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公開番号
2025107868
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001392
出願日
2024-01-09
発明の名称
排水処理装置および排水処理システム
出願人
株式会社宮本製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E03D
1/00 20060101AFI20250714BHJP(上水;下水)
要約
【課題】マグネシウムを含む水を使用する設備から排出された水を、さらに他の用途に使用することで、水資源の有効利用を図ることができる排水処理装置等を提供する。
【解決手段】マグネシウムを含む水を使用する設備から排出された排水を貯留する貯留槽24と、貯留槽24により貯留した排水を、便器31内の排泄物を排出する排出水として利用するために送出するポンプ25と、を備える排水処理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
マグネシウムを含む水を使用する設備から排出された排水を貯留する貯留手段と、
前記貯留手段により貯留した前記排水を、便器内の排泄物を排出する排出水として利用するために送出する送出手段と、
を備える排水処理装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記排水は、マグネシウムを含む水により対象物を洗浄する洗浄装置から排出されたものである請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項3】
前記対象物は、衣類であり、前記洗浄装置は、当該衣類を洗濯する装置である請求項2に記載の排水処理装置。
【請求項4】
衣類の洗浄の際に使用した水と衣類のすすぎの際に使用した水とをさらに分別する切換手段をさらに備え、
前記貯留手段は、衣類の洗浄の際に使用した水を分別して貯留する請求項3に記載の排水処理装置。
【請求項5】
衣類の洗浄の際に使用した水をろ過するろ過手段をさらに備える請求項4に記載の排水処理装置。
【請求項6】
前記排水は、マグネシウムを含む水を利用する浴槽から排出されたものである請求項1に記載の排水処理装置。
【請求項7】
前記排水は、界面活性剤を含まない請求項1乃至6の何れか1項に記載の排水処理装置。
【請求項8】
マグネシウムを使用する設備と、便器を備える設備とを備える排水処理システムにおいて、
前記マグネシウムを使用する設備から排出された排水を貯留する貯留手段と、
前記貯留手段により貯留した前記排水を、前記便器に対し、当該便器内の排泄物を排出する排出水として送出する送出手段と、
を備える排水処理システム。
【請求項9】
前記排水は、マグネシウムを使用する設備から選択的に分別することで得られるものである請求項8に記載の排水処理システム。
【請求項10】
前記排水に対し、料金を算出する算出手段をさらに備える請求項8に記載の排水処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水処理装置、排水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水酸化マグネシウムが溶出した水を、例えば、洗濯水として利用したり、植物栽培用の肥料として利用することが行われている。
【0003】
特許文献1には、業務用洗濯機で使用された水のうち、前すすぎ工程で使用された水を処理するために溜める処理槽を設ける洗濯機の再利用装置が記載されている。これには、以下の機構が設けられる。即ち、処理槽には溜められた水を電気分解するためのアルミ電極ユニットを設ける。マイクロバブル吐出口を設け、マイクロバブルを発生させて不純物の凝集、沈殿を促進する。処理槽で処理された後の水を溜めるための貯水槽を設ける。貯水槽には溜められた水を脱色、脱臭するためのオゾン吐出口を設ける。そして、貯水槽に溜められた水は、ポンプで汲み出し、返送管を通って業務用洗濯機へ与える。返送管には、水を除菌するための電解次亜発生器を設ける。
【0004】
特許文献2には、家庭用排水再利用システムが記載されている。この家庭用排水再利用システムは、支持板が外嵌されている液圧シリンダーと、液圧シリンダーのピストンロッドに接続され、両端にそれぞれ貫通孔が設けられている第1接続板と、一端が支持板に垂直に設けられ、第1接続板の貫通孔のそれぞれに挿通するガイドバーと、ガイドバーの他端に固定して接続されている第2接続板と、それぞれ第1接続板と第2接続板にヒンジ接続されている2対のパンタアームと、底部が2対のパンタアームの第1支持アームの他端および第2支持アームの他端にヒンジ接続されている支持台と、底部に入水口と出水口が離間して設けられている貯水部と、一端が水管を介して貯水箱の出水口に接続され、他端が水管を介して便器タンクに接続されているポンプと、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-328762号公報
特開2019-27201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、洗濯装置などのマグネシウムを含む水を使用する設備から排出された水は、衣料等を洗濯した後も洗浄力を有することがある。そして、水資源の有効利用の観点からは、そのまま下水等に排出するよりも、さらに他の用途に利用するようにすることが望ましい。
本発明は、マグネシウムを含む水を使用する設備から排出された水を、さらに他の用途に使用することで、水資源の有効利用を図ることができる排水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かくして本発明によれば、マグネシウムを含む水を使用する設備から排出された排水を貯留する貯留手段と、貯留手段により貯留した排水を、便器内の排泄物を排出する排出水として利用するために送出する送出手段と、を備える排水処理装置が提供される。
【0008】
ここで、排水は、マグネシウムを含む水により対象物を洗浄する洗浄装置から排出されたものであるとすることができる。
また、対象物は、衣類であり、洗浄装置は、衣類を洗濯する装置であるようにすることができる。
さらに、衣類の洗浄の際に使用した水と衣類のすすぎの際に使用した水とをさらに分別する切換手段をさらに備え、貯留手段は、衣類の洗浄の際に使用した水を分別して貯留することができる。
またさらに、衣類の洗浄の際に使用した水をろ過するろ過手段をさらに備えることができる。
そして、排水は、マグネシウムを含む水を利用する浴槽から排出されたものとすることができる。
また、排水は、界面活性剤を含まないようにすることができる。
【0009】
また、本発明によれば、マグネシウムを使用する設備と、便器を備える設備とを備える排水処理システムにおいて、マグネシウムを使用する設備から排出された排水を貯留する貯留手段と、貯留手段により貯留した排水を、便器に対し、便器内の排泄物を排出する排出水として送出する送出手段と、を備える排水処理システムが提供される。
【0010】
ここで、排水は、マグネシウムを使用する設備から選択的に分別することで得られるものとすることができる。
また、排水に対し、料金を算出する算出手段をさらに備えるようにすることができる。
さらに、算出手段は、排水の量および排水に含まれるマグネシウムの濃度を基に料金を算出するようにすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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