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公開番号2025088668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023214302
出願日2023-11-30
発明の名称グレーチング取付具及びグレーチング据付工法
出願人ヒロテツ工業株式会社
代理人
主分類E03F 5/04 20060101AFI20250604BHJP(上水;下水)
要約【課題】 従来技術は、本出願人の発明であり、新規に排水溝を施工する場合に使用するもので、現在も好評で、市場の評価を得ている。
本発明は、新規に排水溝を施工するのではなく、既存の排水溝に新規にグレーチングを施工するものである。
【解決手段】 平板を折曲し、略コの字形に形成した支持具の上面に、グレーチングの高さや傾きを調整する調整具を取り付ける取付部を設けると共に、調整具の上面にグレーチングを固定する固定具を設けてなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
平板を折曲し、略コの字形に形成した支持具の上面に、グレーチングの高さや傾きを調整する調整具を取り付ける取付部を設けると共に、調整具の上面にグレーチングを固定する固定具を設けてなることを特徴とするグレーチング取付具。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記支持具は、上面に支持雌ネジによる取付部を設けてなることを特徴とする請求項1記載のグレーチング取付具。
【請求項3】
前記調整具は、前記支持雌ネジ部に螺入するボルトを設けると共に、ボルト間に架設する平板状の調整板の両側にボルトに対して隙間を有する切欠部を設け、中央に連結雌ネジ部を設けてなることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のグレーチング取付具。
【請求項4】
前記固定具は、平板状で両側にグレーチング係止部を設けた固定板の中央に、前記連結雌ネジ部に螺入するボルトを設けたことを特徴とする請求項1、2又は3のいずれか一項に記載のグレーチング取付具。
【請求項5】
既存の排水溝内底面に、支持具と調整具を組み立てた状態のものをグレーチングの長さ・ピッチに合わせて置いていく配置工程と、グレーチングの高さや傾斜を調整し、同一水平面になるように調整するレベル調整工程と、調整具の上面にグレーチングを配設するグレーチング配設工程と、固定具にグレーチングを連結固定する固定工程とからなることを特徴とするグレーチング据付工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物等の排水溝を施工する際に使用するグレーチング取付具及びグレーチング据付工法に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術として、平板を折曲して上面に天板を、その下方に水平方向のグレーチング係止部を形成すると共に、前記グレーチング係止部に、垂直方向に連設する保持部を設けた2枚の支持板の下部に、台座を設けてなり、2枚の支持板のグレーチング係止部間に、着脱自在な幅保持板を設けたことを特徴とするグレーチング支持具及び捨てコン打設時において、ベースアンカーの下部板の天端が見えるように所要間隔にて施工し、ベースアンカーのアンカーボルト間に、グレーチング支持具を載置する長孔を穿設した上部板を予め取り付けておき、ナットにて仮止めする第1工程と、前記上部板上にグレーチング支持具を固定し、コンクリート仕上げのレベル出しを行うべく、各ナットにて上下調整を行う第2工程と、前記グレーチング支持具の水平方向のレベル調整を行うべく、各ナットにて水平調整を行う第3工程と、ベースアンカー周囲に補強用の配筋を行い、舗装コンクリートを打設し、天板に沿って仕上げを行う第4工程と、幅保持板を取り外し、前記グレーチング支持具の内側底面に水勾配を施工する第5工程と、グレーチング係止部間にボルト固定用のグレーチングを配置・固定する第6工程とからなることを特徴とする排水溝据付工法がある。(特許文献1参照)
【0003】
また、他の従来の技術として、平板を折曲して上面に天板を、その下方にグレーチング係止部を形成した2枚の支持板の内側に、差し込み口と、該差し込み口に着脱自在に差し込む止め具とからなる連結部を設けると共に、底面に係止片を形設してなるグレーチング支持金具において、天板に空気抜き孔を設けてなることを特徴とするグレーチング支持金具及び捨てコン打設時において、ベースアンカーの下部板の天端が見えるように所要間隔にて施工し、ベースアンカーのアンカーボルト間に、グレーチング支持金具を載置する上部板を予め取り付けておき、ナットにて仮止めする第1工程。上部板上にグレーチング支持金具を置き、コンクリート仕上げのレベル出しを行うべく、各ナットにて調整を行う第2工程。グレーチング支持金具の水平方向のレベル調整を行い、支持板を固定すべく、上部板に取付金具の挟持板の挟持部を取り付け、支持部にフック軸を取り付け、フックの先端を支持板の係止片に係止させ、ボルト・ナットにて挟持部と固定し、ナットにてフックの先端を係止片に係止固定させる第3工程。ベースアンカー周囲に補強用の配筋を行い、舗装コンクリートを打設し、支持板の周囲に舗装コンクリートが確実に打設でき、支持板のグレーチング係止部内に、グレーチングを載置する第4工程により施工することを特徴とする排水溝据付工法がある。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-2694号公報
特開2010-65518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記2件の従来技術は、本出願人の発明であり、新規に排水溝を施工する場合に使用するもので、現在も好評で、市場の評価を得ている。
本出願は、新規に排水溝を施工するのではなく、既存の排水溝に新規にグレーチングを施工するものである。
【0006】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、既存の在来工法(コンクリート製等)の排水溝が長年使用することにより、破損し、そのまま施置されている場合があり、これにグレーチング取付具を据え付けて、二輪車や歩行者等の転倒やケガを防止することができるグレーチング取付具及びグレーチング据付工法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するため、平板を折曲し、略コの字形に形成した支持具の上面に、グレーチングの高さや傾きを調整する調整具を取り付ける取付部を設けると共に、調整具の上面にグレーチングを固定する固定具を設けてなること。また、前記支持具は、上面に支持雌ネジによる取付部を設けてなること。さらに、前記調整具は、前記支持雌ネジ部に螺入するボルトを設けると共に、ボルト間に架設する平板状の調整板の両側にボルトに対して隙間を有する切欠部を設け、中央に連結雌ネジ部を設けてなること。さらに、前記固定具は、平板状で両側にグレーチング係止部を設けた固定板の中央に、前記連結雌ネジ部に螺入するボルトを設けたこと。据付工法においては、既存の排水溝内底面に、支持具と調整具を組み立てた状態のものをグレーチングの長さ・ピッチに合わせて置いていく配置工程と、グレーチングの高さや傾斜を調整し、同一水平面になるように調整するレベル調整工程と、調整具の上面にグレーチングを配設するグレーチング配設工程と、固定具にグレーチングを連結固定する固定工程とからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
1)、支持具と調整具と固定具の構成により、既存のコンクリート製等の排水溝に、グレーチングを施工できる。
2)、調整具により、排水溝の底面が不陸であっても、上下調整可能であり、かつ、底面斜状な排水溝に合わせて、左右調整可能である。
3)、固定具の、グレーチング係止部にて、連設するグレーチング同士をボルトで締め付けることにより、簡単に着脱自在に固定できる。
4)、グレーチング据付工法により、既存の排水溝にグレーチングを簡単容易に施工でき、二輪車や歩行者等の転倒やケガを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の支持具の正面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の支持具の平面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の調整具の正面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の調整具の平面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の固定具の正面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング取付具の固定具の平面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング据付工法の配置工程図。
本発明の一実施例を示すグレーチング据付工法の調整工程図。
本発明の一実施例を示すグレーチング据付工法の固定工程の正面図。
本発明の一実施例を示すグレーチング据付工法の固定工程の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、グレーチング取付具について説明する。
1は、グレーチング取付具の支持具で、平板を折曲して略コの字形に形成した支持本体1aの上面の両側に支持雌ネジによる取付部1b・1bを設けてある。(図1・図2参照)。
2は、グレーチング取付具の調整具で、2本の締付ナット2a1を設けたボルト2a・2aを設けると共に、ボルト2a・2a間に架設する平板状の調整版2bの両側にボルト2a・2aの軸径より幅の大きい、多少ガタ(隙間)を有する切欠部2b1・2b1を設け、中央に連結雌ネジ部2b2を設けてある。(図3・図4参照)
3は、グレーチング取付具の固定具で、平板状で両側に略コの字形のグレーチング係止ぶ3a1・3a1を設けた固定板3aの中央に連結雌ネジ部2b2を螺入するボルト3bを設けてある。(図5・図6参照)
(【0011】以降は省略されています)

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