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公開番号2025103859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221542
出願日2023-12-27
発明の名称打撃工具
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人勇智国際特許事務所
主分類E02F 3/02 20060101AFI20250702BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】打撃工具の振動を抑制しつつ、先端工具による打撃力が充分に得られる打撃工具を提供する。
【解決手段】打撃工具は、モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、シリンダとシリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子とを含み、空気室の空気バネを利用して、モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸線に沿った打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、先端工具が取り付けられる先端面を含む前端部、先端面とは逆側の背面を含む後端部を有し、モータおよび打撃機構を収容するハウジングと、ユーザによって把持されるように構成されたハンドルと、を備えている。モータ回転軸と打撃軸線とは、互いに平行である。ハンドルの後端は、後端部に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
打撃工具であって、
モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、
シリンダと前記シリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子とを含み、前記空気室の空気バネを利用して、前記モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸線に沿った前記打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、
先端工具が取り付けられる先端面を含む前端部、前記先端面とは逆側の背面を含む後端部を有し、前記モータおよび前記打撃機構を収容するハウジングと、
ユーザによって把持されるように構成されたハンドルと、を備え、
前記モータ回転軸と前記打撃軸線とは、互いに平行であり、
前記ハンドルの後端は、前記後端部に配置されている、
打撃工具。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記モータを収容するモータ収容部は、前記後端部に設けられる、請求項1に記載の打撃工具。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の打撃工具であって、
さらに、前記モータを駆動するための電力を前記モータに供給するバッテリを着脱可能なバッテリ装着部を備え、
前記打撃軸線は、前記バッテリ装着部を通過する、
打撃工具。
【請求項4】
前記打撃軸線は、前記モータを通過する、請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の打撃工具。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記打撃機構は、前記モータシャフトの回転運動を前記打撃子の直線運動に変換する運動変換部を備え、
前記ハンドルは、
前記ハウジングの側面に接続され、
前記打撃軸線を挟んで前記運動変換部とは逆側に配置される、
打撃工具。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記モータ回転軸に直交する方向であって、前記ハンドルと前記打撃機構とを通過する方向に沿って前記打撃工具を見る平面視において、
前記ハンドルの少なくとも一部は、前記打撃機構の少なくとも一部とオーバーラップしている、
打撃工具。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記ハンドルは、
前記ハンドルの後端を前記後端部に接続する後側接続部と、
前記ハンドルの前端を前記ハウジングの側面に接続する前側接続部と、
前記後側接続部と前記前側接続部とをつなぐ把持部と、を備える、
打撃工具。
【請求項8】
請求項7に記載の打撃工具であって、
前記把持部は、前記後端部から前記先端面に向かうにしたがって前記打撃軸線から離れるように、前記打撃軸線に対して傾斜している、
打撃工具。
【請求項9】
請求項7から請求項8までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記把持部における前記打撃軸線に沿った長さは、前記ハウジングにおける前記背面から前記先端面までの長さの2分の1以上である、
打撃工具。
【請求項10】
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の打撃工具であって、
前記ハンドルは、
前記ハンドルの後端を前記後端部に接続する接続部と、
前記打撃軸線に交差する延出方向に沿って前記接続部から延出する把持部と、を有し、
前記延出方向は、前記打撃軸線に沿った方向の方向成分より、前記打撃軸線に直交する方向の方向成分の方が大きくなるように構成されている、
打撃工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、打撃工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
バッテリから供給される電力により駆動されるモータと、モータシャフトに連結されたカムと、カムに連結された先端工具とを備える電動工具が知られている。例えば、特許文献1には、モータの駆動力を利用してカムを回転させて、カムの回転運動を先端工具の往復移動に変換する電動工具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/025719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、モータの駆動力が機械的に先端工具の往復移動に変換されるため、電動工具の振動が大きくなる可能性があり、また、先端工具による打撃力が充分に得られない可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様によれば、打撃工具が提供される。この打撃工具は、モータ回転軸を中心に回転するモータシャフトを有するモータと、シリンダと前記シリンダの内部に規定される空気室に隣接する打撃子とを含み、前記空気室の空気バネを利用して、前記モータシャフトの回転運動を予め定められた打撃軸線に沿った前記打撃子の直線運動に変換する打撃機構と、先端工具が取り付けられる先端面を含む前端部、前記先端面とは逆側の背面を含む後端部を有し、前記モータおよび前記打撃機構を収容するハウジングと、ユーザによって把持されるように構成されたハンドルと、を備える。前記モータ回転軸と前記打撃軸線とは、互いに平行である。前記ハンドルの後端は、前記後端部に配置されている。
【0006】
上記態様の打撃工具によれば、空気バネを利用する打撃機構により、機械的に運動エネルギを伝達する打撃機構と比較して、打撃工具の振動を抑制することができるとともに、大きい運動エネルギを先端工具に伝達することができる。また、ハンドルがハウジングの後端部に配置されていることにより、先端工具を打撃軸線に沿って加工対象に押し付ける力を加えやすく、先端工具による高い打撃力を有する打撃工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る電動ショベルの外観構成を示す説明図。
バッテリ装着部の構成を示す説明図。
図1のIII-III位置を示す断面図。
打撃機構の構成を示す説明図。
空打ち防止機構の構成を示す説明図。
図4のVI-VI位置を示す断面図。
第1実施形態の電動ショベルが備えるハンドルの外観構成を示す説明図。
電動ショベルの配置構成を上面視で示す説明図。
第2実施形態に係る電動ショベルの構成を示す説明図。
図9のX-X位置を示す断面図。
第3実施形態に係る電動ショベルの構成を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下では、本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、以下に開示される追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された装置、その製造方法および使用方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、または共に用いることができる。
【0009】
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、上記および下記の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、独立および従属クレームに記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
【0010】
本明細書および/または特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施形態および/または特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲およびグループまたは集団に関する記載は、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
(【0011】以降は省略されています)

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