することを特徴とする、空気入りタイヤ。
【0007】
ここで、「トレッド踏面」とは、空気入りタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、最大負荷荷重を負荷した状態において、路面と接することとなるトレッド外表面のタイヤ周方向全周にわたる面をいう。
また、「トレッド端」とは、上記トレッド踏面のタイヤ幅方向両最外側点をいう。
また、「周方向主溝」とは、タイヤ周方向に延びる溝であって、空気入りタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷とした、基準状態における溝幅(開口幅)が2mm以上のものをいう。
また、「第1の幅方向溝」とは、タイヤ幅方向に延びる溝であって、前記基準状態における溝幅(開口幅)がその延在長さの80%以上にわたって2mm以上のものをいい、「第2の幅方向溝」とは、タイヤ幅方向に延びる溝であって、前記基準状態における溝幅(開口幅)がその延在長さの80%以上にわたって2mm以上のものをいう。
【0008】
本明細書において、「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association,Inc.)のYEAR BOOK等に記載されているまたは将来的に記載される、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す(即ち、上記の「リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。「将来的に記載されるサイズ」の例としては、ETRTO 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができる。)が、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。また、「規定内圧」とは、上記JATMA等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)を指し、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、「規定内圧」は、タイヤを装着する車両毎に規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また、「最大負荷荷重」とは、上記最大負荷能力に対応する荷重をいう。
【0009】
(2)前記浅溝の溝深さは、2.5mm以下である、前記(1)に記載の空気入りタイヤ。
【0010】
(3)前記浅溝は、タイヤ周方向に対して40~60°の傾斜角度で傾斜して延びる、前記(1)又は(2)に記載の空気入りタイヤ。
ここで、「傾斜角度」は、浅溝が、直線状に延びていない場合は、両端を結んだ線分の傾斜角度をいうものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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