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公開番号
2025008525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110764
出願日
2023-07-05
発明の名称
浸水推定装置
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02D
27/01 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】水位センサを屋内に取り付けることなく、屋内の床上浸水及び床下浸水の発生を的確に推定することができ、もって建物の被害状況を正確に把握することができる浸水推定装置を提供する。
【解決手段】浸水推定装置10は、住宅Hの屋外から取り付けられて、住宅Hの基礎Bの換気口V1が形成された第一の位置における浸水を検出し、第一検出信号を出力する床下フロートスイッチ11Aと、住宅Hの屋外から取り付けられて、第一の位置より高い第二の位置における浸水を検出し、第二検出信号を出力する床上フロートスイッチ11Bと、第一検出信号及び前記第二検出信号の少なくともいずれか一方に基づいて、住宅Hの屋内の床上浸水及び床下浸水の少なくともいずれか一方の発生を推定して出力する浸水推定処理器20と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の基礎に形成された換気口を通過した水による床下浸水及び床上浸水の発生を推定し、該推定の結果を出力する浸水推定装置であって、
前記建物の屋外から取り付けられて、前記建物の床パネルより低い第一の位置における浸水を検出し、第一検出信号を出力する第一フロートスイッチと、
前記建物の屋外から取り付けられて、前記第一の位置より高い第二の位置における浸水を検出し、第二検出信号を出力する第二フロートスイッチと、
前記第一検出信号及び前記第二検出信号の少なくともいずれか一方に基づいて、前記建物の屋内の前記床下浸水及び前記床上浸水の少なくともいずれか一方の発生を推定して出力する浸水推定処理器と、を備えることを特徴とする浸水推定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記浸水推定処理器は、前記第一検出信号及び前記第二検出信号を取得したことに基づいて、前記床上浸水の発生を推定することを特徴とする請求項1に記載の浸水推定装置。
【請求項3】
前記第一の位置は、前記換気口の下端部と等しい高さを有し、
前記浸水推定処理器は、前記第一検出信号を取得したことに基づいて、前記床下浸水の発生を推定することを特徴とする請求項1に記載の浸水推定装置。
【請求項4】
前記第二の位置は、前記床パネルの下面と等しい高さを有し、
前記浸水推定装置は、前記床パネルの下面に到達した水が流入する流入開口を有する導水路を備え、
前記第二フロートスイッチは、前記導水路を通過した水を検出して前記第二検出信号を出力し、
前記浸水推定処理器は、前記第二検出信号を取得したことに基づいて前記建物内の前記床上浸水が発生したと推定することを特徴とする請求項1に記載の浸水推定装置。
【請求項5】
前記導水路は、前記流入開口と、前記第二フロートスイッチと連結する連結口と、前記流入開口及び前記連結口を接続し、前記換気口を通過する接続管と、を有していることを特徴とする請求項4に記載の浸水推定装置。
【請求項6】
前記第二フロートスイッチは、
水の浮力によって浮上する浮き体と、
前記浮き体を浮上位置と非浮上位置との間で変位可能に支持する支持体と、
前記支持体に設けられて、前記浮上位置に変位した前記浮き体を検出する浮上検出手段と、を有し、
前記浮き体には、前記換気口を通過して前記建物の屋外から屋内に流入する水流を受けて、前記浮き体を前記非浮上位置に滞留させる水受け面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浸水推定装置。
【請求項7】
前記水受け面は、前記浮き体の上面であり、
前記第二フロートスイッチは、前記水受け面が鉛直方向の上向きから前記換気口の屋外側に向かって傾斜する角度で取り付けられることを特徴とする請求項6に記載の浸水推定装置。
【請求項8】
前記浸水推定装置は、前記建物の屋外に設けられた建物模擬筐体を備え、
前記建物模擬筐体は、
該建物模擬筐体内への浸水を抑制する模擬外壁と、
前記換気口と等しい高さに設けられた模擬換気口と、
前記床パネルを模擬した模擬床パネルと、を備え、
前記第一フロートスイッチ及び前記第二フロートスイッチは、前記建物模擬筐体内に取り付けられ、
前記浸水推定処理器は、前記第一検出信号を取得したことに基づいて前記床下浸水が発生したと推定し、前記第二検出信号を取得したことに基づいて前記床上浸水が発生したと推定することを特徴とする請求項1に記載の浸水推定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸水推定装置に係り、特に建物に取り付けられる浸水推定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、地震や異常気象を含む自然災害に対する危機意識が高まっている。特に、河川の上流から下流にかけて、広範囲にわたって発生する水害に関する防災対策の必要性が注目されている。
これにともない、被災地域における被害状況を迅速に把握することが可能な水害監視システムの構築が進められている。具体的には、大雨や河川の氾濫の際に、センサを用いて状況をデータ化し、遠隔地において集中的に監視し、被災状況の評価を行うためのシステムが提案されている。
【0003】
特許文献1には、住宅の外壁に取り付けられた水位センサと、警報装置と、システム制御手段と、を備えた洪水発生警報システムが記載されている。具体的には、大雨や河川の氾濫によって浸水が発生すると、住宅の所定の高さに取り付けられた水位センサによって浸水の発生が検出されて、洪水発生信号が出力される。また、システム制御手段は、洪水発生信号を集中監視し、洪水レベルを判定し、注意信号を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-109558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された洪水発生警報システムによって、被災地における被害状況の監視を効率的に行うことができる。ここで、住宅の被害状況を正確に把握するためには、住宅の屋内における床上浸水及び床下浸水を的確に検出する必要がある。ところが、特許文献1に開示された洪水発生警報システムでは、水位センサが外壁に取り付けられており、屋内の床上浸水及び床下浸水の発生を判定することが難しいという問題があった。また、水位センサを屋内に取り付けることも考えられるが、その場合、水位センサによって屋内の美観が損なわれる虞があるとともに、屋内の床下に水位センサを取り付けることは、工事負担の増加を招くという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、水位センサを屋内に取り付けることなく、屋内の床下浸水及び床上浸水の発生を的確に推定することができ、もって建物の被害状況を正確に把握することができる浸水推定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の浸水推定装置によれば、建物の基礎に形成された換気口を通過した水による床下浸水及び床上浸水の発生を推定し、該推定の結果を出力する浸水推定装置であって、前記建物の屋外から取り付けられて、前記建物の床パネルよりも低い第一の位置における浸水を検出し、第一検出信号を出力する第一フロートスイッチと、前記建物の屋外から取り付けられて、前記第一の位置より高い第二の位置における浸水を検出し、第二検出信号を出力する第二フロートスイッチと、前記第一検出信号及び前記第二検出信号の少なくともいずれか一方に基づいて、前記建物の屋内の前記床下浸水及び前記床上浸水の少なくともいずれか一方の発生を推定して出力する浸水推定処理器と、を備えることにより解決される。
【0008】
上記構成によれば、第一フロートスイッチが出力する第一検出信号と、第二フロートスイッチが出力する第二検出信号と、に基づいて、屋内の床上浸水と床下浸水を的確に推定することができるため、住宅の被害状況を正確に把握することが可能となる。
また、第一フロートスイッチ及び第二フロートスイッチは、建物の屋外から取り付けられるため、屋内の美観が損なわれるおそれがなく、また工事負担の増加を抑制することが可能となる。
【0009】
また、前記浸水推定処理器は、前記第一検出信号及び前記第二検出信号を取得したことに基づいて、前記床上浸水が発生したと推定するとよい。
上記構成によれば、第二フロートスイッチが出力する第二検出信号のみに基づいて床上浸水の発生を推定する場合と比べて、床上浸水の推定の確実性を高めることが可能となる。
【0010】
また、前記第一の位置は、前記換気口の下端部と等しい高さを有し、前記浸水推定処理器は、前記第一検出信号を取得したことに基づいて、前記建物の屋内の前記床下浸水が発生したと推定するとよい。
上記構成によれば、換気口の下端部と等しい高さを有する第一の位置における浸水の検出に基づいて床下浸水の発生を推定するため、早期に床下浸水の発生を推定することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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