TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025096537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025065729,2021125866
出願日2025-04-11,2021-07-30
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E03D 11/13 20060101AFI20250619BHJP(上水;下水)
要約【課題】給水又は給電を可能にする供給源と機能部とを接続する可撓性の細長部材における取り回し性と防火性を向上させることができると共に、水洗大便器全体の意匠性を向上させることができる水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明の水洗大便器1は、陶器製の便器本体4と、機能部6と、この機能部に給水又は給電を可能にする供給源26と、この供給源と機能部とを接続する可撓性の細長部材54と、を有し、便器本体は、さらに、機能部の少なくとも一部を収納可能にする後方機能収納部V0を備えており、この後方機能収納部は、上側収納領域V1と、下側領域V2と、下側連通領域V3と、を備えており、可撓性の細長部材は、その上方接続端部54bから下方接続端部54aに向かって延びることにより、上側収納領域から下側連通領域内へ挿入され、その後、下側領域内を経由することなく下側連通領域内から便器本体の外部へ延出されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、
汚物を受けるボウル部と、上記ボウル部の下方に接続される入口部及び上記ボウル部内の汚物を排出する出口部を含む排水トラップ部と、上記ボウル部及び上記排水トラップ部の外側に形成されるスカート部と、を備えた陶器製の便器本体と、
この便器本体のボウル部よりも後方側に設けられて上記ボウル部への洗浄水の吐止水を制御する機能を少なくとも備えた機能部と、
上記機能部よりも下方且つ上記便器本体の外部に設けられて少なくとも上記機能部に給水又は給電を可能にする供給源と、
上記供給源と上記機能部とを接続する可撓性の細長部材と、を有し、
上記陶器製の便器本体は、さらに、上記機能部の少なくとも一部を収納可能にする後方機能収納部を備えており、
上記後方機能収納部は、上記便器本体の上記ボウル部よりも後方側の領域を上下の領域に区画すると共に上記機能部を支持する支持壁部と、この支持壁部よりも上側の領域に形成されて上記機能部の少なくとも一部が収納される上側収納領域と、この上側収納領域に対して隔離するように上記支持壁部よりも下側の領域に形成されて上記排水トラップ部の出口部が配置される下側領域と、この下側領域に対して隣接し且つ隔離するように形成された下側連通領域と、を備えており、この下側連通領域は、上記下側領域内と連通することなく、上記上側収納領域と上記便器本体の外部とを連通可能にしており、
上記可撓性の細長部材は、上記機能部に接続された上方接続端部と、上記供給源に接続された下方接続端部と、を備えており、かつ、上記上方接続端部から上記下方接続端部に向かって延びることにより、上記上側収納領域から上記下側連通領域内へ挿入され、その後、上記下側領域内を経由することなく上記下側連通領域内から上記便器本体の外部へ延出された後、上記下方接続端部が上記供給源に接続されていることを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記スカート部は、その背面及び側面をそれぞれ形成する後壁部及び側壁部をそれぞれ備えており、このスカート部の側壁部又は後壁部の少なくとも一部は、上記スカート部の外面を形成する外側壁部と、この外側壁部に対して内側に設けられた内側壁部と、を備えた二重壁部を形成し、この二重壁部の少なくとも一部は、上記外側壁部と上記内側壁部との間に上記後方機能収納部の上記下側連通領域に二重壁室を形成し、
上記二重壁室を形成する上記二重壁部の内側壁部には、上記上側収納領域内と上記二重壁室内とを連通可能に貫く内側連通穴が形成され、上記二重壁室を形成する上記二重壁部の外側壁部には、上記二重壁室内と上記便器本体の外部とを連通可能に貫く外側連通穴が形成されており、
上記可撓性の細長部材は、上記上側収納領域の上記上方接続端部から上記下方接続端部に向かって延びることにより、上記上側収納領域から上記二重壁部の上記内側連通穴を経て上記二重壁室内へ挿入され、その後、上記下側領域内を経由することなく上記二重壁室内から上記二重壁部の上記外側連通穴を経て上記便器本体の外部へ延出された後、上記下方接続端部が上記供給源に接続されている請求項1記載の水洗大便器。
【請求項3】
上記二重壁室を形成する上記二重壁部における上記内側壁部は、ほぼ水平な壁面を形成する水平壁部を備えており、上記内側連通穴は、上記水平壁部のほぼ水平な壁面を貫くように形成され、
上記二重壁室を形成する上記二重壁部における上記外側壁部は、上下方向に延びる縦壁面を形成する縦壁部を備えており、上記外側連通穴は、上記縦壁部の縦壁面を貫くように形成されている請求項2記載の水洗大便器。
【請求項4】
上記内側連通穴の中心軸線は、上記水平壁部の前後方向の中心よりも後方に位置決めされ、上記外側連通穴は、上記スカート部の後壁部における上記二重壁部の外側壁部に形成されている請求項3記載の水洗大便器。
【請求項5】
上記二重壁室は、上記上側収納領域の下方に形成され、上記細長部材は、上記上側収納領域内から上記内側連通穴を経て上記二重壁室内に挿通される請求項2乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
【請求項6】
上記細長部材は、上記上方接続端部が上記機能部の前方又は側方に接続され、一旦前方斜め下方側又は側方斜め下方側に延びた後、後方斜め下方側の上記内側連通穴に向かって差し向けられ、上記下側領域内を経由することなく上記内側連通穴から上記二重壁室内を経て上記外側連通穴へ挿通され、上記便器本体の外部へと誘導されている請求項2乃至5のいずれか記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水洗大便器に係り、特に、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器に関する。
続きを表示(約 6,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器として、例えば、特許文献1-3に記載されているように、陶器製の便器本体のボウル部及び排水トラップ部のそれぞれの側面よりも外側に形成されたスカート部が便器本体の全周に亘って形成されている、いわゆる、「フルスカート型」又は「総袴型」と呼ばれる水洗大便器が知られている。
このような従来の「フルスカート型」又は「総袴型」の水洗大便器においては、便器本体のボウル部への洗浄水の吐止水を制御する機能を含む機能部が設けられており、この機能部は、便器本体のボウル部よりも後方側の収納領域に収納されている。
【0003】
つぎに、上述した特許文献1に記載されている従来の水洗大便器においては、便器本体の後方側の領域内の機能部に一端が接続されている給水ホースが、便器本体の後壁部の開口から下方に挿通されており、給水ホースの他端が、床面に設けられた止水栓に接続されている。
また、上述した特許文献2に記載されている従来の水洗大便器においては、便器本体のボウル部よりも後方側の領域を上下に区画する支持壁部に上下方向に貫通する貫通孔が設けられている。支持壁部により上下に区画された上側領域及び下側領域のそれぞれに収納された部品が貫通孔を介して連結されるようになっている。
さらに、上述した特許文献3に記載されている従来の水洗大便器においては、洗浄水を供給する給水ホース又は給電用の配線が挿通された配線ホース等として機能するさや管を備えている。このさや管は、その一端部が便器本体の後方側の領域内の機能部に接続されており、便器本体の側壁部に設けられた二重壁部内の空間に挿通され、その後、排水トラップ部の出口部が配置された便器本体の下側空間から便器本体の外部に延出されるようになっている。そして、さや管の他端部については、さや管が給水ホースとして機能する場合には、便器本体の下方空間を経て外部の止水栓に接続され、さや管が配線ホースとして機能する場合には、便器本体の下方空間内を経て外部の電源等に接続されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-267026号公報
特開2014-114632号公報
特開2017-89282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、近年、水洗大便器のデザインの多様化や水洗大便器の外観等の意匠性の向上に伴って、便器本体のボウル部よりも後方側の領域について、機能部を収納する収納領域としていかに有効活用しつつ、便器本体全体の外形寸法を小型化(スリム化)を実現するかが要請されている課題となっている。
また、例えば、従来の水洗大便器においては、機能部に接続される給水ホースや配線ホースとして可撓性の細長部材が採用されているが、このような可撓性の細長部材は、耐久性等の観点から比較的硬質で弾性に富んだ材質が採用されている。このため、可撓性の細長部材を便器本体の機能部の狭い収納領域内に設置する際には、可撓性の細長部材に対して屈曲させて急激な曲げ変形等を施すと、キンクも生じやすく、機能部の収納領域内における可撓性の細長部材の取り回しが難しいという問題がある。
【0006】
さらに、従来の水洗大便器においては、機能部が便器本体の後方側の収納領域内において比較的上方側に配置されているが、機能部への予期せぬ汚物等の侵入を防ぐと共に、水洗大便器の美観等の意匠性の観点からも、いかに便器本体の外観から機能部を見え難くするように、機能部は可能な限り便器本体の収納領域内に収納するかが課題となっている。
また、機能部に接続される給水ホースや配線ホースについては、機能部との接続部が便器本体の収納領域内の比較的上方側に配置されている一方、給水ホースの上流側や配線ホースの電源側は、便器本体の下方の外部等に設けられた給水又は電力の供給源(止水栓又は電源等)に接続されている。
これらにより、水洗大便器の美観等の意匠性を低下させないという観点から言えば、給水ホースや配線ホースの途中の経路について、限られた便器本体の収納領域にいかに隠蔽するかが課題となっている。
さらに、給水ホースや配線ホースの供給源側については、いかに便器本体の下方の挿通穴等から外部の供給源に延出させるかが課題となっており、便器本体の下方の挿通穴の大きさについても、内部の機能部が見えないようにいかに小さくするかが課題となっている。
また、機能部や細長部材の防火性の観点から言えば、例えば、便器本体の後方の壁裏側又は便器本体の下方の床下側からの出火等を考慮した場合、機能部を収納する収納領域と、この収納領域の下方領域(特に、排水トラップ部の出口部が配置され、壁裏側又は床下側から延びる排水管側から可燃しやすい領域等)とをいかに隔離するかが課題となっている。
【0007】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点や要請されている課題を解決するためになされたものであり、給水又は給電を可能にする供給源と機能部とを接続する可撓性の細長部材における取り回し性と防火性を向上させることができると共に、水洗大便器全体の意匠性を向上させることができる水洗大便器を提供すること目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明は、洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、汚物を受けるボウル部と、上記ボウル部の下方に接続される入口部及び上記ボウル部内の汚物を排出する出口部を含む排水トラップ部と、上記ボウル部及び上記排水トラップ部の外側に形成されるスカート部と、を備えた陶器製の便器本体と、この便器本体のボウル部よりも後方側に設けられて上記ボウル部への洗浄水の吐止水を制御する機能を少なくとも備えた機能部と、上記機能部よりも下方且つ上記便器本体の外部に設けられて少なくとも上記機能部に給水又は給電を可能にする供給源と、上記供給源と上記機能部とを接続する可撓性の細長部材と、を有し、上記陶器製の便器本体は、さらに、上記機能部の少なくとも一部を収納可能にする後方機能収納部を備えており、上記後方機能収納部は、上記便器本体の上記ボウル部よりも後方側の領域を上下の領域に区画すると共に上記機能部を支持する支持壁部と、この支持壁部よりも上側の領域に形成されて上記機能部の少なくとも一部が収納される上側収納領域と、この上側収納領域に対して隔離するように上記支持壁部よりも下側の領域に形成されて上記排水トラップ部の出口部が配置される下側領域と、この下側領域に対して隣接し且つ隔離するように形成された下側連通領域と、を備えており、この下側連通領域は、上記下側領域内と連通することなく、上記上側収納領域と上記便器本体の外部とを連通可能にしており、上記可撓性の細長部材は、上記機能部に接続された上方接続端部と、上記供給源に接続された下方接続端部と、を備えており、かつ、上記上方接続端部から上記下方接続端部に向かって延びることにより、上記上側収納領域から上記下側連通領域内へ挿入され、その後、上記下側領域内を経由することなく上記下側連通領域内から上記便器本体の外部へ延出された後、上記下方接続端部が上記供給源に接続されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、可撓性の細長部材が後方機能収納部の上側収納領域の機能部に接続される上方接続端部から下方接続端部に向かって延びているが、この可撓性の細長部材について、後方機能収納部の上側収納領域から下側領域内を経由させずに、かつ、屈曲させたり、急激に曲げたりすることなく下側連通領域内に挿入することができる。
その後、この下側連通領域内に挿入された細長部材について、後方機能収納部の下側領域内を経由することなく下側連通領域から便器本体の外部へスムーズに延出させることができ、細長部材の下方接続端部を供給源に接続することができる。
これらにより、機能部と供給源とを接続する可撓性の細長部材について、その経路の途中部分の大半を後方機能収納部の上側収納領域内や下側連通領域内に隠蔽することができるため、水洗大便器の外観等の意匠性を向上させることができる。
また、可撓性の細長部材を上側収納領域から下側領域内を経由させずに下側連通領域内を挿通させることにより、機能部と供給源との間の細長部材の途中経路の変形負荷を抑制しながら、便器本体の後方機能収納部の制限されたスペース内における細長部材の取り回し性を向上させることができる。よって、可撓性の細長部材に対して、例えば、キンク等による永久変形や損傷が生じることも抑制することができる。
さらに、可撓性の細長部材の取り回し性の向上により、便器本体の後方機能収納部を小型化することもできるため、水洗大便器全体についても、小型化しつつ意匠性を向上させることができる。
また、防火性の観点から言えば、例えば、万一、便器本体の後方の壁裏側又は便器本体の下方の床下側の周辺部で出火等が生じた際に、壁裏側又は床下側から便器本体の後方機能収納部の下側領域内における可燃スペースや排水トラップ部の出口部の下流側等に火が及んだとしても、上側収納領域及び下側連通領域のそれぞれが下側領域に対して隔離されている。
これにより、下側領域内の火が上側収納領域の機能部や下側連通領域内の細長部材に及ぶリスクを抑制することができ、機能部や細長部材の防火性を確保することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、上記スカート部は、その背面及び側面をそれぞれ形成する後壁部及び側壁部をそれぞれ備えており、このスカート部の側壁部又は後壁部の少なくとも一部は、上記スカート部の外面を形成する外側壁部と、この外側壁部に対して内側に設けられた内側壁部と、を備えた二重壁部を形成し、この二重壁部の少なくとも一部は、上記外側壁部と上記内側壁部との間に上記後方機能収納部の上記下側連通領域に二重壁室を形成し、上記二重壁室を形成する上記二重壁部の内側壁部には、上記上側収納領域内と上記二重壁室内とを連通可能に貫く内側連通穴が形成され、上記二重壁室を形成する上記二重壁部の外側壁部には、上記二重壁室内と上記便器本体の外部とを連通可能に貫く外側連通穴が形成されており、上記可撓性の細長部材は、上記上側収納領域の上記上方接続端部から上記下方接続端部に向かって延びることにより、上記上側収納領域から上記二重壁部の上記内側連通穴を経て上記二重壁室内へ挿入され、その後、上記下側領域内を経由することなく上記二重壁室内から上記二重壁部の上記外側連通穴を経て上記便器本体の外部へ延出された後、上記下方接続端部が上記供給源に接続されている。
このように構成された本発明においては、可撓性の細長部材が後方機能収納部の上側収納領域の機能部に接続される上方接続端部から下方接続端部に向かって延びているが、この可撓性の細長部材について、後方機能収納部の上側収納領域から屈曲させたり、急激に曲げたりすることなく、二重壁部の内側連通穴を経て二重壁室内へ挿入することができる。
その後、この細長部材について、後方機能収納部の下側領域内を経由することなく二重壁室内から二重壁部の外側連通穴を経て便器本体の外部へスムーズに延出させることができ、細長部材の下方接続端部を供給源に接続することができる。
これらにより、機能部と供給源とを接続する可撓性の細長部材について、その経路の途中部分の大半を後方機能収納部の上側収納領域内や二重壁室内に隠蔽することができるため、水洗大便器の外観等の意匠性を向上させることができる。
また、可撓性の細長部材を上側収納領域から下側領域(二重壁室)内を経由させずに二重壁室内を挿通させることにより、機能部と供給源との間の細長部材の途中経路の変形負荷を抑制しながら、便器本体の後方機能収納部の制限されたスペース内における細長部材の取り回し性を向上させることができる。よって、可撓性の細長部材に対して、例えば、キンク等による永久変形や損傷が生じることも抑制することができる。
さらに、防火性の観点から言えば、例えば、万一、便器本体の後方の壁裏側又は便器本体の下方の床下側の周辺部で出火等が生じた際に、壁裏側又は床下側から便器本体の後方機能収納部の下側領域内における可燃スペースや排水トラップ部の出口部の下流側等に火が及んだとしても、上側収納領域及び下側連通領域(二重壁室)のそれぞれが下側領域に対して隔離されている。
これにより、下側領域内の火が上側収納領域の機能部や二重壁室内の細長部材に及ぶリスクを抑制することができ、上側収納領域の機能部や二重壁室内の細長部材の防火性を確保することができる。
さらに、便器本体の外部からの異物が外側連通穴を経て下側連通領域(二重壁室)に入り込んだとしても、下側連通領域(二重壁室)と上側収納領域とが内側連通穴以外の箇所で区画されているため、便器本体の外部からの異物が外側連通穴から上側収納領域の機能部まで到達することを抑制することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、上記二重壁室を形成する上記二重壁部における上記内側壁部は、ほぼ水平な壁面を形成する水平壁部を備えており、上記内側連通穴は、上記水平壁部のほぼ水平な壁面を貫くように形成され、上記二重壁室を形成する上記二重壁部における上記外側壁部は、上下方向に延びる縦壁面を形成する縦壁部を備えており、上記外側連通穴は、上記縦壁部の縦壁面を貫くように形成されている。
このように構成された本発明においては、上側収納領域内と二重壁室内とを連通可能に貫く内側壁部の内側連通穴について、二重壁部における内側壁部の水平壁部のほぼ水平な壁面を貫くように形成すると共に、二重壁室内と便器本体の外部とを連通可能に貫く外側壁部の外側連通穴について、二重壁部における外側壁部の縦壁部の縦壁面を貫くように形成することができた。
これらにより、細長部材を上側収納領域内から内側連通穴に挿通させ、二重壁室内より外側連通穴から便器本体の外部に延出させる際に、細長部材を大きく曲げる必要がなく、スムーズに挿通させることができる。
したがって、可撓性の細長部材に対して、例えば、キンク等による永久変形や損傷が生じることを効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TOTO株式会社
トイレシステム
10日前
TOTO株式会社
トイレ装置及びトイレ装置の制御方法
2日前
TOTO株式会社
水洗大便器
2日前
個人
蛇口
11日前
ヒロテツ工業株式会社
溝カバー
17日前
TOTO株式会社
便座装置
2か月前
TOTO株式会社
便座装置
2か月前
個人
夜露から水を創る用具と装置
1か月前
株式会社LIXIL
吐水装置
1か月前
丸一株式会社
排水栓装置
2か月前
株式会社大林組
雨水桝蓋
11日前
株式会社タカギ
水栓装置
2か月前
日興株式会社
凍結防止装置
1か月前
株式会社 林物産発明研究所
土木構造体
19日前
センクシア株式会社
雨水貯留部材
1か月前
三興建設株式会社
排泄物処理装置
1か月前
昭和梱包資材株式会社
円筒状透水材
1か月前
積水ハウス株式会社
排水装置
2か月前
有限会社彩孔技研
接続継手および工法
1か月前
株式会社大林組
雨水流出抑制構造
2か月前
株式会社LIXIL
排水装置および浴室
2か月前
丸一株式会社
排水装置及び封水形成部材
5日前
TOTO株式会社
トイレ装置
2か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
2か月前
株式会社KVK
水栓カバー及び水栓
2か月前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
2か月前
株式会社KVK
水栓カバー及び水栓
2か月前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
2か月前
TOTO株式会社
衛生洗浄装置
2か月前
TOTO株式会社
トイレシステム
22日前
光海陸産業株式会社
排水桝用蓋構造体
2か月前
個人
搬送路遮断装置
24日前
リンナイ株式会社
排水栓開閉装置
29日前
株式会社光明製作所
水道メータユニット
2日前
株式会社LIXIL
便器装置
2か月前
株式会社LIXIL
便器装置
2か月前
続きを見る