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公開番号2025019781
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123590
出願日2023-07-28
発明の名称インジェクタクリップおよびインジェクタ取付構造
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人芳野国際特許事務所
主分類F02M 55/02 20060101AFI20250131BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】作業者の手などが作業中にインジェクタクリップに接触することで正規の位置からずれたり、インジェクタから外れたりすることを抑えることができるインジェクタクリップおよびインジェクタ取付構造を提供すること。
【解決手段】インジェクタクリップ4は、インジェクタの外周部に装着される基部41と、基部41の装着方向A1に対する一方の側方A5において基部41に接続され一方の側方A5の接続部から表面411に対して垂直方向A2に延びた第1側部42と、装着方向A1に対する他方の側方A6において基部41に接続され他方の側方A6の接続部から表面411に対して垂直方向A2に延びた第2側部43と、を備える。第1側部42および第2側部43のそれぞれは、垂直方向A2の延出端部における装着方向A1および装着方向A1とは反対方向A3の少なくともいずれかの端部に形成され接触を回避する切り欠き部451、452を有する。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
燃料を噴射するインジェクタを保持し、前記インジェクタが燃料供給管に取り付けられた状態を維持するインジェクタクリップであって、
前記インジェクタの外周部に装着される基部と、
前記基部の装着方向に対する一方の側方において前記基部に接続され前記一方の側方の接続部から前記基部の表面に対して垂直方向に延びた第1側部と、
前記装着方向に対する他方の側方において前記基部に接続され前記他方の側方の接続部から前記表面に対して前記垂直方向に延びた第2側部と、
を備え、
前記第1側部および前記第2側部のそれぞれは、前記垂直方向の延出端部における前記装着方向および前記装着方向とは反対方向の少なくともいずれかの端部に形成され接触を回避する切り欠き部を有することを特徴とするインジェクタクリップ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記切り欠き部は、前記装着方向の端部に形成されるとともに前記垂直方向に対して傾斜する方向に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインジェクタクリップ。
【請求項3】
前記切り欠き部は、前記反対方向の端部においてラウンド状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインジェクタクリップ。
【請求項4】
前記反対方向の端部において前記第1側部、前記第2側部および前記基部の少なくともいずれかに接続され前記垂直方向に延びた背部をさらに備え、
前記背部は、前記垂直方向の一方の端部において前記垂直方向から鋭角方向に延び前記インジェクタの外面から外側に向かって突出した突起部が嵌まる嵌合部を有することを特徴とする請求項1に記載のインジェクタクリップ。
【請求項5】
前記基部は、
前記外周部が嵌まる開口部と、
前記開口部と前記基部の外部とを空間的に接続し前記外周部が通過可能に形成された通過部と、
を有し、
前記開口部と前記通過部との境界部に形成された前記基部の第1ラウンド部の径は、前記外部と前記通過部との境界部に形成された前記基部の第2ラウンド部の径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のインジェクタクリップ。
【請求項6】
燃料を噴射するインジェクタと、
前記インジェクタに接続された円筒状のカップを有し前記燃料を前記インジェクタに供給する燃料供給管と、
前記インジェクタを保持し前記インジェクタが前記燃料供給管に取り付けられた状態を維持するインジェクタクリップと、
を備え、
前記カップは、円筒の外面から経方向の外側に向かって延びた鍔部を有し、
前記インジェクタクリップは、
前記インジェクタの外周部に装着された基部と、
前記基部の装着方向に対する一方の側方において前記基部に接続され前記一方の側方の接続部から前記基部の表面に対して垂直方向に延びた第1側部と、
前記装着方向に対する他方の側方において前記基部に接続され前記他方の側方の接続部から前記表面に対して前記垂直方向に延びた第2側部と、
を有し、
前記第1側部および前記第2側部のそれぞれは、前記鍔部が嵌まる孔部を有し、前記孔部が延びた方向における両方の端部において前記鍔部から離れたことを特徴とするインジェクタ取付構造。
【請求項7】
前記基部は、前記外周部が嵌まる開口部を有し、
前記両方の端部における前記第1側部および前記第2側部のそれぞれと前記鍔部との間の距離は、前記開口部の内縁と前記外周部との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項6に記載のインジェクタ取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インジェクタクリップおよびインジェクタ取付構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、エンジンに燃料を噴射するインジェクタを保持するインジェクタクリップが存在する。特許文献1には、板材をプレスで打ち抜き、打ち抜いた材料を所定の形状に曲げ加工することにより形成された支持クランプが開示されている。特許文献1に記載された支持クランプは、主面部から上方に延出された回転止め突部を有する。
【0003】
特許文献2には、1本の線材から形成された荷重伝達部材と、荷重伝達部材とは別体に形成された嵌合部材と、を備えた燃料噴射弁用クリップが開示されている。特許文献2に記載された燃料噴射弁用クリップの荷重伝達部材は、y方向に直線的に延びた当接部と、ばね部と、被押圧部と、を有する。ばね部は、当接部の一端から上方向に向かって被押圧部との間を接続するように形成されている。被押圧部は、当接部の中間部の直上において、山形の頂点、すなわち極大点に位置している。特許文献2に記載された燃料噴射弁用クリップの嵌合部材は、z方向に延びる板状を呈しており、プラスz方向の端部に、接続管の被嵌合部に嵌合可能な嵌合端部が形成されている。
【0004】
例えば特許文献1および特許文献2に記載されたように、一般的に、インジェクタを保持するインジェクタクリップでは、インジェクタクリップおよびインジェクタの回転を止める部分、接続管等に押圧されて弾性変形し付勢力を与える部分、および接続管等に嵌まる部分などの各種機能部が、外側に向かって突出して形成されている。
【0005】
しかし、インジェクタクリップの部分が外側に向かって突出して形成されていると、例えば作業者の手が作業中にインジェクタクリップに接触し、インジェクタクリップが正規の位置からずれたり、インジェクタから外れたりするおそれがある。インジェクタクリップが正規の位置からずれたり、インジェクタから外れたりすると、インジェクタが正規の位置からずれるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-168965号公報
特開2016-180321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、作業者の手などが作業中にインジェクタクリップに接触することで正規の位置からずれたり、インジェクタから外れたりすることを抑えることができるインジェクタクリップおよびインジェクタ取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1態様は、燃料を噴射するインジェクタを保持し、前記インジェクタが燃料供給管に取り付けられた状態を維持するインジェクタクリップであって、前記インジェクタの外周部に装着される基部と、前記基部の装着方向に対する一方の側方において前記基部に接続され前記一方の側方の接続部から前記基部の表面に対して垂直方向に延びた第1側部と、前記装着方向に対する他方の側方において前記基部に接続され前記他方の側方の接続部から前記表面に対して前記垂直方向に延びた第2側部と、を備え、前記第1側部および前記第2側部のそれぞれは、前記垂直方向の延出端部における前記装着方向および前記装着方向とは反対方向の少なくともいずれかの端部に形成され接触を回避する切り欠き部を有することを特徴とするインジェクタクリップである。
【0009】
本発明の第2態様は、燃料を噴射するインジェクタと、前記インジェクタに接続された円筒状のカップを有し前記燃料を前記インジェクタに供給する燃料供給管と、前記インジェクタを保持し前記インジェクタが前記燃料供給管に取り付けられた状態を維持するインジェクタクリップと、を備え、前記カップは、円筒の外面から経方向の外側に向かって延びた鍔部を有し、前記インジェクタクリップは、前記インジェクタの外周部に装着された基部と、前記基部の装着方向に対する一方の側方において前記基部に接続され前記一方の側方の接続部から前記基部の表面に対して垂直方向に延びた第1側部と、前記装着方向に対する他方の側方において前記基部に接続され前記他方の側方の接続部から前記表面に対して前記垂直方向に延びた第2側部と、を有し、前記第1側部および前記第2側部のそれぞれは、前記鍔部が嵌まる孔部を有し、前記孔部が延びた方向における両方の端部において前記鍔部から離れたことを特徴とするインジェクタ取付構造である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、作業者の手などが作業中にインジェクタクリップに接触することで正規の位置からずれたり、インジェクタから外れたりすることを抑えることができるインジェクタクリップおよびインジェクタ取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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