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公開番号
2025113723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008017
出願日
2024-01-23
発明の名称
繊維製布団篭
出願人
前田工繊株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02B
3/08 20060101AFI20250728BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】中詰材の側圧による側面のはらみ出しを抑制し整った直方形の出来形を確保可能な繊維製布団篭を提供すること。
【解決手段】本発明の繊維製布団篭1は、編地からなる略箱型の篭本体10と、篭本体10内に上下に積み重ねて収容した複数の拘束体20と、を備え、拘束体20が略箱型の内袋21内に中詰材22を充填してなり、拘束体20の幅及び長さが、篭本体10の幅及び長さに略等しく、複数の拘束体20を積み重ねた高さが、篭本10体の高さに略等しいことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
編地からなる略箱型の篭本体と、
前記篭本体内に上下に積み重ねて収容した複数の拘束体と、を備え、
前記拘束体が略箱型の内袋内に中詰材を充填してなり、
前記拘束体の幅及び長さが、前記篭本体の幅及び長さに略等しく、
前記複数の拘束体を積み重ねた高さが、前記篭本体の高さに略等しいことを特徴とする、
布団篭。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記篭本体の対向する2つの側面の間を連結した拘束ロープを備え、
前記拘束ロープを、上下に隣接する2つの前記拘束体の間に挟んだことを特徴とする、
請求項1に記載の布団篭。
【請求項3】
2つの前記拘束体を前記篭本体内に上下に積み重ねて収容し、
前記拘束ロープを、上下に積み重ねた前記2つの拘束体の間に挟んだことを特徴とする、
請求項2に記載の繊維製布団篭。
【請求項4】
前記拘束ロープの両端が複数の連結線材に分岐し、
前記複数の連結線材の先端を前記篭本体の側面に連結したことを特徴とする、
請求項2又は3に記載の繊維製布団篭。
【請求項5】
複数の前記拘束ロープによって、前記篭本体の4つの側面をそれぞれ対向する側面と連結し、交差した2本の前記拘束ロープを交点で結合したことを特徴とする、
請求項2又は3に記載の繊維製布団篭。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は繊維製布団篭に関し、特に中詰材の側圧による側面のはらみ出しを抑制し整った直方形の出来形を確保可能な繊維製布団篭に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
河川や海岸における護岸工事や斜面の補強工事等において、籠体の内部に砕石等の中詰材を詰めた布団篭が使用されている。
近年では、腐食防止や軽量化等の目的のため、従来の鉄線製布団篭に替わり、編地で構成した繊維製布団篭が普及している。特許文献1には、篭本体内に配した拘束ロープによって対向する側面を相互に拘束することで、中詰材の内圧による側面のはらみ出しを抑止する繊維製布団篭が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-006522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の繊維製布団篭は、全体が柔軟な編地からなるため、中詰材を充填すると、中詰材の内圧により側面がはらみ出して変形しやすい。特に、拘束ロープを用いない場合、変形が顕著になるおそれがある。また、施工位置に配置する前に吊り上げと転置を繰り返すことで、変形が蓄積され、最終設置時に形体が大きく崩れることがある。
布団篭の形状が大きく変形することで、出来形が悪くなる他、積み上げが困難になり施工精度が低下する。
【0005】
また、篭本体の目合いは、砕石のサイズに合わせて数十mm程度に設計されていることが多いため、中詰材として現地発生土を使用する場合には、篭本体の内部に目合いの小さい内袋を配置し、現地発生土を内袋に充填する必要がある。
篭本体内に内袋を配置する場合、内袋が邪魔になり拘束ロープを展張することができない。このため、拘束ロープによる拘束効果が働かないことで側面にはらみ出しが発生し、繊維製布団篭の出来形が悪くなる。特に土砂は砕石と比べて流動性が高いため側圧が大きく、はらみ出しが顕著になるおそれがある。
一方、内袋と拘束ロープを兼用するには、内袋に切り込みを入れて拘束ロープを切込みに通して展張する必要があるが、切込み部付近から土砂が零れ出すおそれがある。また、作業員が現場で内袋に切込みを入れることになるので、製品の品質にばらつきが生じる。
【0006】
本発明は、上記のような課題の内少なくとも1つを解決するための繊維製布団篭を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の繊維製布団篭は、編地からなる略箱型の篭本体と、篭本体内に上下に積み重ねて収容した複数の拘束体と、を備え、拘束体が略箱型の内袋内に中詰材を充填してなり、拘束体の幅及び長さが、篭本体の幅及び長さに略等しく、複数の拘束体を積み重ねた高さが、篭本体の高さに略等しいことを特徴とする。
【0008】
本発明の繊維製布団篭は、篭本体の対向する2つの側面の間を連結した拘束ロープを備え、拘束ロープを、上下に隣接する2つの拘束体の間に挟んでもよい。
【0009】
本発明の繊維製布団篭は、2つの拘束体を篭本体内に上下に積み重ねて収容し、拘束ロープを、上下に積み重ねた2つの拘束体の間に挟んでもよい。
【0010】
本発明の繊維製布団篭は、拘束ロープの両端が複数の連結線材に分岐し、複数の連結線材の先端を篭本体の側面に連結してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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