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公開番号
2025121773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-20
出願番号
2024017463
出願日
2024-02-07
発明の名称
シートパイルの土砂除去具
出願人
株式会社山幸総建
代理人
個人
主分類
E02D
13/00 20060101AFI20250813BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】容易に土砂を除去できると共に、作業環境を向上させるシートパイルの土砂除去具の提供。
【解決手段】地中に打ち込まれたシートパイルに付着した土砂を除去する土砂除去具であって、前記シートパイル内に付着した土砂を掻き取る掻き取り板と、前記掻き取り板に取り付けられた所定の長さを有するガイド棒と、前記シートパイルの上部に設置され、前記ガイド棒を前記シートパイル内にガイドするガイド機構と、を有することを特徴とする、シートパイルの土砂除去具。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地中に打ち込まれたシートパイルに付着した土砂を除去する土砂除去具であって、
前記シートパイル内に付着した土砂を掻き取ることのできる掻き取り板と、
前記掻き取り板に取り付けられた所定の長さを有するガイド棒と、
前記シートパイルの上部に設置され、前記ガイド棒を前記シートパイル内に案内するガイド機構と、
を有することを特徴とする、シートパイルの土砂除去具。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ガイド棒は、その側面に磁石部を備え、
前記ガイド棒は、前記磁石部が前記シートパイルの壁面に磁着した状態で、前記ガイド機構により上下方向に移動可能となることを特徴とする、
請求項1に記載のシートパイルの土砂除去具。
【請求項3】
前記掻き取り板は、その先端部分が前記シートパイルの壁面に近づくように傾斜しており、前記ガイド棒が前記ガイド機構によって下方に移動することで、前記先端部分が前記シートパイルの壁面に付着した土砂を掻き落とすことを特徴とする、
請求項1又は請求項2に記載のシートパイルの土砂除去具。
【請求項4】
前記ガイド機構は、前記シートパイルの後面に当接する当接部材と、前記シートパイルの前面に当接する棒部材と、を備え、
前記当接部材と前記棒部材とが、前記シートパイルの前後で当接することにより、前記ガイド機構が前記シートパイル上部に係止されることを特徴とする、
請求項3に記載のシートパイルの土砂除去具。
【請求項5】
前記ガイド機構は、前記棒部材に回転可能に軸支される回転部材をさらに備え、
前記回転部材は、前記ガイド棒が下方に移動するのに伴って連れ回り、前記ガイド棒及び前記掻き取り板を前記シートパイルの壁面側に案内することを特徴とする、
請求項4に記載のシートパイルの土砂除去具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土中に打ち込まれたシートパイルに付着した土砂を除去する土砂除去具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
土留め工事は、複数のシートパイル(鋼矢板)Pを土中へ打ち込み、シートパイルPで囲まれた範囲の土砂(泥土等を含む。)を掘削することで、建設工事に伴う作業スペースを確保するものである。シートパイルPは、図14(a)に示すように、その左右方向の両端に継ぎ手P1が設けられている。複数のシートパイルPは、図14(b)に示すように、一方のシートパイルPの継ぎ手P1と他方のシートパイルPの継ぎ手P1を連結することで、互い違いに組み合わされる。また、シートパイルPは、その断面に略U字形状の溝部P2を有するため、溝部P2に土砂が付着してしまう。特許文献1は、建設工事が完了する前に行われるシートパイル引抜工事に関するものである。特許文献1の治具は、切欠きを有する土砂除去具と、土砂除去具を固定するためのワイヤ等の固定手段を備えており、引抜対象のシートパイルPの溝部P2に土砂除去具が配置され、その土砂除去具はワイヤ等を介して固定部材に固定される。そうすることで、シートパイルPが引き抜かれると同時に、シートパイルPの溝部P2に付着した土砂が掻き落とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-73036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した土砂除去具は、シートパイルPを土中から引き抜く際に、シートパイルPの溝部P2に付着した土砂を取り除くものである。しかしながら、特許文献1の土砂除去具では、土中に打ち込まれた状態のシートパイルPの溝部に付着した土砂を取り除くことはできない。従来の土留め工事では、シートパイルPが破損する虞があるため、土中に打ち込まれたシートパイルPの溝部に付着した土砂を、ショベルカー等の大型の建設機械で取り除くことができない。そのため、作業員がシャベル等によって手作業で土中に打ち込まれたシートパイルPの溝部に付着した土砂を取り除いている。このような、作業員の手作業による土砂の除去は、大変な労力を要すると共に、掻き落とされた土砂が作業員に落下して負傷する危険性があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、容易に土砂を除去できると共に、作業環境を向上させる鋼矢板の土砂除去具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明は、地中に打ち込まれたシートパイルに付着した土砂を除去する土砂除去具であって、前記シートパイル内に付着した土砂を掻き取る掻き取り板と、前記掻き取り板に取り付けられた所定の長さを有するガイド棒と、前記シートパイルの上部に設置され、前記ガイド棒を前記シートパイル内に案内するガイド機構と、を有することを特徴とする。
【0007】
本願請求項2に記載の発明は、前記ガイド棒は、その側面に磁石を含む磁石部を備え、前記ガイド棒は、前記磁石部が前記シートパイルの壁面に磁着した状態で、前記ガイド機構により上下方向に移動可能となることを特徴とする。
【0008】
本願請求項3に記載の発明は、前記掻き取り板は、その先端部分が前記シートパイルの壁面に近づくように傾斜しており、前記ガイド棒が前記ガイド機構によって下方に移動すると、前記先端部分が前記シートパイルの壁面に付着した土砂を掻き落とすことを特徴とする。
【0009】
本願請求項4に記載の発明は、前記ガイド機構は、前記シートパイルの後面に当接する当接部材と、前記シートパイルの前面に当接する棒部材と、を備え、前記当接部材と前記棒部材とが、前記シートパイルの前後で当接することにより、前記ガイド機構が前記シートパイル上部に係止されることを特徴する。
【0010】
本願請求項5に記載の発明は、前記ガイド機構は、前記棒部材に回転可能に軸支される回転部材をさらに備え、前記回転部材は、前記ガイド棒が下方に移動するのに伴って連れ回り、前記ガイド棒及び前記掻き取り板を前記シートパイルの壁面側に案内することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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