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公開番号
2025122501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018034
出願日
2024-02-08
発明の名称
建設機械
出願人
株式会社日立建機ティエラ
代理人
弁理士法人開知
主分類
E02F
9/22 20060101AFI20250814BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】作業機にブレーカなど、処理対象物に押し付けて作業を行うアタッチメントを装着した場合に、アタッチメントによる作業を短時間で容易に行うことができるようにする。
【解決手段】第1方向制御弁をブームシリンダのロッド側室に接続する第2油路に可変リリーフ弁を設け、ダウンモードが選択されたときに、ブームシリンダのロッド側室の圧油の圧力を所定の圧力に維持するように制御することにより、ブームシリンダによってブームを駆動し、作業機の先端作業具であるアタッチメントを処理対象物に一定の力で押し付けることを可能とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車体と、
前記車体に取り付けられ、基端側に前記車体に対して上下動動作可能なブームを有し、先端側に先端作業具を有する作業機と、
前記ブームを上下動動作させるブームシリンダと、
前記ブームシリンダに圧油を供給する第1油圧ポンプと、
操作装置により生成される操作信号に基づいて、前記第1油圧ポンプから吐出された圧油の流れを制御する第1方向制御弁と、
前記第1方向制御弁と前記ブームシリンダのボトム側室とを接続する第1油路と、
前記第1方向制御弁と前記ブームシリンダのロッド側室とを接続する第2油路とを備える建設機械において、
前記作業機の動作モードとして、通常作業モード、または前記作業機に前記先端作業具として装着されたアタッチメントを処理対象物に押し付けて作業を行うダウンモードを選択するモード選択装置と、
前記第2油路に接続された可変リリーフ弁とを備え、
前記可変リリーフ弁は、前記モード選択装置により前記ダウンモードが選択された場合、前記ブームシリンダのロッド側室の圧油の圧力を所定の圧力に維持するよう制御されることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
請求項1記載の建設機械において、
前記操作装置は、前記操作信号としてパイロット操作圧を生成する油圧パイロット式の操作装置であり、
前記操作装置と前記第1方向制御弁との間に配置された電磁減圧弁を更に備え、
前記電磁減圧弁は、前記通常作業モードが選択された場合、前記パイロット操作圧をそのまま前記第1方向制御弁に導く第1位置にあり、前記ダウンモードが選択された場合、前記パイロット操作圧の前記第1方向制御弁への伝達を遮断する第2位置と前記第1位置との中間位置に切り換わり、前記中間位置において、前記パイロット操作圧に基づいて、前記第1方向制御弁をブーム下げ方向の中間開口位置に切り換えるパイロット制御圧を生成することを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項1記載の建設機械において、
前記第1油圧ポンプから吐出された圧油が導かれ、その圧油を前記アタッチメントのアクチュエータに供給する第2方向制御弁と、
前記ダウンモードが選択され、前記操作信号がブーム下げ方向を指示する信号である場合、前記第1方向制御弁をブーム下げ方向の中間開口位置に切り換える電磁減圧弁とを更に備えることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項1記載の建設機械において、
前記可変リリーフ弁を制御するコントローラを備え、
前記コントローラは、前記モード選択装置によって前記通常作業モードが選択された場合、前記可変リリーフ弁に、所定の最大リリーフ圧を設定し、前記ダウンモードが選択された場合、前記可変リリーフ弁に、前記最大リリーフ圧より低い所定のリリーフ圧を設定することを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項1記載の建設機械において、
前記ダウンモードが選択されているときに、前記可変リリーフ弁のリリーフ圧を入力可能なリリーフ圧入力装置を備えることを特徴とする建設機械。
【請求項6】
請求項1記載の建設機械において、
前記ブームシリンダのロッド側室の圧力を検出するロッド側圧力センサと、
前記ロッド側圧力センサの検出信号が入力されるコントローラとを更に備え、
前記コントローラは、
前記ダウンモードが選択され、前記操作信号がブーム下げ方向を指示する信号であるときに、前記ロッド側圧力センサの検出値に基づいて、前記フロント作業機がジャッキアップ状態にあるか否かを判定し、
前記作業機がジャッキアップ状態にないと判定したときは、前記可変リリーフ弁に、前記通常作業モードで設定される最大リリーフ圧より低いリリーフ圧を設定し、
前記作業機がジャッキアップ状態にあると判定したときは、前記可変リリーフ弁に、前記最大リリーフ圧を設定することを特徴とする建設機械。
【請求項7】
請求項1記載の建設機械において、
前記第1油路とタンクの間の油路に接続され、閉位置において逆止弁を備えた第1電磁開閉弁と、前記第2油路とタンクの間の油路に接続され、閉位置において逆止弁を備えた第2電磁開閉弁とを更に備え、
前記モード選択装置は、前記作業機の動作モードとして、更にフロートモードを選択可能であり、
前記第1電磁開閉弁及び前記第2電磁開閉弁は、前記モード選択装置が前記通常作業モードまたは前記ダウンモードを選択したときは閉位置にあり、前記モード選択装置が前記フロートモードを選択したときは開位置に切り換えられることを特徴とする建設機械。
【請求項8】
請求項7記載の建設機械において、
前記ブームシリンダのロッド側室の圧力を検出するロッド側圧力センサと、
前記ロッド側圧力センサの検出信号を入力するコントローラとを更に備え、
前記コントローラは、
前記フロートモードが選択され、前記操作信号がブーム下げ方向を指示する信号であるときに、前記ロッド側圧力センサの検出値に基づいて、前記作業機がジャッキアップ状態にあるか否かを判定し、
前記作業機がジャッキアップ状態にないと判定したときは、前記第1電磁開閉弁及び前記第2電磁開閉弁を開位置に切り換え、
前記作業機がジャッキアップ状態にあると判定したときは、前記第1電磁開閉弁及び第2電磁開閉弁を閉位置に保持することを特徴とする建設機械。
【請求項9】
請求項6又は8記載の建設機械において、
前記コントローラは、前記ロッド側圧力センサによって検出された前記ブームシリンダのロッド側室の圧力が予め設定した第1閾値より高いときに、前記作業機がジャッキアップ状態にあると判定することを特徴とする建設機械。
【請求項10】
請求項1記載の建設機械において、
第2油圧ポンプと、
前記第2油圧ポンプから吐出された圧油が導かれ、その圧油を前記アタッチメントのアクチュエータに供給する第2方向制御弁と、
前記第1方向制御弁が中立位置にあるときに、前記第1油圧ポンプから吐出され、前記第1方向制御弁を通過した圧油を前記第2方向制御弁に導く第1接続油路とを更に備えることを特徴とする建設機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に係り、特に作業機のアタッチメント(フロントアタッチメント)を一定の力で処理対象物に押し付けて行う作業を容易に行うことができる建設機械に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例である油圧ショベルは、通常、作業機にフロントアタッチメントとしてバケットが装着されており、バケットにより掘削作業、均平整地作業などを行う。
【0003】
このような油圧ショベルを用いて均平整地作業を行う場合、フロートモード(フロート機能)を選択して、ブームシリンダのヘッド側室とロッド側室を連通させ、余剰の作動油をタンクに帰還させることにより、バケットを地面の起伏形状に沿って動かしつつ、作業機の重量によって均平整地作業を容易に行うことができる。このようなフロート機能を有する建設機械は、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-2092号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の建設機械には次のような問題がある。
【0006】
作業機にアタッチメントとして油圧式のブレーカを装着し解体作業をする場合にフロートモードを選択すると、作業機の自重により自動的にブームが下がり、解体対象物(コンクリート等)にブレーカの先端を接触させることができる。
【0007】
しかし、フロートモードを選択した場合には、ブームシリンダのヘッド側室とロッド側室を連通させ、余剰の作動油をタンクに帰還させているため、ブレーカを装着した状態でフロートモードを選択すると、解体対象物に対してブレーカの先端を十分に押し付けることができず、適切に解体対象物を破壊することができない。
【0008】
一方、フロートモードの選択を解除すれば、ブームシリンダによる押し付け力をブレーカの先端に作用させることができるが、オペレータは、ブーム用操作装置を操作してブレーカの先端を解体対象物に丁度良い力で押し付ける必要があり、この場合は、細かなブーム下げ操作が求められるので、熟練の技術が必要となる。
【0009】
本発明の目的は、作業機にブレーカなど、処理対象物に押し付けて作業を行うアタッチメントを装着した場合に、アタッチメントを処理対象物に押し付ける操作を容易に行うことができる建設機械を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を解決するための手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
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