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公開番号
2025105403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2024093215
出願日
2024-06-07
発明の名称
ショベル
出願人
住友建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02F
9/20 20060101AFI20250703BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】操作性を向上するショベルを提供する。
【解決手段】油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータに供給される作動油の流量を制御する制御弁と、前記制御弁に入力される2次圧を制御する電磁比例弁と、操作レバーの操作量が入力され、前記電磁比例弁を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量未満において、前記操作レバーの操作量に基づいて、指令2次圧を決定し、入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上において、前記指令2次圧の増加量を制限して、前記指令2次圧を決定し、前記指令2次圧に基づいて、前記電磁比例弁の電流値を制御する、ショベル。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
油圧アクチュエータと、
油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータに供給される作動油の流量を制御する制御弁と、
前記制御弁に入力される2次圧を制御する電磁比例弁と、
操作レバーの操作量が入力され、前記電磁比例弁を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量未満において、前記操作レバーの操作量に基づいて、指令2次圧を決定し、
入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上において、前記指令2次圧の増加量を制限して、前記指令2次圧を決定し、
前記指令2次圧に基づいて、前記電磁比例弁の電流値を制御する、
ショベル。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記所定の操作量は、前記操作レバーのフルストロークの直前、または、フルストロークである、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
前記フルストロークの直前は、前記操作レバーのフルストロークの95%以上である、請求項2に記載のショベル。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上の場合、前記指令2次圧が最大圧力以上であるか否かを判定し、
前記指令2次圧が最大圧力以上である場合、前記指令2次圧を前記最大圧力に決定し、
前記指令2次圧が最大圧力以上でない場合、前記指令2次圧の増加量を制限して、前記指令2次圧を決定する、
請求項1に記載のショベル。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上の場合、かつ、前記指令2次圧が最大圧力以上でない場合、単位時間当たり一定量で前記指令2次圧を増加させる、
請求項4に記載のショベル。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記指令2次圧に対して遅れ制御を行い、遅れ制御された制御2次圧を算出し、
前記制御2次圧に基づいて、前記電磁比例弁の電流値を制御する、
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項7】
油圧アクチュエータと、
油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータに供給される作動油の流量を制御する制御弁と、
前記制御弁に入力される2次圧を制御する電磁比例弁と、
操作レバーの操作量が入力され、前記電磁比例弁を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
指令2次圧に対して遅れ制御を行い、遅れ制御された制御2次圧を算出し、
前記制御2次圧に基づいて、前記電磁比例弁の電流値を制御し、
前記コントローラは、
前記制御2次圧が所定の閾値未満において、前記操作レバーの操作量に基づいて、前記指令2次圧を決定し、
前記制御2次圧が前記所定の閾値以上において、前記指令2次圧を急増させる、
ショベル。
【請求項8】
前記制御2次圧が前記所定の閾値未満であるか否かの判定は、前記指令2次圧、前記制御2次圧、前記制御弁に入力される実制御2次圧のいずれかに基づいて判定する、
請求項7に記載のショベル。
【請求項9】
前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上において、前記指令2次圧を急増させる、
請求項7に記載のショベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショベルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レバー操作量と方向制御弁のパイロット圧を生成する電磁比例弁の制御電流の目標値との関係において、レバー操作量が所定操作量よりも大きくかつ最大操作量未満の範囲では、レバー操作量の増加に比例して所定電流まで制御電流の目標値が増加し、レバー操作量が最大操作量である100[%]のときには、制御電流の目標値は所定電流から最大電流に急上昇することが記載されている(特に図8参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7167224号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、最大操作量付近においてレバー操作量に対して電磁比例弁への指令値が急上昇することで、方向制御弁に供給される2次圧も急変する。このため、油圧アクチュエータの動作も急変し、ショベルの操作性が低下する。
【0005】
そこで、上記課題に鑑み、操作性を向上するショベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本発明の実施例に係るショベルは、油圧アクチュエータと、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから前記油圧アクチュエータに供給される作動油の流量を制御する制御弁と、前記制御弁に入力される2次圧を制御する電磁比例弁と、操作レバーの操作量が入力され、前記電磁比例弁を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量未満において、前記操作レバーの操作量に基づいて、指令2次圧を決定し、入力された前記操作レバーの操作量が所定の操作量以上において、前記指令2次圧の増加量を制限して、前記指令2次圧を決定し、前記指令2次圧に基づいて、前記電磁比例弁の電流値を制御する。
【発明の効果】
【0007】
上述の実施形態によれば、操作性を向上するショベルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ショベルの側面図である。
ショベルに搭載される油圧システムの構成例を示す図である。
アームシリンダの操作に関する油圧システム部分を抜き出した図である。
レバー操作量と制御弁の指令2次圧との関係を示すグラフである。
参考例における指令2次圧と制御2次圧との関係を示すグラフの一例である。
第1実施形態に係るショベルの制御方法を説明するフローチャートである。
第1実施形態に係るショベルにおけるレバー操作量と制御弁の指令2次圧との関係を示すグラフである。
第1実施形態における指令2次圧と制御2次圧との関係を示すグラフの一例である。
第2実施形態に係るショベルの制御方法を説明するフローチャートである。
第2実施形態に係るショベルにおけるレバー操作量と制御弁の指令2次圧との関係を示すグラフである。
第2実施形態における指令2次圧と制御2次圧との関係を示すグラフの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係る掘削機としてのショベル100について説明する。図1は、ショベル100の側面図である。
【0010】
本実施形態では、ショベル100の下部走行体1はクローラを含む。クローラは、下部走行体1に搭載されている走行アクチュエータとしての走行油圧モータ2Mによって駆動される。具体的には、クローラは左クローラ及び右クローラを含む。左クローラは左走行油圧モータ2MLによって駆動され、右クローラは右走行油圧モータ2MRによって駆動される。
(【0011】以降は省略されています)
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