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公開番号2025175309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2022158879
出願日2022-09-30
発明の名称建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類E02F 9/16 20060101AFI20251126BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建設機械上のスペースにおいてセンサを設置するスペースの占める割合が増加することを抑制することができ、設置されたセンサに対するメンテナンス性を向上することができる建設機械を提供すること。
【解決手段】機械本体と、衛星測位アンテナで受信した測位衛星からの測位信号に応じて予め定めた座標系における位置を計測する位置計測装置と、衛星測位アンテナを支持するために機械本体上に配置されたアンテナ支持部材とを備えた建設機械において、アンテナ支持部材には、機械本体の周囲の物体の形状を計測する形状計測装置、機械本体の周囲の画像を取得する撮像装置、及び、機械本体の周囲に対して報知を行う情報報知装置のうちの少なくとも1つが取り付けられている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
機械本体と、
衛星測位アンテナで受信した測位衛星からの測位信号に応じて予め定めた座標系における位置を計測する位置計測装置と、
前記衛星測位アンテナを支持するために前記機械本体上に配置されたアンテナ支持部材と、
を備えた建設機械において、
前記アンテナ支持部材には、前記機械本体の周囲の物体の形状を計測する形状計測装置、前記機械本体の周囲の画像を取得する撮像装置、及び、前記機械本体の周囲に対して報知を行う情報報知装置のうちの少なくとも1つが取り付けられていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
請求項1記載の建設機械において、
前記アンテナ支持部材には、前記形状計測装置と前記撮像装置とが取り付けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項1記載の建設機械において、
前記アンテナ支持部材には、前記撮像装置と前記情報報知装置とが取り付けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項1記載の建設機械において、
前記アンテナ支持部材には、前記情報報知装置と前記形状計測装置とが取り付けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項1記載の建設機械において、
前記アンテナ支持部材には、前記形状計測装置、前記撮像装置、及び、前記情報報知装置が取り付けられていることを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項2記載の建設機械において、
前記撮像装置及び前記形状計測装置の位置は、前記衛星測位アンテナの位置から算出されることを特徴とする建設機械。
【請求項7】
請求項2又は3に記載の建設機械において、
前記撮像装置は前記形状計測装置よりも下方に配置されることを特徴とする建設機械。
【請求項8】
請求項5記載の建設機械において、
前記撮像装置は前記情報報知装置の下方に配置され、前記形状計測装置は前記撮像装置の下方に配置されることを特徴とする建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建設機械の位置を計測する方式としては、例えば、RTK-GNSS(Real Time Kinematic - Global Navigation Satellite System:リアルタイム動的全地球航法衛星システム)などの衛星測位システムがある。衛星測位システムでは、施工現場の構造物やショベルなどの建設機械のフロント作業機等により衛星測位アンテナで受信すべき測位信号が遮蔽されたり、マルチパス等が発生したりすることにより、位置計測に誤差が生じることがある。また、鉄などで構成されたフロント作業機等の部材が周辺磁場に与える影響を衛星測位アンテナが受ける場合もある。そこで、これらの影響を排除するため、上部旋回体にポール等を立てる等、高い位置に衛星測位アンテナを設置する方式が知られている。また、建設機械の方位を正確に計測するために、一対の衛星測位アンテナを車体左右の外端に離間して配置させることも知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、機体上に設けられた第一ブラケットと、該第一ブラケットにより回動可能に支持され、水平方向に延びるシャフトと、その下端部が該シャフトに固定され、上方に延びるとともに、その先端がGPSアンテナを取り付け可能に形成されたポールと、該シャフトの一端部に近接し、該シャフトの延在方向に直交する水平方向において該シャフトよりも機体内側且つ該シャフトよりも下方の位置の機体内部に設けられた第二ブラケットと、その下端部が該第二ブラケットにピンにより係止され、上方に延びるバーと、その一端部が該バーの上端部に回動可能に軸支されるとともにその他端部が該シャフトの一端部に固定され、該バーの上端部と該シャフトの一端部とを連結するリンク部材とを備えた作業機械のアンテナの脱着装置が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、下部走行体と、前記下部走行体上に旋回可能に取付けられる上部旋回体と、前記上部旋回体上に配置されるカウンタウェイトと、前記上部旋回体上において前記カウンタウェイトの前方に配置される機械室と、前記機械室上に配置される第1手摺りおよび第2手摺りと、前記第1手摺りおよび第2手摺りにそれぞれ接続され、一対のアンテナを支持するための一対のアンテナ支持部と、を備える油圧ショベルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-102097号
国際公開第2014/076764号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、施工現場では生産性と安全性を両立するため、建設機械の周囲の障害物をセンサを用いて検知し、オペレータや周囲作業員に障害物の位置や危険性を通知するシステムや、周囲の物体や地形を計測する地形計測システム等の開発が進んでいる。
【0007】
一方で、建設機械に搭載されるセンサの種類や数が増加することによって、設置されたセンサセンサ類に対するメンテナンス性が低下したり、建設機械上のスペースにおいてセンサを設置するスペースの占める割合が増加することで他の器材の設置や取扱いに影響を及ぼしたりする問題がある。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、建設機械上のスペースにおいてセンサを設置するスペースの占める割合が増加することを抑制することができ、設置されたセンサに対するメンテナンス性を向上することができる建設機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、機械本体と、衛星測位アンテナで受信した測位衛星からの測位信号に応じて予め定めた座標系における位置を計測する位置計測装置と、前記衛星測位アンテナを支持するために前記機械本体上に配置されたアンテナ支持部材と、を備えた建設機械において、前記アンテナ支持部材には、前記機体本体の周囲の物体の形状を計測する形状計測装置、前記機械本体の周囲の画像を取得する撮像装置、及び、前記機械本体の周囲に対して報知を行う情報報知装置のうちの少なくとも1つが取り付けられているものとする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、建設機械上のスペースにおいてセンサを設置するスペースの占める割合が増加することを抑制することができ、設置されたセンサに対するメンテナンス性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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