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公開番号2025115581
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010115
出願日2024-01-26
発明の名称護岸ブロック及び護岸構造物
出願人西松建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E02B 3/14 20060101AFI20250731BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】水力発電用の水路を敷設することを可能にする護岸ブロック及び護岸構造物を実現する。
【解決手段】河川の護岸領域に沿って複数の護岸ブロックを並設するとともに多段に積み上げて構築された護岸構造物100において、河川の上流から下流に向かう方向に並設されている水圧管設置ブロック10には、並設されている水圧管設置ブロック10を連通した態様の貫通口11が設けられており、その貫通口に河川の上流から下流に向かう方向に沿う水圧管20を挿通させるようにした。護岸構造物100を構成する複数の護岸ブロックは、水圧管20が挿通される空洞(貫通口11)を有する第1の護岸ブロックである水圧管設置ブロック10と、水圧管20が挿通される空洞を有さない第2の護岸ブロックである護岸ブロック2を含んでいる。貫通口11は、水圧管20を設置する水圧管設置ブロック10に亘って設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
河川の護岸領域に設置される護岸ブロックであって、
当該護岸ブロックには、前記河川の上流から下流に沿って敷設される水圧管を挿通可能な貫通口が設けられていることを特徴とする護岸ブロック。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記貫通口は、当該護岸ブロックが前記護岸領域に設置された状態で、前記河川の上流から下流に向かう方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の護岸ブロック。
【請求項3】
河川の護岸領域に設置される護岸ブロックであって、
当該護岸ブロックには、前記河川の上流から下流に沿って敷設される水圧管を挿通可能な溝部が設けられており、
前記溝部は、当該護岸ブロックが前記護岸領域に設置された状態で、前記河川の上流から下流に向かう方向に沿って形成され、当該護岸ブロックの裏側に開口した態様を有していることを特徴とする護岸ブロック。
【請求項4】
河川の護岸領域に沿って複数の護岸ブロックを並設するとともに多段に積み上げて構築された護岸構造物であって、
当該護岸構造物には、前記河川の上流から下流に向かう方向に並設されている前記護岸ブロックを連通した態様の挿通孔が設けられており、
前記挿通孔には、前記河川の上流から下流に向かう方向に沿う水圧管が挿通されていることを特徴とする護岸構造物。
【請求項5】
前記挿通孔は、損失水頭が小さくなる前記護岸ブロックの段に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の護岸構造物。
【請求項6】
前記複数の護岸ブロックは、前記水圧管が挿通される空洞を有する第1の護岸ブロックと、前記水圧管が挿通される空洞を有さない第2の護岸ブロックを含んでおり、
前記挿通孔は、並設されている前記第1の護岸ブロックに亘って設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の護岸構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電用の水路を敷設するための護岸ブロック及び護岸構造物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水力発電用の水路を既設の道路に沿って敷設することで、コストを抑えるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-177229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術の場合、水路を敷設するための用地を確保しなければならず、その用地に水圧管を埋設するなどの工事が必要になる。
【0005】
ところで近時、地球温暖化対策や、安全保障上のエネルギー資源の確保の観点から、再生可能エネルギーの開発が進められている。再生可能エネルギーの中で、水力発電(図4参照)については建設に適した大規模発電のものの開発は完了しているが、小規模なもの(いわゆる小水力発電)については今後も開発されることが望まれている。例えば、資源エネルギー庁などによってハイドロバレー計画と称される小規模な水力発電に関する事業が進められている。
また、地球温暖化の影響により河川の氾濫被害が発生したことに伴い、国や地方自治体を挙げての国土強靭化が進められており、河川の護岸工事を行う機会が増えている。
【0006】
そこで、本発明者らは鋭意検討し、護岸を強靭化するとともに水力発電用の水路を敷設する技術を開発するに至った。
【0007】
本発明の目的は、水力発電用の水圧管を敷設することを可能にする護岸ブロック及び護岸構造物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
河川の護岸領域に設置される護岸ブロックであって、
当該護岸ブロックには、前記河川の上流から下流に沿って敷設される水圧管を挿通可能な貫通口が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の護岸ブロックにおいて、
前記貫通口は、当該護岸ブロックが前記護岸領域に設置された状態で、前記河川の上流から下流に向かう方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、
河川の護岸領域に設置される護岸ブロックであって、
当該護岸ブロックには、前記河川の上流から下流に沿って敷設される水圧管を挿通可能な溝部が設けられており、
前記溝部は、当該護岸ブロックが前記護岸領域に設置された状態で、前記河川の上流から下流に向かう方向に沿って形成され、当該護岸ブロックの裏側に開口した態様を有していることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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