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公開番号2025099359
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215966
出願日2023-12-21
発明の名称作業車両
出願人株式会社クボタ
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20250626BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】キャビンフレームの前下端を斜めに切り欠いたようなキャビンにおいて運転者が窮屈に感じないように足を置くことが可能なフットレストを有する作業車両を提供する。
【解決手段】作業車両は、キャビンを定義するキャビンフレームと、キャビンフレーム上に載置されるフロアマットと、を備える。キャビンフレームは、床フレームと、前フレームと、シート支持フレームと、を備える。フロアマットは、マット先端部と、マット基端部と、を備える。マット基端部のキャビンの内部に面する第1マット表面とマット先端部のキャビンの内部に面する第2マット表面との成す第1角は、フレーム基端部とフレーム傾斜部とのキャビンの内部に面する境界を表す第1直線とフレーム傾斜部と前フレームとのキャビンの内部に面する境界を表す第2直線とを含むように定義される平面と、フレーム基端部のキャビン内部に面する第1床面との成す第2角よりも大きい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
キャビンを定義するキャビンフレームと、
前記キャビンフレーム上に載置されるフロアマットと、
を備える作業車両であって、
前記キャビンフレームは、
前記フロアマットを支持する床フレームと、
前窓を支持する前フレームと、
前記床フレームに対して前記前フレームと反対側において運転席を支持するシート支持フレームと、
を備え、
前記床フレームは、
前記シート支持フレームに接続される、平板状のフレーム基端部と、
前記前フレームと前記フレーム基端部とを接続するフレーム傾斜部と、
を備え、
前記フロアマットは、
前記フレーム傾斜部と前記フレーム基端部との両方に支持されるように設けられるマット先端部と、
前記マット先端部と接続し、前記マット先端部と前記シート支持フレームとの間の前記フレーム基端部上に設けられるマット基端部と、
を備え、
前記マット基端部の前記キャビンの内部に面する第1マット表面と前記マット先端部の前記キャビンの内部に面する第2マット表面との成す第1角は、前記フレーム基端部と前記フレーム傾斜部との前記キャビンの内部に面する境界を表す第1直線と前記フレーム傾斜部と前記前フレームとの前記キャビンの内部に面する境界を表す第2直線とを含むように定義される平面と、前記フレーム基端部の前記キャビンの内部に面する第1床面との成す第2角よりも大きい、
作業車両。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記フロアマットは、前記マット先端部に対して前記マット基端部の反対側において前記フレーム傾斜部上に設けられる第1付加マット部をさらに備える、
請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記マット先端部と、前記マット基端部とは一体に成形される、
請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記マット基端部は、
前記マット先端部に接する第1端と、
縦方向における前記第1端の反対側において前記シート支持フレームに面する第2端と、
前記第1端と前記第2端とを接続する第3端と、
前記縦方向に垂直な横方向における前記第3端の反対側において前記第1端と前記第2端とを接続する第4端と、
を含み、
前記マット先端部は、
前記フレーム傾斜部に面する第5端と、
前記縦方向における前記第5端の反対側において前記フレーム基端部に面する第6端と、
前記第5端と前記第6端とを接続する第7端と、
前記横方向における前記第7端の反対側において前記第5端と前記第6端とを接続する第8端と、
を含み、
前記フロアマットは、
前記第3端と前記第7端とに接続され、前記縦方向と前記横方向とに垂直で、且つ、前記第2マット表面が前記第1マット表面に対して傾く突出方向に、前記第1マット表面及び前記第2マット表面から突出する第1リブと、
前記第4端に接続され、前記突出方向に前記第1マット表面から突出する第2リブと、
をさらに備える、
請求項1に記載の作業車両。
【請求項5】
前記マット先端部と、前記マット基端部と、前記第1リブと、前記第2リブとは一体に成形される、請求項4に記載の作業車両。
【請求項6】
前記フロアマットは、前記第2端と前記第1リブと前記第2リブとに接続され、前記突出方向に前記第1マット表面から突出する第3リブをさらに備える、
請求項4に記載の作業車両。
【請求項7】
前記マット先端部と、前記マット基端部と、前記第1リブと、前記第2リブと、前記第3リブとは一体に成形される、請求項6に記載の作業車両。
【請求項8】
前記マット基端部は、
前記マット先端部に接する第1端と、
縦方向における前記第1端の反対側において前記シート支持フレームに面する第2端と、
前記第1端と前記第2端とを接続する第3端と、
前記縦方向に垂直な横方向における前記第3端の反対側において前記第1端と前記第2端とを接続する第4端と、
を含み、
前記マット先端部は、
前記フレーム傾斜部に面する第5端と、
前記縦方向における前記第5端の反対側において前記フレーム基端部に面する第6端と、
前記第5端と前記第6端とを接続する第7端と、
前記横方向における前記第7端の反対側において前記第5端と前記第6端とを接続する第8端と、
を含み、
前記フロアマットは、
前記第3端と前記第7端とに接続され、前記縦方向と前記横方向とに垂直で、且つ、前記第2マット表面が前記第1マット表面に対して傾く突出方向に、前記第1マット表面及び前記第2マット表面から突出する第1リブと、
前記第4端に接続され、前記突出方向に前記第1マット表面から突出する第2リブと、
をさらに備える、
請求項2に記載の作業車両。
【請求項9】
前記マット先端部と、前記マット基端部と、前記第1リブと、前記第2リブとは一体に成形される、請求項8に記載の作業車両。
【請求項10】
前記フロアマットは、前記第2端と前記第1リブと前記第2リブとに接続され、前記突出方向に前記第1マット表面から突出する第3リブをさらに備える、
請求項8に記載の作業車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、キャビンの前方から後方に向かうにつれ下方に傾斜するフットレストを有する作業車両を記述している。特許文献2は、キャビンが開閉自在である作業車両を示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4576595号
米国特許出願公開第2023/0374752号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2の作業車両では、キャビン開閉時にキャビンフレームが車体フレームに接触しないようにキャビンフレームの前下端を斜めに切り欠いている。この切り欠いたキャビンフレームの形状に合わせて特許文献1のようなキャビンの前方から後方に向かうにつれ下方に傾斜するフットレストを設けた場合、フットレストの傾斜が大きすぎて足を置きづらい問題がある。一方、切り欠いたキャビンフレームの傾斜したフレームにフットレストを設けないと、キャビンの内部において足を置くスペースが小さすぎて、運転者が窮屈に感じる問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1態様に係る作業車両は、キャビンを定義するキャビンフレームと、キャビンフレーム上に載置されるフロアマットと、を備える。キャビンフレームは、床フレームと、前フレームと、シート支持フレームと、を備える。床フレームは、フロアマットを支持する。前フレームは、前窓を支持する。シート支持フレームは、床フレームに対して前フレームと反対側において運転席を支持する。床フレームは、シート支持フレームに接続される、平板状のフレーム基端部と、前フレームとフレーム基端部とを接続するフレーム傾斜部と、を備える。フロアマットは、マット先端部と、マット基端部と、を備える。マット先端部は、フレーム傾斜部とフレーム基端部との両方に支持されるように設けられる。マット基端部は、マット先端部と接続し、マット先端部とシート支持フレームとの間のフレーム基端部上に設けられる。マット基端部のキャビンの内部に面する第1マット表面とマット先端部のキャビンの内部に面する第2マット表面との成す第1角は、フレーム基端部とフレーム傾斜部とのキャビンの内部に面する境界を表す第1直線とフレーム傾斜部と前フレームとのキャビンの内部に面する境界を表す第2直線とを含むように定義される平面と、フレーム基端部のキャビンの内部に面する第1床面との成す第2角よりも大きい。
【発明の効果】
【0006】
本願に開示される技術によれば、キャビンフレームの前下端を斜めに切り欠いたようなキャビンにおいて、運転者が窮屈に感じないように足を置くことが可能なフットレストを有する作業車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、作業車両の側面図である。
図2は、キャビンを回転させたときの作業車両の側面図である。
図3は、作業車両の上面図である。
図4は、車体フレーム及びキャビンの正面図である。
図5は、図4の切断面線V-V’によるキャビンの断面図である。
図6は、キャビンのトップフレームを取り外したキャビンの上面図である。
図7は、フロアマットとキャビンフレームとの拡大断面図である。
図8は、フロアマットの斜視図である。
図9は、フロアマットの別の方向から見た斜視図である。
図10は、図7の切断面線X-X’によるキャビンの断面図である。
図11は、図6の切断面線XI-XI’による断面図である。
図12は、前ベースフレームに沿う平面で車体フレームを切断して作業車両の斜め前方から見たときの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、図中において同じ符号は、対応するまたは実質的に同一の構成を示している。
<実施形態>
<全体構成>
【0009】
図1を参照すると、作業車両1は、車体フレーム2と、走行装置3と、作業装置4と、キャビン5とを備えている。車体フレーム2は、一対の走行装置3、作業装置4、及び、キャビン5を支持する。一対の走行装置3は、車体フレーム2に回動可能に支持され、車体フレーム2を前方及び後方に駆動するように構成される。図示の実施形態では、一対の走行装置3は、履帯式の走行装置である。このため、一対の走行装置3は、それぞれ、駆動輪31、従動輪32、33、及び、転輪34を含む。ただし、一対の走行装置3は、履帯式走行装置に限定されない。車体フレーム2は、車体前部2Fと車体前部2Fとの反対の車体後部2Rとを有する。走行装置3は、例えば、前輪/後輪走行装置であってもよいし、前輪と後部クローラとを有する走行装置であってもよい。作業装置4は、作業装置4の末端(distal end)に器具(work equipment)(バケット)41を含む。作業装置4の基端(proximal end)は、車体フレーム2の車体後部2Rに取り付けられている。作業装置4は、バケットピボット軸43を介してバケット41を回転可能に支持するための一対のアーム組立体(arm assembly)42を含む。一対のアーム組立体42のそれぞれは、リフトリンク44とアーム45を含む。
【0010】
リフトリンク44は、支点軸(fulcrum shaft)46の周りで車体フレーム2に対して回転可能である。アーム45は、ジョイント軸(joint shaft)47の周りでリフトリンク44に対して回転可能である。作業装置4は、複数のアームシリンダ48と少なくとも1つの器具シリンダ(equipment cylinder)49とをさらに含む。複数のアームシリンダ48のそれぞれは、車体フレーム2およびアーム45に回転可能に接続され、リフトリンク44およびアーム45を移動させて、バケット41を昇降させる。少なくとも1つの器具シリンダ49は、バケット41を傾けるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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