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公開番号2025007825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109474
出願日2023-07-03
発明の名称建築物
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E02D 27/34 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】地下空間を有効利用することができる建築物を提供する。
【解決手段】建築物10は、地盤面よりも下方に位置するマットスラブ22と、マットスラブ22から上方に延びて地下空間25を形成し、架構40の第1階層を支持する基礎柱23と、を備える。架構40には、第1階層よりも上の階層において床スラブ85が形成されており、地下空間25と第1階層の空間86とが連続した空間となっている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
基礎と前記基礎に支持される架構とを備える建築物であって、
前記基礎は、地盤面よりも下方に位置するマットスラブと、前記マットスラブから上方に延びて前記架構の最下階層を支持し、地下空間を形成する基礎柱と、を有し、
前記架構には、前記最下階層よりも上の階層において床スラブが形成されており、
前記地下空間と前記最下階層の空間とが連続した空間となっている
建築物。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記基礎柱は、免震層を介して前記架構を支持している
請求項1に記載の建築物。
【請求項3】
前記免震層は、前記基礎柱と前記架構を構成する柱との間に設けられる免震支承と、前記基礎柱と前記架構を構成する梁とに固定される減衰材と、を有し、
前記基礎柱には、前記架構を構成する梁の下方を当該梁に沿うように延びたのちに上方に屈曲する減衰材固定部が一体形成されている
請求項2に記載の建築物。
【請求項4】
前記架構は、四隅に位置する第1柱と前記第1柱の間に位置する第2柱とを有する中央部と、前記中央部から屋外側へ延びる片持ち梁を有して前記中央部の両側に設けられる一対の跳ね出し部と、を有し、
前記基礎柱は、前記一対の跳ね出し部の間において、前記第2柱に対応する位置に設けられることなく、前記第1柱に対応する位置に設けられている
請求項1に記載の建築物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地下空間を有する建築物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば特許文献1のように、地盤の掘削により形成される掘削空間に、架構を支持する基礎柱を有する基礎を設置した建築物が知られている。こうした建築物においては、基礎柱によって形成される地下空間に、例えば機械式駐車場などの各種設備を設置することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-233630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、地盤の掘削には、多大なコストが必要とされる。そのため、掘削量を少なくすることでコストを抑えることができる。しかしながら、地下空間の高さが低くなるため、地下空間を有効に活用できる方策が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する建築物は、基礎と前記基礎に支持される架構とを備える建築物である。前記基礎は、地盤面よりも下方に位置するマットスラブと、前記マットスラブから上方に延びて前記架構の最下階層を支持し、地下空間を形成する基礎柱と、を有する。前記架構には、前記最下階層よりも上の階層において床スラブが形成されており、前記地下空間と前記最下階層の空間とが連続した空間となっている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、地下空間を有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
建築物の一実施形態の概略構成を模式的に示す図である。
第1階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
第2階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
第2階層よりも上の階層における架構の概略構成を模式的に示す上面図である。
免震層の概略構成を模式的に示す上面図である。
免震層の概略構成を模式的に示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図6を参照して、建築物の一実施形態について説明する。
図1に示すように、建築物10は、基礎20と架構40とを備える。
基礎20は、地盤11を掘削することにより形成された掘削空間に設けられている。基礎20は、基礎杭21、マットスラブ22、および、基礎柱23を有している。基礎杭21、マットスラブ22、および、基礎柱23は、鉄筋コンクリートによって一体的に形成されている。基礎杭21は、掘削空間の底面部分から地盤11内を下方に延びている。マットスラブ22は、地盤面よりも下方に位置している。マットスラブ22は、掘削空間の底面を覆うように設けられている。マットスラブ22は、建築物10における最下階の床である。基礎柱23は、マットスラブ22の所定位置から上方に向かって延びている。基礎柱23は、免震層70を介して架構40を支持しているとともに、マットスラブ22と架構40との間に地下空間25を形成している。
【0009】
架構40は、H形鋼や角鋼管、鋼板などの各種鋼材を接合することにより形成される。架構40は、仕口を介して接続された柱と梁とで形成される。架構40は、中央部41と一対の跳ね出し部42とを有している。図1では、中央部41および跳ね出し部42の領域を二点鎖線で囲んで示している。
【0010】
中央部41は、架構40の最下階層である第1階層が免震層70を介して基礎柱23に支持されている。最下階層は、架構40において地盤11の地上面よりも上に位置する階層のうちで最も下に位置する階層である。中央部41は、第1階層から最上階層まで延びる第1柱45および第2柱46を有する。詳しくは後述するが、第1柱45は、架構40の上面視において、中央部41の四隅に位置する柱である。第2柱46は、架構40の上面視において、第1柱45の間に位置する柱である。また、中央部41は、第1柱45と第2柱46とを接続する梁47を有する。建築物10においては、利用者の居住空間が中央部41に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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