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公開番号
2025008692
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111072
出願日
2023-07-05
発明の名称
通船ゲート装置
出願人
株式会社テクアノーツ
代理人
個人
主分類
E02B
7/40 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】船外機を水上にあげたりする必要がなく、船外機やゲート施設を損傷させることなくスムーズに通船可能な通船ゲート装置を提供する。
【解決手段】船が通過するゲート間隙20を有する枠体12と、該ゲート間隙を開閉する扉体であり、枠体12に下端側を揺動軸を介して揺動可能に設けられ船の通過時に該船に押されることにより傾倒されて該ゲート間隙20を開く扉体14と、扉体14に設置され該扉体14がゲート間隙20を閉鎖する直立状態となるように浮力支持する浮力体16と、を備え、扉体14には、船の通過に応じて該扉体が傾倒する際に該扉体14の一部分に空隙を形成させる空隙形成手段18が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
船が通過するゲート間隙を有する枠体と、
該ゲート間隙を開閉する扉体であり、枠体に下端側を揺動軸を介して揺動可能に設けられ船の通過時に該船に押されることにより傾倒されて該ゲート間隙を開く扉体と、
扉体に設置され該扉体がゲート間隙を閉鎖する直立状態となるように浮力支持する浮力体と、を備え、
扉体には、船の通過に応じて該扉体が傾倒する際に該扉体の一部分に空隙を形成させる空隙形成手段が設けられたことを特徴とする通船ゲート装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
扉体は、扉本体部となる第1扉部材と、傾倒する際の空隙形成位置を開閉する第2扉部材と、に分割して構成され、
空隙形成手段は、扉体が傾倒する際に、該第1扉部材の傾倒角度よりも大きい角度で第2扉部材を傾倒させる差動機構を有することを特徴とする請求項1記載の通船ゲート装置。
【請求項3】
扉体は、幅方向中央位置に第2扉部材が形成されるとともに、該第1扉部材の左右両側に第1扉部材が形成された3分割構成であることを特徴とする請求項2記載の通船ゲート装置。
【請求項4】
差動機構は、第1扉部材を揺動可能に枠体に軸支させる第1揺動軸と、
該第1揺動軸よりも上方に配置され第2扉部材を揺動可能に枠体に軸支させる第2の揺動軸と、
第1扉部材又は第2扉部材に船が当接された際に、該第1扉部材と該第2扉部材とを互いに連動させてそれぞれ傾倒動作させて該空隙を形成させる連動機構と、を有することを特徴とする請求項2又は3記載の通船ゲート装置。
【請求項5】
ゲート間隙を通過する船の進行方向をガイドするように左右に対向配置されたガイド部を有することを特徴とする請求項1記載の通船ゲート装置。
【請求項6】
ガイド部は、対向間隙幅を調整可能に設けられたことを特徴とする請求項5記載の通船ゲート装置。
【請求項7】
扉体には船の通過時に該船が当接する押し当て部が設けられ、押し当て部は横軸周りに船の進行方向に向けて揺動可能に設けられており、
該扉体を閉鎖状態でロックするとともに、船の通過時の押し当て部の横軸周り揺動に対応してロックを解除して該扉体を開閉可能とするロック装置を有することを特徴とする請求項1記載の通船ゲート装置。
【請求項8】
ロック装置は、扉体の押し当て部と、
枠体側に上下方向に揺動可能に設けられたロック部材と、
扉体側に固定され、ロック部材を下から受けて係止するロック受部と、
押し当て部の横軸回りの揺動に伴ってロック部材を上方向に揺動させてロック受部から離脱させる変換機構と、を有することを特徴とする請求項7記載の通船ゲート装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダムや貯水池、河川等に設置される流水制御フェンスや流木止め設備等に設けられる通船ゲート装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ダムや貯水池等には、富栄養化防止対策や水環境の保全を目的として表層側の水の流れを堰き止めるための流水制御フェンスや、上流から流れてくる流木やゴミ等を堰き止めて下流へ流れ出るのを防止するための流木止め設備等が設置される場合がある。流水制御フェンスや流木止め設備等の所定の位置には、集塵船や監視船が通過することができるように通船ゲートが設けられている。通船ゲートは、通常は扉が閉鎖されており、船が通過する際に扉が開放されるとともに、船が通過した後には再び閉鎖される。
【0003】
従来の通船ゲートは、例えば、扉体が片開き又は観音開き式に開閉するタイプや、レールに沿って上下摺動式に開閉するタイプ、扉体が船によって押し倒されて開閉するプッシュダウンタイプ等、様々なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、特許文献1の遮水フェンス用船通しでは、遮水フェンスに設けられる船通しは、遮水フェンスシートと、遮水フェンスシートの上端のベルトラインに連結された扉体とを有しており、通船時は船舶等で扉体を押す事によって、扉体7はメインベルトの上端付近を中心として船舶等の進行方向に転倒し、船舶等が該扉体の上を通過するものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-328343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1等のように扉体が転倒して船舶が通過するタイプの従来の通船ゲート等では、船がゲートを通過する際に、船の船底よりも下方に突出しているスクリュー等の船外機が当たり、遮水フェンスや船外機等を損傷するおそれがあった。よって、船が通過する際に船外機等を上方にあげる操作が必要となり、煩雑かつ危険な操作となる問題があった。
【0007】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、船外機を水上にあげたりする必要がなく、船外機やゲート施設を損傷させることなくスムーズに通船可能な通船ゲート装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は、船が通過するゲート間隙を有する枠体と、該ゲート間隙を開閉する扉体であり、枠体に下端側を揺動軸を介して揺動可能に設けられ船の通過時に該船に押されることにより傾倒されて該ゲート間隙を開く扉体と、扉体に設置され該扉体がゲート間隙を閉鎖する直立状態となるように浮力支持する浮力体と、を備え、扉体には、船の通過に応じて該扉体が傾倒する際に該扉体の一部分に空隙を形成させる空隙形成手段が設けられた通船ゲート装置から構成される。
【0009】
また、扉体は、扉本体部となる第1扉部材と、傾倒する際の空隙形成位置を開閉する第2扉部材と、に分割して構成され、空隙形成手段は、扉体が傾倒する際に、該第1扉部材の傾倒角度よりも大きい角度で第2扉部材を傾倒させる差動機構を有することとしてもよい。
【0010】
また、扉体は、幅方向中央位置に第2扉部材が形成されるとともに、該第1扉部材の左右両側に第1扉部材が形成された3分割構成であることとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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