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公開番号
2025128952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024026017
出願日
2024-02-22
発明の名称
排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造
出願人
日鉄建材株式会社
代理人
個人
主分類
E02D
17/20 20060101AFI20250827BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】より確実に排水性能及び逆流防止性能の低下抑制が図られた排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造を提供する。
【解決手段】排水パイプ1は、擁壁に貫入され、周壁101に水抜き孔102が形成される管体部10と、管体部10の内部において水抜き孔102より排水出口側に設けられる第1フィルタ部11と、管体部10の内部において第1フィルタ部11より排水出口側に設けられる逆止弁12と、管体部10の内部において逆止弁12より排水出口側に設けられる第2フィルタ部13と、を備えることを特徴とする。管体部10は、水抜き孔102が形成される本体部と、排水出口側から当該本体部に対して着脱自在な管状の端末部20と、を有し、端末部20の内部において第1フィルタ部11と逆止弁12と第2フィルタ部13とが設けられてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
擁壁に貫入され、周壁に水抜き孔が形成される管体部と、
前記管体部の内部において前記水抜き孔より排水出口側に設けられる第1フィルタ部と、
前記管体部の内部において前記第1フィルタ部より前記排水出口側に設けられる逆止弁と、
前記管体部の内部において前記逆止弁より前記排水出口側に設けられる第2フィルタ部と、
を備えること
を特徴とする排水パイプ。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記管体部は、前記水抜き孔が形成される本体部と、前記排水出口側から当該本体部に対して着脱自在な管状の端末部と、を有し、
前記端末部の内部において前記第1フィルタ部と前記逆止弁と前記第2フィルタ部とが設けられること
を特徴とする請求項1に記載の排水パイプ。
【請求項3】
前記第1フィルタ部と前記第2フィルタ部との間に形成された内部空間において、前記逆止弁が開閉自在とされていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の排水パイプ。
【請求項4】
擁壁に貫入され、周壁に水抜き孔が形成される管体に取り付けられる排水パイプ用端末材であって、
前記管体に着脱自在に取り付けられる管状の端末部と、
前記端末部の内部に設けられる第1フィルタ部と、
前記端末部の内部において前記第1フィルタ部より排水出口側に設けられる逆止弁と、
前記端末部の内部において前記逆止弁より前記排水出口側に設けられる第2フィルタ部と、
を備えること
を特徴とする排水パイプ用端末材。
【請求項5】
擁壁と、
前記擁壁に貫入され、周壁に水抜き孔が形成される管体部と、
前記管体部の内部において前記水抜き孔より排水出口側に設けられる第1フィルタ部と、
前記管体部の内部において前記第1フィルタ部より前記排水出口側に設けられる逆止弁と、
前記管体部の内部において前記逆止弁より前記排水出口側に設けられる第2フィルタ部と、
を備えること
を特徴とする擁壁排水構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自然斜面、鉄道や道路の施工に伴う盛土又は切土、宅地造成地等の土砂部の斜面や鉛直面を有する地盤は、降水量が土砂部の浸透能力を超える場合、地下水位の上昇や土砂部の含水比の向上につながり、その結果崩壊するおそれがある。このため、従来、地盤に挿入された排水パイプを介して地盤を構成する土砂部内の水分を排水して地下水位及び土砂の含水比を低下させ、斜面や鉛直面の崩落を防ぐ技術が研究されている。また、護岸に用いる排水パイプでは、排水パイプの排水出口より海面や河川の水位が上方にある場合は、逆に排水パイプを介して土砂部内に水が流入するのを防ぐために、逆止弁が設けられた端末材と組み合わせて用いられることが望ましい。
【0003】
特許文献1には、斜面又は鉛直面を有する地盤に貫入される繰出し式排水パイプが開示されている。また、特許文献2には、農業用水路等の側壁に設けられた水抜孔へ取り付ける逆止弁が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-085183号公報
実公平3-22334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された排水パイプによれば、多数の排水孔が設けられるとともに、内管の内側に排水孔からの土砂の流入を防止する流入防止材が設けられる。このため、排水パイプの挿入時及び排水時において排水パイプの排水孔から土砂が流入することを大幅に低減することができる。また、特許文献2に開示された逆止弁を用いることで、排水パイプ排水出口より水位が上方にある場合において、排水パイプ内に土砂が逆流することを防ぐことができる。しかしながら、特許文献1に開示された排水パイプは、土砂が排水パイプの内周面と流入防止材との間に堆積したりパイプ内に落下したりするなど、排水パイプ内の土砂堆積の対策が十分とは言い難かった。また、特許文献2に開示された逆止弁は、排水出口側に設置された多孔板により土砂の逆流防止と逆止弁の転動防止とが想定されている。しかしながら、多孔板では粗粒土砂の流入を防止できるが、水位の上昇により排水パイプ開口部から水とともに流入する水に懸濁した微細土砂の流入を防止できない。すなわち、特許文献2では、微細土砂の逆流を防止することが想定されていない(第5図)。このため、特許文献1に開示された排水パイプの排水孔から少量の土砂が流入し続ける場合や、逆流入した土砂が逆止弁周辺に堆積して逆止弁の動作を阻害する懸念があり、排水性能及び逆流防止性能の低下抑制を確実に図ることができない問題がある。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、より確実に排水性能及び逆流防止性能の低下抑制が図られた排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明における排水パイプは、擁壁に貫入され、周壁に水抜き孔が形成される管体部と、前記管体部の内部において前記水抜き孔より排水出口側に設けられる第1フィルタ部と、前記管体部の内部において前記第1フィルタ部より前記排水出口側に設けられる逆止弁と、前記管体部の内部において前記逆止弁より前記排水出口側に設けられる第2フィルタ部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
第2発明における排水パイプは、第1発明において、前記管体部は、前記水抜き孔が形成される本体部と、前記排水出口側から当該本体部に対して着脱自在な管状の端末部と、を有し、前記端末部の内部において前記第1フィルタ部と前記逆止弁と前記第2フィルタ部とが設けられることを特徴とする。
【0009】
第3発明における排水パイプは、第1発明又は第2発明において、前記第1フィルタ部と前記第2フィルタ部との間に形成された内部空間において、前記逆止弁が開閉自在とされていることを特徴とする。
【0010】
第4発明における排水パイプ用端末材は、擁壁に貫入され、周壁に水抜き孔が形成される管体に取り付けられる排水パイプ用端末材であって、前記管体に着脱自在に取り付けられる管状の端末部と、前記端末部の内部に設けられる第1フィルタ部と、前記端末部の内部において前記第1フィルタ部より排水出口側に設けられる逆止弁と、前記端末部の内部において前記逆止弁より前記排水出口側に設けられる第2フィルタ部と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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