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公開番号2025059167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169005
出願日2023-09-29
発明の名称水洗大便器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E03D 11/02 20060101AFI20250403BHJP(上水;下水)
要約【課題】リム部の上面と局部洗浄装置を設置するための台座部の下面との間への汚水の浸入を抑えること。
【解決手段】実施形態に係る水洗大便器は、便器本体と、局部洗浄装置と、台座部と、リム曲面部とを備える。便器本体は、ボウル部と、排水トラップ管路とを備える。ボウル部は、汚物受け面と、汚物受け面の上縁に接続されるリム部とを備える。排水トラップ管路は、ボウル部の底部から延びており、ボウル部から汚物を排出する。局部洗浄装置は、ボウル部の後部に設けられ汚物受け面側へと進出して所定方向へ洗浄水を噴射するノズル部を有する。台座部は、ボウル部の後部上面を含む便器本体の後部上面に設けられる。台座部は、局部洗浄装置を設置するためのものである。リム曲面部は、ボウル部の後部の少なくともノズル部に対応する部分を含む領域におけるリム部の汚物受け面との接続端部が凹状の湾曲面に形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
汚物を受ける汚物受け面と、前記汚物受け面の上縁に接続され、前記汚物受け面を含む被洗浄部分を洗浄するための洗浄水を旋回させるリム導水路が形成されたリム部を有するボウル部と、前記ボウル部の底部から延びており、前記ボウル部から汚物を排出する排水トラップ管路とを備える便器本体と、
前記ボウル部の後部に設けられ前記汚物受け面側へと進出して所定方向へ洗浄水を噴射するノズル部を有する局部洗浄装置と、
前記ボウル部の後部上面を含む前記便器本体の後部上面に設けられた、前記局部洗浄装置を設置するための台座部と、
前記ボウル部の後部の少なくとも前記ノズル部に対応する部分を含む領域における前記リム部の前記汚物受け面との接続端部が凹状の湾曲面に形成されたリム曲面部と
を備える
ことを特徴とする水洗大便器。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記リム曲面部の最下端における前記湾曲面の接線角度が水平方向に対して0度未満である
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項3】
前記台座部は、前記リム曲面部の上方に重なるように該リム曲面部に対応する前端部分を有し、
前記前端部分は、前記リム部の上面よりも下方に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の水洗大便器。
【請求項4】
前記前端部分は、前記リム曲面部の前記湾曲面と略同等の曲率に形成された凹状の第1湾曲部を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の水洗大便器。
【請求項5】
前記前端部分は、前記第1湾曲部よりも前方において該第1湾曲部から連続するように形成された凸状の第2湾曲部を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の水洗大便器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、水洗大便器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、汚物受け面と汚物受け面の上縁に接続されたリム部とを有するボウル部を備え、ボウル部の後部から汚物受け面側となる前方側へと進出して所定方向へ洗浄水を噴射するノズル部を有する局部洗浄装置を備える水洗大便器が広く知られている。
【0003】
このような水洗大便器には、ボウル部の後部領域のノズル部と対応する部分において、リム部の汚物受け面との接続端部に前方へ向けて下り傾斜した平面が形成されたものや、ボウル部の後部領域のノズル部と対応する部分において、リム部の上面に凹部が形成された沈胴構造のものがある(たとえば、特許文献1および2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-062799号公報
特開2010-196375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような従来の水洗大便器では、水洗大便器のボウル部の洗浄動作時に汚物受け面側から跳ね上がった洗浄水(汚水)がリム部の上面まで駆け上がりやすく、リム部の上面と局部洗浄装置を設置するための台座部の下面との間に汚水が浸入するおそれがあった。リム部の上面と台座部の下面との間に汚水が浸入すると、浸入した汚水が臭気の発生などの原因となる。
【0006】
実施形態の一態様は、リム部の上面と局部洗浄装置を設置するための台座部の下面との間への汚水の浸入を抑えることができる水洗大便器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の一態様に係る水洗大便器は、汚物を受ける汚物受け面と、前記汚物受け面の上縁に接続され、前記汚物受け面を含む被洗浄部分を洗浄するための洗浄水を旋回させるリム導水路が形成されたリム部を有するボウル部と、前記ボウル部の底部から延びており、前記ボウル部から汚物を排出する排水トラップ管路とを備える便器本体と、前記ボウル部の後部に設けられ前記汚物受け面側へと進出して所定方向へ洗浄水を噴射するノズル部を有する局部洗浄装置と、前記ボウル部の後部上面を含む前記便器本体の後部上面に設けられた、前記局部洗浄装置を設置するための台座部と、前記ボウル部の後部の少なくとも前記ノズル部に対応する部分を含む領域における前記リム部の前記汚物受け面との接続端部が凹状の湾曲面に形成されたリム曲面部とを備える。
【0008】
このような構成によれば、リム部に形成されたリム曲面部の凹状の湾曲面によって、水洗大便器の汚物受け面を含むボウル部の洗浄動作時に汚物受け面側から跳ね上がった洗浄水(汚水)がボウル部の上面、すなわち、リム部の上面までリム部を駆け上がるのを抑制することができる。これにより、リム部の上面と台座部の下面との間に汚水が浸入するのを抑えることができ、さらには、リム部の上面と台座部の下面との間に浸入した汚水による臭気の発生などを抑えることができる。
【0009】
また、上記の水洗大便器において、前記リム曲面部の最下端における前記湾曲面の接線角度が水平方向に対して0度未満である。
【0010】
このような構成によれば、リム曲面部が最下端においても接線角度が下方へ向けて傾斜しているような湾曲面であるため、リム曲面部に付着した汚水が汚物受け面側へ流れるようになる。これにより、汚水の駆け上がりを抑制するだけでなく、リム曲面部に付着した汚水がリム曲面部に留まるのも抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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