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公開番号2025177663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084695
出願日2024-05-24
発明の名称地盤改良装置及び地盤改良工法
出願人エポコラム機工株式会社
代理人個人
主分類E02D 3/12 20060101AFI20251128BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】地盤改良工法の施工途中において地盤改良装置の回転軸の偏心を良好に推察できるようにすること。
【解決手段】本発明では、昇降する回転軸(14)の下端に撹拌装置(15)を設け、掘削した地盤(2)内で土砂と地盤改良材とを撹拌・混合することによって地盤(2)の改良を行う地盤改良装置(1)及び地盤改良工法において、地上における基準となる位置からの回転軸(14)の変位量をGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)を用いて計測し、変位量が所定値を超えた場合に報知することにした。また、本発明では、前記基準となる位置を変更可能とした。さらに、本発明では、前記変位量の所定値を撹拌装置(15)の深度に応じて変更することにした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
昇降する回転軸の下端に撹拌装置を設け、掘削した地盤内で土砂と地盤改良材とを撹拌・混合することによって地盤の改良を行う地盤改良装置において、
地上における基準となる位置からの回転軸の変位量をGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)を用いて計測し、変位量が所定値を超えた場合に報知することを特徴とする地盤改良装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記基準となる位置を変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載の地盤改良装置。
【請求項3】
前記変位量の所定値を撹拌装置の深度に応じて変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の地盤改良装置。
【請求項4】
昇降する回転軸の下端に撹拌装置を設け、掘削した地盤内で土砂と地盤改良材とを撹拌・混合することによって地盤の改良を行う地盤改良工法において、
地上における基準となる位置からの回転軸の変位量をGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)を用いて計測し、変位量が所定値を超えた場合に報知することを特徴とする地盤改良工法。
【請求項5】
前記変位量が所定値を超えた場合に、地盤から撹拌装置を引き抜き、その後、掘削条件を変更して地盤を再掘削することを特徴とする請求項4に記載の地盤改良工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降する回転軸の下端に撹拌装置を設け、掘削した地盤内で土砂と地盤改良材とを撹拌・混合することによって地盤の改良を行う地盤改良装置及び地盤改良工法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、軟弱地盤の強化や汚染地盤の浄化などを目的として地盤の改良が行われている。
【0003】
この地盤改良において用いられる地盤改良装置としては、内側軸の外側に中空状の外側軸を二重管状に設けた回転軸に、内側軸に連動連結される掘削体と内側撹拌翼と外側軸に連動連結される外側撹拌翼とが設けられた撹拌装置を接続し、回転軸を回転駆動装置で回転させる構成のものが用いられている。
【0004】
そして、地盤改良装置を用いた地盤改良工法では、掘削装置を用いて地盤を掘削するとともに掘削した地盤に地盤改良材(固化剤や浄化剤など)を吐出し、地盤内で地盤改良材と土砂とを撹拌装置で撹拌・混合することによって、地盤の改良を行っている(たとえば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-161843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の地盤改良工法においては、地盤の内部で地盤改良装置を用いて地盤の掘削を行った後に掘削した土砂と地盤改良材とを撹拌・混合して地盤改良を行うために、地盤内部の状態を直接的に目視等で確認することが困難である。特に、地盤の掘削時には、地盤改良装置の回転軸や回転軸の下端に取付けられた撹拌装置の掘削体を鉛直下向きに降下させる必要があり、地盤内で礫や転石等の地中障害物との接触などによって回転軸が偏心してしまうと、回転軸等が許容量を超えた負荷によって破損や損傷してしまうおそれがある。
【0007】
そのため、地盤の内部で回転軸の偏心量や傾斜量を計測するための計測装置を用いて地盤改良装置の回転軸の偏心を管理して、回転軸の破損や損傷を防止するようにしている。
【0008】
ところが、地盤の内部で回転軸の偏心量や傾斜量を計測するための計測装置は高価であり、地盤内部での計測となるために高度の技術が必要となり、施工中のメンテナンスが煩雑となっている。
【0009】
そこで、本発明では、地盤改良工法の施工途中において地盤改良装置の回転軸の偏心を良好に推察することができるようにした。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る本発明では、昇降する回転軸の下端に撹拌装置を設け、掘削した地盤内で土砂と地盤改良材とを撹拌・混合することによって地盤の改良を行う地盤改良装置において、地上における基準となる位置からの回転軸の変位量をGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)を用いて計測し、変位量が所定値を超えた場合に報知することにした。
(【0011】以降は省略されています)

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