TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025131068
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028573
出願日2024-02-28
発明の名称積みブロック
出願人株式会社武井工業所
代理人個人
主分類E02D 29/02 20060101AFI20250902BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 施工時に土砂などの土圧でブロックの凹凸部が破損してしまうことを極力防止すると共に、施工後もブロック同士の接触部分の破損も極力防止することができる積みブロックを提供することを目的とする。
【解決手段】 擁壁を構成する積みブロック2であって、上面板19には上面開口22を形成し枠状とし、この上面開口22の縁から上面板19の左右両側端にかけて、即ち積み上面板19の左右枠の全幅に渡って積みズレ止め凸部26が形成されている。また、前記下面板20にも下面開口24を形成し枠状とし、この下面開口24の縁から下面板20の左右両側端にかけて、即ち下面板20の左右枠の全幅に渡って前記積みズレ止め凸部26と嵌合する積みズレ止め凹部28が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前面部材、後面部材、左右側面部材、上面部材、下面部材とで内側に空間を形成し、
上方向に積み重ねると共に、側方向に隣接して設置して擁壁を構成する積みブロックであって、
前記上面部材に形成された上面開口と、
この上面開口の縁から上面部材の左右両側端にかけてそれぞれ形成されたズレ止め凸部と、
前記下面部材に形成された下面開口と、
この下面開口の縁から下面部材の左右両側端にかけてそれぞれ形成され、前記ズレ止め凸部と嵌合するズレ止め凹部とを備えたことを特徴とする積みブロック。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記上面部材の上面開口の縁から後端の間に形成された位置決め凸部と、
前記下面部材の下面開口の縁から後端の間に形成され、前記位置決め凸部と嵌合する位置決め凹部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の積みブロック。
【請求項3】
前記上面開口及び下面開口の縁から前記空間方向へ先細状に傾斜する上下傾斜部を備え、上面開口及び下面開口は空間と連通しており、上に積みブロックを積み重ねた場合、積み重ねた積みブロックの下面開口と前記上面開口とが連通し、これら各開口を中詰コンクリートが通過可能としたことを特徴とする請求項1記載の積みブロック。
【請求項4】
前記左右側面部材に形成された左右側面開口と、この左右側面開口から前記空間方向へ先細状に傾斜する左右傾斜部とを備え、前記左右側面開口と空間とが連通しており、側方向に積みブロックを隣接して設置した場合、側面開口同士が連通してこれら各開口を中詰コンクリートが通過可能としたことを特徴とする請求項1記載の積みブロック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上方向に積み重ねると共に、側方向に隣接して設置することにより擁壁を構成する積みブロックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地山、道路、河川、宅地造成の土が崩れるのを防ぐ法面保護のため、コンクリート製の積みブロック(控長35cm~50cm程度)を水平方向に複数並設すると共に垂直方向に複数段積み重ねることで土砂止め用や土留め用等のコンクリート擁壁を構築する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されているコンクリート擁壁の本体ブロックは、本体ブロックの前面材と後面材を連結する1本の連結材とで構成されている。この本体ブロックを支える土留め擁壁用の基礎ブロックは、対峙する前面材及び後面材と、これら前面材と後面材を連結する2本の連結部材とで構成されている。
【0004】
また、基礎ブロックの前面材及び後面材の上面には、4箇所の凸部が設けられており、本体ブロックの前面材及び後面材の下面には、前記凸部と嵌合する4箇所の凹部が形成されている。更に、本体ブロックの上面にも4箇所の凸部が設けられており、上に積み上げられる本体ブロック下面の凹部と嵌合する構造となっている。
【0005】
本体ブロックの上下方向の連設に関しては、基礎ブロックの前面材及び後面材の上面が本体ブロックの前面材及び後面材の下面と接し、基礎ブロックの凸部に本体ブロックの凹部が嵌合することで横方向の滑り抵抗や施工性を良好なものとしている。更に、本体ブロック同士では、本体ブロック上面の凸部と、この本体ブロックに積み上げられる別の本体ブロック下面の凹部とが嵌合することで同様に横方向の滑り抵抗や施工性を良好なものとしている。
【0006】
また、基礎ブロックと基礎地盤との一体性、基礎ブロックと本体ブロックとの一体性を図る目的で、中詰めコンクリートが打設され、硬化後は一つの連続したコンクリート塊となり基礎ブロック及び本体ブロックを一体のものとすることができる。なお、次の上方へ連設する本体ブロックも同様に中詰めコンクリートを打設している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6899057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この特許文献1に記載の基礎ブロックや本体ブロックの凸部は、円錐台形状をなしており、位置決めと横方向の滑り抵抗として機能しているが、平面視で円状であるため、ブロックは凹凸部の土砂側の半円部分で土圧を受けなければならず、ブロックを高く積み上げなければならないコンクリート擁壁では、中詰めコンクリートが固まる前にブロックの凹凸部が土圧により破損し、ブロックがズレて脱落してしまう恐れがあった。
【0009】
また、ブロックは、水平方向に複数並設すると共に垂直方向に複数段積み重ねる構造であるため、ブロック同士の接触部分が他の部分よりも強度が弱く、中詰めコンクリートが固まってもブロック同士の接触部分が土圧により破損してしまう恐れがあった。
【0010】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、施工時に土砂などの土圧でブロックの凹凸部が破損してしまうことを極力防止すると共に、施工後もブロック同士の接触部分の破損も極力防止することができる積みブロックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
大都市防災設備
21日前
日立建機株式会社
作業機械
27日前
大成建設株式会社
新設構造物
26日前
株式会社武井工業所
積みブロック
1日前
個人
水底地盤の天地返し工法と専用作業船
23日前
株式会社大林組
基礎構造
23日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
26日前
株式会社クボタ
作業機
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
16日前
日立建機株式会社
建設機械
28日前
株式会社地盤改良堀田
基礎杭の設置方法
20日前
有限会社冨永総業
キャンプ用ペグ抜きハンマー
19日前
住友金属鉱山株式会社
タンク設置用基礎
16日前
株式会社大林組
改良土の品質管理方法
28日前
株式会社フジタ
建築物とその施工方法
1か月前
有限会社 櫂設計事務所
掘削・撹拌具
7日前
株式会社山幸総建
シートパイルの土砂除去具
21日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
20日前
株式会社武井工業所
積みブロック用基礎ブロック
1日前
個人
日本列島都市防災設備又は日本列島大都市防災設備
15日前
アクアインテック株式会社
メーターボックスの蓋
26日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の組立方法
16日前
アロン化成株式会社
排水管通気設備
21日前
株式会社小松製作所
作業機械
1日前
日立建機株式会社
作業機械
15日前
株式会社小松製作所
作業機械
8日前
JFEスチール株式会社
モノパイル
9日前
戸田建設株式会社
基礎構造
16日前
株式会社大林組
地盤評価方法及び地盤評価システム
16日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
5日前
株式会社高脇基礎工事
鋼矢板割り治具
16日前
コベルコ建機株式会社
カメラ保護装置
28日前
大和ハウス工業株式会社
基礎構造、及び基礎構造の施工方法
28日前
株式会社長谷工コーポレーション
水路形成体とその取付方法
29日前
ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
2日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
26日前
続きを見る