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公開番号
2025164985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-04
出願番号
2024068805
出願日
2024-04-22
発明の名称
保護カバー及び保護カバーの取付方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02F
9/16 20060101AFI20251027BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】運転席及びその周辺機器を濡れや汚れ、害虫・害獣からの被害及び日差しによる劣化を防ぎ、良好な排水性及び排塵性を有すると共に、取付け・取外しが容易でありながら取付対象機体から離脱しにくい保護カバー及び保護カバーの取付け方法を提供する。
【解決手段】保護カバーAは、連続する生地体A0で形成されており、取付対象機体の上部を被覆可能な立体被覆部2、及び立体被覆部2と連続して設けられ、下部が開口している側面被覆部3から成る。なお、側面被覆部3の下端縁部を開口縁部1とする。保護カバーAは、立体被覆部2によりオペレータ部M2の上部を内包して被覆可能であり、側面被覆部3によりオペレータ部M2の下部を内包して被覆可能に形成されている。また、立体被覆部2から側面被覆部3にかけて連続する水滑り面4A、4Bが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の面積を有し、所定の傾斜角度に設けられた、略平滑な第1の傾斜面と、所定の面積を有し、所定の傾斜角度に設けられ、前記第1の傾斜面との境界領域が外方に膨出するように同第1の傾斜面と劣角をなして連続する、略平滑な第2の傾斜面とから成る傾斜面と、該傾斜面の一端部と鋭角をなして連続して設けられた、略平滑な立設面とを有する立体被覆部、及び、
該立体被覆部に一端側が連続し、他端側が開口した形状を有すると共に、前記傾斜面と連続し、同傾斜面の傾斜角度よりも大きい傾斜角度に設けられた、略平滑な連続傾斜面を少なくとも一部に有する側面被覆部、を備える
保護カバー。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記連続傾斜面は、所定の面積を有し、前記第1の傾斜面と劣角をなして連続して設けられた、略平滑な第1連続傾斜面と、所定の面積を有し、前記第2の傾斜面と劣角をなして連続して設けられると共に、前記第1連続傾斜面との境界領域が外方に膨出するように、同第1の連続傾斜面と劣角をなして連続して設けられた、略平滑な第2連続傾斜面とから成る
請求項1に記載の保護カバー。
【請求項3】
前記第1の傾斜面及び第2の傾斜面の傾斜角度は、30度~60度である
請求項1及び2に記載の保護カバー。
【請求項4】
前記第1連続傾斜面及び第2連続傾斜面の傾斜角度は、40度~90度である
請求項2に記載の保護カバー。
【請求項5】
前記側面被覆部の裾部から延設され、取付対象機体に取付可能な取付部を有する
請求項1又は請求項2に記載の保護カバー。
【請求項6】
前記取付部に、取付対象機体に磁着可能な所定数の磁石体が設けられている
請求項5に記載の保護カバー。
【請求項7】
前記立設面の下端に、取付対象機体に磁着可能な所定数の磁石体が設けられている
請求項5に記載の保護カバー。
【請求項8】
所定の面積かつ所定の傾斜角度に設けられ、略中央領域が外方に膨出するように形成された傾斜面を有し、立体的な形状に形成された中空の立体被覆部、及び、該立体被覆部に一端側が連続し、他端側が開口した形状を有すると共に、前記傾斜面と連続し、同傾斜面の傾斜角度よりも大きい傾斜角度に設けられた連続傾斜面を少なくとも一部に有する側面被覆部を備える保護カバーの内部に、前記側面被覆部の開口した他端側から取付対象機体を挿入する挿入工程と、
該挿入工程の後に、前記傾斜面から前記連続傾斜面にかけて張設して取付対象機体に取付ける取付工程とを備える
保護カバーの取付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重機などの機体に備えられた運転席及びその周囲を被覆して保護する保護カバーに関する。詳しくは、運転席及びその周辺機器を濡れや汚れ、害虫・害獣からの被害及び日差しによる劣化から防ぎ、良好な排水性及び排塵性を有すると共に、取付け・取外しが容易でありながら取付対象機体から離脱しにくい保護カバー及び保護カバーの取付方法に係るものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
屋外で使用される重機には、運転席がボックス状のキャブ内に設けられた「キャブ仕様」と、運転席上方に設けられた庇部とそれを支える二本若しくは四本の支柱が備えられているのみで、運転席及びその周辺機器(以下、「オペレータ部」という。)を囲う仕切り部材が設けられておらずオペレータ部が露出している「キャノピ仕様」がある。
【0003】
キャブ仕様であれば、周囲を仕切り部材で囲われているので、オペレータ部が日差しや雨風にさらされることがないので、運転席などの劣化は緩やかに進行する。
【0004】
一方、キャノピ仕様の場合には、庇部以外にオペレータ部周囲に仕切り部外が設けられていないため、オペレータ部が露出した構造となっている。このため、オペレータ部は日差しや風雨による影響又は害虫・害獣からの被害を直接受け、座面や機器の濡れや汚れだけでなく、日差し等による運転席の表面生地や周辺機器の表面塗装がひび割れて剥がれる、或いは濡れや汚れによって機器自体の性能にも影響が出るなど、品質や機能の面で著しく劣化が進んでしまう。また、工事期間中、重機は現場に待機することが多く、この場合は常時外気にさらされるため、昼夜の温度変化も影響して、オペレータ部の劣化がさらに短期間で進んでしまう傾向にある。
【0005】
この点を解決するため、特許文献1に示すように、キャノピ仕様の重機のフロント部からオペレータ部までをシート状の保護カバーで被覆して保護する「重機用保護カバー及びその使用方法」が開示されている。この重機用保護カバーはシート状の形状を有し、取付片などを用いて固定用ロープで保護カバーの前側部及び後側部を固定し、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定することで、機体のオペレータ部を被覆するものである。
【0006】
また、特許文献2に示すように、キャノピ仕様の重機のフロント部からオペレータ部までを立体的に形成された保護カバーで被覆して保護する「重機用保護カバー」が開示されている。この重機用保護カバーは、固定用ロープを保護カバーの下端に装着して水平方向に締め付けて固定し、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定することで、機体のオペレータ部を被覆するものである。
【0007】
また、特許文献3に示すように、被覆対象車両の前方上部を被覆する領域が立体形状に設けられたカバー本体が開示されている。この立体形状部には傾斜面が設けられており、傾斜面上に落下した水滴は傾斜面を滑降して落下するので、傾斜面上の水はけを良好に保つことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-155569 公報
特開2022-124115 公報
特開2024- 10948 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の保護カバーはシート状に形成されているため、固定用ロープを用いて、保護カバーを前後方向それぞれに張設してシート状の保護カバーを機体の形状に沿わせ、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定しなければならず、取付け・取外しの作業に非常に手間がかかる。
【0010】
また、特許文献2に記載の保護カバーは立体的に形成されているものの、裾部分を固定用ロープで締め機体に固定しなければならず、特許文献1に記載の保護カバーと同じく、取付け・取外しの作業に手間がかかる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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