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公開番号2025092136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207823
出願日2023-12-08
発明の名称電動ショベル
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/20 20060101AFI20250612BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】油圧ポンプに対する負荷を軽減することで、油圧ポンプの劣化を抑制する。
【解決手段】本開示の一態様に係る電動ショベルは、電動機と、前記電動機からの動力で駆動する油圧ポンプと、前記電動機を始動させる時又は停止させる時に、前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している時と比べて、前記電動機の回転速度が変化する度合いを小さくさせる制御を行う制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、
前記電動機からの動力で駆動する油圧ポンプと、
前記電動機を始動させる時又は停止させる時に、前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している時と比べて、前記電動機の回転速度が変化する度合いを小さくさせる制御を行う制御部と、
を備える電動ショベル。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記電動機を始動させる時又は停止させる時に、前記電動機の回転加速度の閾値として、前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している時と比べて、絶対値が小さい値を設定する、
請求項1に記載の電動ショベル。
【請求項3】
前記油圧ポンプを流れる油の温度を検出する検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出部が検出した前記油の温度に基づいて、前記回転加速度の閾値を設定する、
請求項2に記載の電動ショベル。
【請求項4】
前記電動機の回転速度の指令値と、前記電動機から検出された回転速度と、の差に基づいてPI制御を行う制御器をさらに備え、
前記制御部は、前記電動機を始動させる時又は停止させる時に、前記制御器のP項及びI項のうちいずれか一つ以上のゲインとして、前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している時と比べて、小さい値を設定する、
請求項1に記載の電動ショベル。
【請求項5】
前記制御部は、
前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している間に、前記電動機の回転速度を切り替える操作の受け付け可能であり、
前記切り替える操作を受け付けた時に、前記電動機を始動させる時又は停止させる時と比べて、前記電動機の回転速度を変化させる度合いを大きくする制御を行う、
請求項1に記載の電動ショベル。
【請求項6】
前記制御部は、前記電動機のオートアイドル又はアイドリングストップから復帰する時に、前記電動機の回転加速度の閾値として、前記電動機を始動させる時と比べて、絶対値が大きい値を設定する、
請求項1に記載の電動ショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ショベルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電動機を有する電動ショベルが提案されている。当該電動ショベルにおいては、本体に設けられたバッテリから供給される電力で電動機を駆動させている。そして電動機から供給される動力で油圧ポンプを駆動させることで、アタッチメント等を動作させることができる。
【0003】
電動ショベルは、当該電動機を用いることで、従来のエンジンで油圧ポンプを駆動させる場合と比べて、トルクの応答性が早くなるという特徴がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-121651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
つまり、電動ショベルは、従来のエンジンを用いたショベルと比べて、油圧ポンプに負荷が大きくなる可能性がある。
【0006】
本発明の一態様は、油圧ポンプに対する負荷を軽減することで、油圧ポンプの劣化を抑制する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る電動ショベルは、電動機と、前記電動機からの動力で駆動する油圧ポンプと、前記電動機を始動させる時又は停止させる時に、前記電動機が始動した後の前記油圧ポンプが既に駆動している時と比べて、前記電動機の回転速度が変化する度合いを小さくさせる制御を行う制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、油圧ポンプに対する負荷を軽減することで、油圧ポンプの劣化を抑制する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係るショベル(掘削機)を示す側面図である。
第1の実施形態に係るショベルの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
第1の実施形態に係るインバータの機能構成を例示したブロック図である。
第1の実施形態に係るモード制御部及び速度指令生成部の機能構成を例示したブロック図である。
第1の実施形態に係る速度指令生成部における、速度スルーレートリミットの設定に応じて速度指令として出力する回転速度の変化を示した図である。
作動油の温度と、第1の実施形態に係るリミット設定部により設定される速度スルーレートリミット上限値と、の対応関係を示した図である。
第1の実施形態に係るショベルの動作状態の遷移図である。
第1の実施形態に係るポンプ用電動機を始動させる時における、ショベルコントローラによるポンプ用電動機の目標回転速度の設定手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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