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公開番号2025095721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211971
出願日2023-12-15
発明の名称下水道施設の再構築方法
出願人エバタ株式会社
代理人個人
主分類E02D 29/12 20060101AFI20250619BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】施工効率の悪化を防止しながら、下水道施設の再構築工事に要するコストを低減する。
【解決手段】下水道施設の内部空間に円筒状の合成樹脂からなる防食シート3を挿入し、防食シート3を下水道施設の内部空間を構成する内壁200に向かって、外表面に合成樹脂(外板部43)を貼着した薄肉鋼板(基板部42)で押圧して保持し、下水道施設の内壁200と防食シート3の外表面との間に裏込め材5を充填する下水道施設の再構築方法。防食シート3の厚さを1.4mm以上3.0mm以下、薄肉鋼板(基板部42)の厚さを1.0mm以上4.0mm以下、薄肉鋼板(基板部42)の外表面に貼着した合成樹脂(外板部43)の厚さを2.0mm以上6.0mm以下とすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下水道施設の内部空間に円筒状の合成樹脂からなる防食シートを挿入し、
該防食シートを前記下水道施設の内部空間を構成する内壁に向かって、外表面に合成樹脂を貼着した薄肉鋼板で押圧して保持し、
前記下水道施設の内壁と前記防食シートの外表面との間に裏込め材を充填することを特徴とする下水道施設の再構築方法。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記防食シートの厚さを1.4mm以上3.0mm以下としたことを特徴とする請求項1に記載の下水道施設の再構築方法。
【請求項3】
前記薄肉鋼板の厚さを1.0mm以上4.0mm以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の下水道施設の再構築方法。
【請求項4】
前記薄肉鋼板の外表面に貼着した合成樹脂の厚さを2.0mm以上6.0mm以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の下水道施設の再構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下水道施設のマンホール等の内壁に合成樹脂製シートを貼り付けてマンホール等を再構築する方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
下水管路網にはコンクリート製のマンホールが設置され、マンホールを長年使用すると、硫化水素ガス等による腐食や経年劣化により内壁に腐食部分が生じ、これを放置すると、周囲からの土圧によって腐食部分に亀裂が生じ、漏水事故や崩壊事故に繋がるおそれがある。
【0003】
そこで、本出願人は特許文献1において、下水道施設のマンホール等の内壁に合成樹脂製シートを貼り付ける治具を合成樹脂材料等で形成することで、施工効率が高く、機械的強度に優れ、軽量で低コスト化を実現しうる再構築工事用治具等を提案した。
【0004】
図2(b)に示すように、上記再構築工事用治具10は、剛性を有する内枠部11と、FRP等の弾性を有する合成樹脂からなる基板部12と、発泡樹脂等の合成樹脂からなる外板部13等で構成される。
【0005】
また、内枠部11を構成する湾曲端縁111を円弧状に湾曲させてマンホール内壁200に沿った筒状に組み合わせ、隣接する非湾曲端縁112を第1、第2の連結部115、116により結合し、図2(a)に示すような筒状の治具組立体1を構成する。
【0006】
上記治具組立体1等を用いて防食シート3をマンホール2内に設置した後、マンホール内壁200と防食シート3の外面31との間の隙間G、及び腐食部分を除去した後の凹凸面201に、コンクリート等の裏込め材5を充填して底塊ブロック23における作業が完了する。斜壁ブロック21及び直壁ブロック22についても上記と同様の作業を行い、マンホール2全体の再構築工事が完了する。
【0007】
上記再構築工事用治具10によれば、剛性を有する内枠部11によって裏込め材5の充填圧力Fに耐えて防食シート3の配置不良を回避し、基板部12及び外板部13を合成樹脂とすることで軽量化を図り、施工現場での持ち運び時や、狭いマンホール2内での組立時等の取り扱いが容易になり、施工効率が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特許第5227151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記特許文献1に記載の再構築工事用治具10は有効に機能するが、この治具10を構成する基板部12は、FRP等の合成樹脂製であるため、治具10の製造コストが高くなり、これに伴い再構築工事に要するコストが高くなるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、施工効率の悪化を防止しながら、下水道施設の再構築工事に要するコストを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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