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公開番号2025115536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010042
出願日2024-01-26
発明の名称パッキン
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16J 15/10 20060101AFI20250731BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】装着されたときに「ねじれ」が発生するリスクを抑制することができるパッキンを提供する。
【解決手段】本発明は、第1の部材(8)と第2の部材(2)の間に挟まれて使用されるパッキン(10)であって、第1の部材の円筒部(8b)を取り囲むように配置される環状の基部(10a)と、この基部の一方の面から第1の部材に向けて突出する複数の第1環状壁部(10b)と、基部の他方の面から第2の部材に向けて突出する複数の第2環状壁部(10c)と、を有し、複数の第1環状壁部及び複数の第2環状壁部は、第1の部材と第2の部材の間に挟まれたとき、夫々内側に向けて倒れるように弾性変形され、基部の内周縁には、第1の部材の円筒部の周囲に配置され、円筒部の外周面と接触したとき弾性変形されやすい低弾性部(12)が、全体的に設けられていることを特徴としている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の部材の円筒部の周囲に装着され、第1の部材と第2の部材の間に挟まれて使用されるパッキンであって、
上記第1の部材の円筒部を取り囲むように配置される環状の基部と、
この基部の一方の面から上記第1の部材に向けて突出する環状の壁部であって、上記第1の部材と当接する複数の第1環状壁部と、
上記基部の他方の面から上記第2の部材に向けて突出する環状の壁部であって、上記第2の部材と当接する複数の第2環状壁部と、を有し、
上記複数の第1環状壁部及び上記複数の第2環状壁部は、上記第1の部材と上記第2の部材の間に挟まれたとき、夫々内側に向けて倒れるように弾性変形され、
上記基部の内周縁には、上記第1の部材の円筒部の周囲に配置され、上記円筒部の外周面と接触したとき弾性変形されやすい低弾性部が、全体的に設けられていることを特徴とするパッキン。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
上記低弾性部は、上記基部の内周から、半径方向内方に向けて突出する多数の突出部から構成され、上記多数の突出部が、上記第1の部材の円筒部の外周面と接触する請求項1記載のパッキン。
【請求項3】
上記低弾性部の上記突出部は、上記基部の内周に、多数の切欠部を並べて形成することにより、上記各切欠部の間に形成される請求項2記載のパッキン。
【請求項4】
上記低弾性部は、上記基部の内周に、上記基部よりも薄く形成した部分を設けることにより形成される請求項1記載のパッキン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パッキンに関し、特に、第1の部材の円筒部の周囲に装着され、第1の部材と第2の部材の間に挟まれて使用されるパッキンに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-56495号公報(特許文献1)には、ガスケットが記載されている。このガスケットにおいては、内方に向けて突出する係止部をガスケットの四隅のみに設け、各隅の間の直線部においてはガスケットの内周が内壁部に引っ掛からないようにしている。このため、ガスケットの直線部分においてひずみが生じ難くなり、漏水のリスクが低減される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-56495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のガスケット(パッキン)のように、内方に向けて突出する係止部を部分的に設けただけでは、ガスケットの取り付け位置が適正位置からずれてしまい、漏水が発生するリスクがある。一方、パッキンの内周全体が内壁部に接触するように構成すると、装着時にパッキン全体を均等に伸長させることができず、パッキンがねじれて、十分な水密性を確保できなくなる虞がある。
【0005】
従って、本発明は、確実に2つの部材の間の適所に配置することを可能にしながら、装着されたときに「ねじれ」が発生するリスクを抑制することができるパッキンを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、第1の部材の円筒部の周囲に装着され、第1の部材と第2の部材の間に挟まれて使用されるパッキンであって、第1の部材の円筒部を取り囲むように配置される環状の基部と、この基部の一方の面から第1の部材に向けて突出する環状の壁部であって、第1の部材と当接する複数の第1環状壁部と、基部の他方の面から第2の部材に向けて突出する環状の壁部であって、第2の部材と当接する複数の第2環状壁部と、を有し、複数の第1環状壁部及び複数の第2環状壁部は、第1の部材と第2の部材の間に挟まれたとき、夫々内側に向けて倒れるように弾性変形され、基部の内周縁には、第1の部材の円筒部の周囲に配置され、円筒部の外周面と接触したとき弾性変形されやすい低弾性部が、全体的に設けられていることを特徴としている。
【0007】
このように構成された本発明によれば、第1の部材の円筒部の周囲に配置され、円筒部の外周面と接触したとき弾性変形されやすい低弾性部が、パッキンの基部の内周縁に全体的に設けられているので、この低弾性部が容易に変形することにより、パッキンの基部が過度に変形されるのを防止することができる。これにより、パッキンを確実に適所に装着しつつ、パッキンの装着時にパッキンの基部が大きく変形されてねじれ等が生じ、水密性が低下するリスクを抑制することができる。
【0008】
本発明において、好ましくは、低弾性部は、基部の内周から、半径方向内方に向けて突出する多数の突出部から構成され、多数の突出部が、第1の部材の円筒部の外周面と接触する。
【0009】
このように構成された本発明によれば、低弾性部として、基部の内周から半径方向内方に向けて突出する多数の突出部が設けられ、多数の突出部が第1の部材の円筒部の外周面と接触するので、各突出部の先端は容易に変形され、基部の内周全体の弾性係数を低下させることができる。また、上記のように構成された本発明によれば、各突出部の間の空間を通してパッキンの表側の空間と裏側の空間が連通されるので、パッキンと第1又は第2の部材との間に閉じ込められた空気により、パッキンが変形されるのを抑制することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、低弾性部の突出部は、基部の内周に、多数の切欠部を並べて形成することにより、各切欠部の間に形成される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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