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公開番号2025098551
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214763
出願日2023-12-20
発明の名称作業機械
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 3/32 20060101AFI20250625BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業装置のブームを支持するブームブラケットを、回動軸を介して旋回フレームに配設する構成において、簡易な構成でありながら回動軸の回り止めを実現できる作業機械を提供すること。
【解決手段】 掘削作業機1は、走行車体2の上下方向を軸方向とする回動軸51aを介して旋回フレーム7に回動可能に支持され、回動軸51aよりも上方に配置した回動支軸48を介して掘削装置を上下方向に回動可能に支持するブームブラケット42を備え、ブームブラケット42には、回動軸51aの上部に接続され、回動軸51aがブームブラケット42に対して回動することを規制する回り止め部70と、回動軸51aを挟んで配置され、回り止め部70を保持する一対の保持部75,75と、が設けられているものである。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
機体の上下方向を軸方向とする第1軸を介して旋回フレームに回動可能に支持され、前記第1軸よりも上方に配置した第2軸を介して作業装置を上下方向に回動可能に支持するブームブラケットを備え、
前記ブームブラケットには、
前記第1軸の上部に接続され、前記第1軸が前記ブームブラケットに対して回動することを規制する回り止め部と、
前記第1軸を挟んで配置され、前記回り止め部を前記ブームブラケットに対して保持する一対の保持部と、
が設けられていることを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記保持部は、保持部本体部と、前記保持部本体部を前記ブームブラケットに固定する固定部材を備える、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記一対の保持部の間に架設され、前記回り止め部および前記一対の固定部材に対して、前記第1軸と前記第2軸との間に配置された油圧ホースが接触することを規制するホースガイドを備える、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記ホースガイドは、少なくとも一部を前記第1軸における上端と対向させるように配置されている、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記保持部本体部は、前記回り止め部に当接することで前記ブームブラケットに対する前記第1軸の上方への移動を規制する保持板部と、前記保持板部の下面に突設され、前記回り止め部に当接することで前記ブームブラケットに対する前記第1軸の回動を規制する凸部と、を有し、
前記回り止め部には、前記凸部を受け入れる受け入れ部が設けられ、
前記固定部材は、前記保持板部と前記凸部を貫通するボルト挿通孔に挿通されるボルトである、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項6】
前記保持板部の上面には、前記ホースガイドの端部が連結されている、
請求項5に記載の作業機械。
【請求項7】
前記回り止め部は、板体より形成され、
前記受け入れ部は、前記板体の側端面より内側に切り欠いて形成された凹欠部である、
請求項6に記載の作業機械。
【請求項8】
前記凸部の高さが、前記回り止め部の板厚よりも大きい、
請求項7に記載の作業機械。
【請求項9】
前記第1軸は、上部が前記回り止め部に形成された嵌合孔部に分離不能に嵌合されている、
請求項1から請求項8の何れか1項に記載の作業機械。
【請求項10】
前記回り止め部には、前記第1軸を前記ブームブラケットから離反させるときに分離用ボルトを螺合させる分離用ボルト孔が形成されている、
請求項9に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により動作する作業装置を備えた作業機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば掘削作業機等の作業機械には、左右一対のクローラ式の走行部を有する下部走行体と、下部走行体に旋回可能に接続された上部旋回体と、上部旋回体の旋回フレームの前側に俯仰動可能に設けられた作業装置から構成されたものがある。掘削作業機は油圧ショベルとも呼称され、油圧により作業装置を動作させている。
【0003】
油圧により動作する作業装置は、上部旋回体内に配設された油圧源から圧油の給排を受ける複数の油圧アクチュエータを有している。これら複数の油圧アクチュエータの各々と油圧源との間は、金属製配管及び可撓性を有する油圧ホースを含んで設けられた複数の油圧給排路により接続されている。
【0004】
掘削作業機の作業装置は、ブームと、ブームの先端に回動可能に取り付けられたアームと、アームの先端に回動可能に取り付けられたバケット等の作業具から構成されている。ブームの基端側は、旋回フレームの前側に設けられたブームブラケットに連結されている。また、ブームブラケットは、旋回フレームに前方に突出させて設けられる支持ブラケットに対して、上下方向を軸方向とする上下一対の回動軸を介して水平方向に回動可能に接続されている。ブーム、アームおよびバケットをそれぞれ回動動作させる油圧アクチュエータに対して圧油を給排する油圧給排路は、油圧源から旋回フレームの前方に延出され、ブームブラケット内を通り、ブームの背面側に延びる油圧ホースにより構成されている。
【0005】
特許文献1では、ブームブラケットの回動軸(取付ピン)の回り止め構造として、上側の回動軸の上部外周に略半月状のスリットを設け、当該スリットにロックプレートを嵌入させて上側の取付ピンをロックしつつ、ロックプレートをブームブラケットに固着した構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平4-80923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、ロックプレートが上側の取付ピンよりも後方側に配置されている。この場合、取付ピンの周辺に固定用のボルトを締結するスペースを確保するため、ブームブラケットのサイズを大きくする必要が生じる。そうすると、ブームブラケットの重量が重くなるばかりでなく、ブームブラケットの前後方向の長さが長くなるため回動軸の位置も運転席から離れた位置となる。このため、掘削作業機の旋回半径が大きくなり、掘削作業機の操作性が損なわれることになりかねない。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、作業装置のブームを支持するブームブラケットを回動軸を介して旋回フレームに配設する構成において、簡易かつコンパクトな構成により回動軸の回り止めを実現することで操作性を向上させた作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る作業機械は、機体の上下方向を軸方向とする第1軸を介して旋回フレームに回動可能に支持され、前記第1軸よりも上方に配置した第2軸を介して作業装置を上下方向に回動可能に支持するブームブラケットを備え、前記ブームブラケットには、前記第1軸の上部に接続され、前記第1軸が前記ブームブラケットに対して回動することを規制する回り止め部と、前記第1軸を挟んで配置され、前記回り止め部を前記ブームブラケットに対して保持する一対の保持部と、が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
本発明の他の態様に係る作業機械は、前記作業機械において、前記保持部は、保持部本体部と、前記保持部本体部を前記ブームブラケットに固定する固定部材を備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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