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公開番号
2025006869
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107901
出願日
2023-06-30
発明の名称
作業機
出願人
株式会社クボタ
代理人
安田岡本弁理士法人
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】バックホー等の作業機において、冷却器および制御装置を効率良く冷却可能とする。
【解決手段】機体と、機体に搭載された原動機と、原動機を冷却する冷却風を発生させる冷却ファンと、冷却風が当たる通気面部を有し且つ原動機に循環供給される冷却液を冷却する冷却器と、制御装置と、を備え、冷却器および制御装置は、原動機に対して冷却風の流れ方向の上流側に配置され、制御装置は、冷却風の流れ方向から見て通気面部と重ならない位置に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
機体と、
前記機体に搭載された原動機と、
前記原動機を冷却する冷却風を発生させる冷却ファンと、
前記冷却風が当たる通気面部を有し且つ前記原動機に循環供給される冷却液を冷却する冷却器と、
制御装置と、を備え、
前記冷却器および前記制御装置は、前記原動機に対して前記冷却風の流れ方向の上流側に配置され、
前記制御装置は、前記流れ方向から見て前記通気面部と重ならない位置に配置されている作業機。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記冷却器の下方に配置されている請求項1に記載の作業機。
【請求項3】
前記原動機が配置された原動機室と前記制御装置が配置されている空間とを仕切る遮蔽板を備え、
前記制御装置は、前記遮蔽板における前記原動機室側とは反対側の面に対向する位置に配置されている請求項2に記載の作業機。
【請求項4】
前記遮蔽板の前記原動機室側の面を覆う断熱部材を備えている請求項3に記載の作業機。
【請求項5】
当該作業機に搭載された前記制御装置を含む電装品に電力を供給するバッテリを備え、
前記バッテリは、前記制御装置に対して前記冷却風が流通可能な第1空間を隔てて対向する位置に配置されている請求項3または4に記載の作業機。
【請求項6】
前記バッテリは、前記機体の底部基板の上方に前記底部基板に対して冷却風が流通可能な第2空間を隔てて配置され、
前記第2空間は、当該第2空間における前記冷却風の流れ方向の下流側で前記第1空間に連通している請求項5に記載の作業機。
【請求項7】
前記機体の外郭を構成するカバー体は、前記流れ方向から見て前記通気面部と重なる位置に設けられた第1外気取入口と、前記第1外気取入口よりも下方に設けられていて、前記第2空間と前記カバー体の外部空間とを連通させる第2外気取入口と、を備えている請求項6に記載の作業機。
【請求項8】
前記底部基板に取り付けられて、前記バッテリを支持するバッテリブラケットを備え、
前記バッテリブラケットは、前記バッテリを下方から支持するベース板を有し、
前記第2空間は、前記ベース板と前記底部基板とで画成されている請求項6に記載の作業機。
【請求項9】
前記ベース板は、前記第2空間から前記第1空間へ前記冷却風を流通させる第1連通口を有している請求項8に記載の作業機。
【請求項10】
前記冷却器を下方から支持する中間フレームを備え、
前記中間フレームは、前記第1空間から前記冷却器が配置された空間へ前記冷却風を流通させる第2連通口を有している請求項5に記載の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バックホー等の作業機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された作業機は、機体を覆うカバー体の内側前寄りの位置、即ち、原動機の側方前寄りの位置に、作業機の動作を制御する制御器(制御装置)が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-4488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、機体の内部は、原動機の熱によって高温になり易く、特に作業機の動作を担う制御装置については、上記従来の作業機のように原動機から離れた位置に設けられていても、適切な熱対策が求められる。そこで、制御装置の温度上昇を防ぐための対策として、例えば、制御装置をラジエータの通気面部に対面して配置することによって、ラジエータを冷却する冷却風を制御装置に当てることが考えられる。しかしながら、制御装置をラジエータの通気面部に対面して配置すると、ラジエータへの冷却風の流通が一部妨げられて、ラジエータの冷却効率が低下する虞があった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであって、冷却器および制御装置を効率良く冷却可能な作業機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
【0007】
本発明の一態様に係る作業機は、機体と、前記機体に搭載された原動機と、前記原動機を冷却する冷却風を発生させる冷却ファンと、前記冷却風が当たる通気面部を有し且つ前記原動機に循環供給される冷却液を冷却する冷却器と、制御装置と、を備え、前記冷却器および前記制御装置は、前記原動機に対して前記冷却風の流れ方向の上流側に配置され、前記制御装置は、前記流れ方向から見て前記通気面部と重ならない位置に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
上記作業機によれば、原動機を冷却させる前の冷却風によって冷却器および制御装置を共に効率良く冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
作業機の左側方視図である。
作業機の左後方斜視図である。
カバー体を一部分離させた状態の機体の左後方斜視図である。
機体の内部構造を示す左後方斜視図である。
機体の内部構造を示す後方視図である。
底部基板および支持フレームの左後方斜視図である。
冷却器周辺の斜視図である。
冷却ファン周辺の斜視図である。
制御装置周辺の一部分解斜視図である。
バッテリブラケット周辺の一部分解斜視図である。
バッテリブラケット周辺の左側方視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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