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公開番号
2025097730
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214084
出願日
2023-12-19
発明の名称
管継手カバー、排水集合管、および配管構造
出願人
株式会社クボタケミックス
代理人
安田岡本弁理士法人
主分類
E03C
1/12 20060101AFI20250624BHJP(上水;下水)
要約
【課題】施工性に優れた管継手カバー、排水集合管、および配管構造を提供する。
【解決手段】建物の床スラブの貫通孔に施工される排水集合管の上部管を覆う管継手カバーであって、前記上部管の外周部の略全周に亘って巻き付け可能な左右長さのシート状に形成され、前記外周部の径方向0時方向、3時方向、および6時方向の少なくとも一方に設けられた枝管接続部を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部は、左右長さ方向一方の第1端部に設けられる第1開口部と、左右長さ方向他方の第2端部に設けられる第2開口部と、を含み、前記上部管に巻き付けたとき、前記第1開口部および前記第2開口部は、共通の前記枝管接続部を挿通させる一つの枝管挿通孔を形成し、前記第1端部および前記第2端部は、前記上部管の管芯から見て前記枝管接続部と同一の径方向位置にて連結可能に構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の床スラブの貫通孔に施工される排水集合管の上部管を覆う管継手カバーであって、
前記上部管の外周部の略全周に亘って巻き付け可能な左右長さのシート状に形成され、
前記外周部の径方向0時方向、3時方向、および6時方向の少なくとも一方に設けられた枝管接続部を外部に露出させる開口部を備え、
前記開口部は、左右長さ方向一方の第1端部に設けられる第1開口部と、左右長さ方向他方の第2端部に設けられる第2開口部と、を含み、
前記上部管に巻き付けたとき、前記第1開口部および前記第2開口部は、共通の前記枝管接続部を挿通させる一つの枝管挿通孔を形成し、前記第1端部および前記第2端部は、前記上部管の管芯から見て前記枝管接続部と同一の径方向位置にて連結可能に構成されている管継手カバー。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記外周部に巻き付けたときに前記第1端部および前記第2端部同士を前記外周部の径方向に重ね合わせて連結する連結部を備え、
前記第2開口部は、前記第2端部の側端縁に切欠形成され、
前記外周部に巻き付けたとき、前記第2開口部は、前記第1開口部に対して前記外周部の径方向から重なることによって前記枝管挿通孔を形成している請求項1に記載の管継手カバー。
【請求項3】
前記連結部は、前記外周部に巻き付けたときの前記第1端部および前記第2端部同士の重なり部における前記枝管挿通孔を挟んで上下幅方向両側に設けられている請求項2に記載の管継手カバー。
【請求項4】
前記外周部に巻き付けたときに前記第1端部および前記第2端部の各側端縁同士を前記外周部の周方向に突き合わせて接合する接合部を備え、
前記第1開口部は、前記第1端部の側端縁に切欠形成され、
前記第2開口部は、前記第2端部の側端縁に切欠形成され、
前記外周部に巻き付けたとき、前記第1開口部および前記第2開口部は、前記外周部の周方向に並んで配置されることによって前記枝管挿通孔を形成している請求項1に記載の管継手カバー。
【請求項5】
建物の床スラブの貫通孔に施工される排水集合管であって、
前記貫通孔から前記床スラブの上方に延出する上部管と、
前記上部管の下部から前記貫通孔内に延出する下部管と、
前記上部管の外周部から径方向0時方向、3時方向、および6時方向の少なくとも一方に延出する枝管接続部と、
前記上部管の外周部に巻き付けて装着され、当該上部管を覆うシート状の上部管カバーと、
前記下部管の外周部に巻き付けて装着され、当該下部管を覆うシート状の下部管カバーと、を備え、
前記上部管カバーは、周方向の終端部となる第1端部および第2端部にそれぞれ、共通の前記枝管接続部を外部に露出させる開口部が設けられ、前記第1端部および前記第2端部は、前記上部管の管芯から見て前記枝管接続部と同一の径方向位置にて連結されている排水集合管。
【請求項6】
前記上部管カバーは、前記開口部の中心を前記枝管接続部の中心に位置合わせした標準取付位置において、下端縁が前記下部管カバーの上端縁に突き合わせの状態で配されている請求項5に記載の排水集合管。
【請求項7】
前記上部管カバーは、前記開口部の中心を前記枝管接続部の中心に位置合わせした標準取付位置において、下端縁が前記枝管接続部の最下部と同一の上下高さ位置に配されている請求項5に記載の排水集合管。
【請求項8】
前記下部管カバーは、上端縁が前記枝管接続部の最下部と同一の上下高さ位置に配されている請求項6または7に記載の排水集合管。
【請求項9】
建物の床スラブの貫通孔に施工される排水集合管の配管構造であって、
前記排水集合管は、
立て管を接続する上部管および下部管と、
横枝管を接続する単数または複数の枝管接続部と、
前記上部管の外周部に巻き付けて装着され、当該上部管を覆うシート状の上部管カバーと、
前記下部管の外周部に巻き付けて装着され、当該下部管を覆うシート状の下部管カバーと、を備え、
前記上部管は、前記貫通孔から前記床スラブの上方に延出され、
前記下部管は、前記上部管の下部から前記貫通孔内に延出され、
前記枝管接続部は、前記床スラブの上方における前記上部管の外周部から径方向0時方向、3時方向、および6時方向の少なくとも一方に延出され、
前記上部管カバーは、周方向の終端部となる第1端部および第2端部にそれぞれ、共通の前記枝管接続部を外部に露出させる開口部が設けられ、前記第1端部および前記第2端部は、前記上部管の管芯から見て前記枝管接続部と同一の径方向位置にて連結されている配管構造。
【請求項10】
前記排水集合管が前記床スラブに対して所定の上下高さ位置に施工され、且つ前記開口部の中心が前記枝管接続部の中心に位置合わせされた状態において、前記上部管カバーは、下端縁が前記床スラブの上面と同一の上下高さ位置に配されている請求項9に記載の配管構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅等の建物の排水管路に施工される管継手カバー、排水集合管、並びにその排水集合管の配管構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
集合住宅やオフィスビル等の排水管路において、遮音や保温を目的として、排水集合管などの管継手にカバーを被せる工法が知られている。特許文献1に開示された管継手カバー(本管カバー)は、排水集合管の本管部の外周面の全周に亘って巻き付け可能な矩形帯状に形成されており、排水集合管の枝管部を挿通可能な単数または複数の開口部と、本管部に巻き付けたときに側端部同士を連結固定させる面ファスナーと、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-027577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記管継手カバーは、一方の側端部の外側面および他方の側端部の内側面にそれぞれ、面ファスナーのループ面およびフック面が設けられている。開口部は、それらループ面とフック面との間に設けられている。従って、上記管継手カバーは、排水集合管に装着する際、開口部に枝管部を挿通させた状態で、本管部の外周面における枝管部が設けられていない箇所(枝管非形成部)で面ファスナーを接合させる。
【0005】
しかしながら一般に、この種の排水集合管は、本管部の枝管非形成部が壁に面して施工される。そのため、本管部に上記管継手カバーを装着する際には、枝管非形成部と壁との間の狭い空間で面ファスナーを接合する必要があり、作業に手間がかかった。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、施工性に優れた管継手カバー、排水集合管、および配管構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
【0008】
本発明の一態様に係る管継手カバーは、建物の床スラブの貫通孔に施工される排水集合管の上部管を覆う管継手カバーであって、前記上部管の外周部の略全周に亘って巻き付け可能な左右長さのシート状に形成され、前記外周部の径方向0時方向、3時方向、および6時方向の少なくとも一方に設けられた枝管接続部を外部に露出させる開口部を備え、前記開口部は、左右長さ方向一方の第1端部に設けられる第1開口部と、左右長さ方向他方の第2端部に設けられる第2開口部と、を含み、前記上部管に巻き付けたとき、前記第1開口部および前記第2開口部は、共通の前記枝管接続部を挿通させる一つの枝管挿通孔を形成し、前記第1端部および前記第2端部は、前記上部管の管芯から見て前記枝管接続部と同一の径方向位置にて連結可能に構成されている。
【0009】
前記外周部に巻き付けたときに前記第1端部および前記第2端部同士を前記外周部の径方向に重ね合わせて連結する連結部を備え、前記第2開口部は、前記第2端部の側端縁に切欠形成され、前記外周部に巻き付けたとき、前記第2開口部は、前記第1開口部に対して前記外周部の径方向から重なることによって前記枝管挿通孔を形成してもよい。
【0010】
前記連結部は、前記外周部に巻き付けたときの前記第1端部および前記第2端部同士の重なり部における前記枝管挿通孔を挟んで上下幅方向両側に設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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