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公開番号2025133349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031246
出願日2024-03-01
発明の名称構造物及び構造物の施工方法
出願人公益財団法人鉄道総合技術研究所,岡三リビック株式会社,株式会社エンバイン
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類E02D 17/18 20060101AFI20250904BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】構造物の施工の簡素化を図る。
【解決手段】構造物であって、盛土と、前記盛土を覆う補強材と、を含み、鉛直方向に2以上積層される補強盛土と、前記補強盛土に対する水平位置が固定され、前記補強盛土の前面から突出する突出部を含む支持部材と、2以上の前記補強盛土の前記前面を覆う覆面部材と、2以上の前記補強盛土における前記支持部材の前記突出部と、前記覆面部材と、を固定する固定部と、少なくとも前記覆面部材と、前記補強盛土の前記前面における前記補強材と、を内部に含む剛壁と、を備える、構造物。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
構造物であって、
盛土と、前記盛土を覆う補強材と、を含み、鉛直方向に2以上積層される補強盛土と、
前記補強盛土に対する水平位置が固定され、前記補強盛土の前面から突出する突出部を含む支持部材と、
2以上の前記補強盛土の前記前面を覆う覆面部材と、
2以上の前記補強盛土における前記支持部材の前記突出部と、前記覆面部材と、を固定する固定部と、
少なくとも前記覆面部材と、前記補強盛土の前記前面における前記補強材と、を内部に含む剛壁と、を備える、
構造物。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記補強盛土は、前記盛土と前記補強材との間に設けられる溶接金網を備え、
前記支持部材は、前記溶接金網に係合される係合部を備える、請求項1に記載の構造物。
【請求項3】
前記支持部材は、前記補強盛土の前後方向とは別方向に延在し前記盛土に埋設される爪部を備える、請求項1に記載の構造物。
【請求項4】
前記覆面部材は網目構造を有し、
前記固定部は、前記覆面部材の外面側において、前記網目構造の目合いよりも大きいプレートを備え、前記プレートと前記支持部材の前記突出部とを固定する、請求項1~3のいずれか一項に記載の構造物。
【請求項5】
構造物の施工方法であって、
補強材を敷設し、前記補強材の内側に溶接金網を設置する工程と、
支持部材を、前記溶接金網に係合させる工程と、
前記補強材の内側に盛土材を投入し、締め固めることによって、前記支持部材の突出部が前面から突出した補強盛土を構築する工程と、
前記補強材の敷設から前記補強盛土の構築までの工程を繰り返して、前記補強盛土の上方に、前記支持部材の前記突出部が前面から突出した少なくとも1つの他の補強盛土を構築する工程と、
2以上の前記補強盛土の前面を覆うように、覆面部材を、前記覆面部材と2以上の前記支持部材における前記突出部とを固定することで取り付ける工程と、
前記覆面部材の外側から、コンクリートを吹き付ける工程と、
を含む、構造物の施工方法。
【請求項6】
構造物の施工方法であって、
補強材を敷設し、前記補強材の内側に盛土材を投入する工程と、
支持部材を、前記支持部材の爪部が前記盛土材の内部に埋設され、かつ前記支持部材の突出部が前記補強材の前面から突出するように設置する工程と、
前記盛土を締め固めることによって、前記支持部材の前記突出部が前面から突出した補強盛土を構築する工程と、
前記補強材の敷設から前記補強盛土の構築までの工程を繰り返して、前記補強盛土の上方に、前記支持部材の前記突出部が前面から突出した少なくとも1つの他の補強盛土を構築する工程と、
2以上の前記補強盛土の前面を覆うように、覆面部材を、前記覆面部材と2以上の前記支持部材における前記突出部とを固定することで取り付ける工程と、
前記覆面部材の外側から、コンクリートを吹き付ける工程と、
を含む、構造物の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物及び構造物の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
表面に剛壁面を設けた構造物の一つである補強盛土は、高い耐震性が得られることから、従来、鉄道の土留め壁として広く利用されている。
【0003】
例えば特許文献1には、分割された壁面もしくは土のう等を組み合わせることにより、鉛直または鉛直に近い勾配の盛土を構築した後、盛土前面に全体剛性のある一体化した壁面を場所打ちする補強土擁壁の構築方法が開示されている。特許文献1の施工方法は従来の一般的な手順であり、まず補強盛土を構築した後、剛壁面を施工する。補強盛土は、施工時の転圧荷重や自重により沈下するため、沈下が収束した後に剛壁面を構築することで、高い安定性を発揮する構造となる。剛壁面を施工する際は、補強盛土の前面に足場を設けて型枠を設置し、型枠内にコンクリートを打設した後、型枠を撤去する。
【0004】
このような盛土構造では、通常、コンクリート打設時の側圧が作用して型枠が変形しないようにするための型枠内構造を有する。例えば、型枠の裏面に取り付けたセパレータをL形鋼に溶接固定し、L形鋼は、補強盛土の溶接金網から外型枠固定用金具を用いて溶接により完全固定される(非特許文献1参照)。
【0005】
特許文献2には、盛土体の法面を形成するフレームと型枠を、伸縮可能なスペーサロッドで連結する補強盛土体の構築方法が開示されている。
【0006】
特許文献3には、ネット又はシートである覆面部材により壁体ブロックを一体化する工法が開示されている。覆面部材の固定において、地山上部の巻込用コンクリートと地山下部の根固めコンクリートを設け、覆面部材の締め込みにより地山を締め付けている。
【0007】
特許文献4には、地山の全面に立設した複数の壁面パネルと、パネル背面に連結したアンカー材を用いて、土圧に対する壁面パネルの安定性を向上させる工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平1-21122号公報
特開平4-108915号公報
特開2014-133971号公報
特開2023-23931号公報
【非特許文献】
【0009】
RRR-B工法設計施工マニュアル 剛壁面を有する補強盛土の施工方法
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、本発明者らが鋭意検討したところ、上記特許文献に記載された従来の構造又は施工方法には、以下の課題があることがわかった。
(【0011】以降は省略されています)

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