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公開番号2025152735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054774
出願日2024-03-28
発明の名称門型波形鋼板の立設方法、及び門型波形鋼板の立設治具
出願人日鉄建材株式会社
代理人個人
主分類E21D 11/40 20060101AFI20251002BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】施工性の向上が図られた門型波形鋼板の立設方法、及び門型波形鋼板の立設治具を提供する。
【解決手段】門型波形鋼板1の立設方法は、立設治具2を用いて門型波形鋼板1を立設する方法であって、門型波形鋼板1のうち互いに対向して離間する一対の側板111、112に連続する上板12を立設治具2が有する斜め上方に向かう傾斜が形成された上り傾斜部21(21’)の下端側に配置するとともに一対の側板111、112それぞれの対向面に突設された一対の突起131、132を上り傾斜部21、21’に接触させた状態で、門型波形鋼板1を傾斜に沿って上り傾斜部21、21’の上端まで押し上げる押し上げ工程と、押し上げ工程の後、門型波形鋼板1を上板12が上方となるように一対の突起131、132を回転軸として回転させるとともに上り傾斜部21、21’から降下させる降下工程と、を有することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
立設治具を用いて門型波形鋼板を立設する門型波形鋼板の立設方法であって、
前記門型波形鋼板のうち互いに対向して離間する一対の側板に連続する上板を前記立設治具が有する斜め上方に向かう傾斜が形成された上り傾斜部の下端側に配置するとともに前記一対の側板それぞれの対向面に突設された一対の突起を前記上り傾斜部に接触させた状態で、前記門型波形鋼板を前記傾斜に沿って前記上り傾斜部の上端まで押し上げる押し上げ工程と、
前記押し上げ工程の後、前記門型波形鋼板を前記上板が上方となるように前記一対の突起を回転軸として回転させるとともに前記上り傾斜部から降下させる降下工程と、
を有すること
を特徴とする門型波形鋼板の立設方法。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記押し上げ工程は、前記一対の突起及び前記上り傾斜部のうち一方に設けられた回転ローラを他方に接触させた状態で、前記門型波形鋼板を前記傾斜に沿って押し上げること
を特徴とする請求項1に記載の門型波形鋼板の立設方法。
【請求項3】
前記降下工程は、底部に車輪が設けられた前記立設治具を前記門型波形鋼板とともに水平移動させること
を特徴とする請求項1に記載の門型波形鋼板の立設方法。
【請求項4】
前記降下工程は、平面方向に延長して予め敷設された枕材の上に前記門型波形鋼板を降下させること
を特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の門型波形鋼板の立設方法。
【請求項5】
請求項1に記載の門型波形鋼板の立設方法に用いられる門型波形鋼板の立設治具であって、
斜め上方に向かう前記傾斜が形成され、前記一対の突起が接触した状態で前記門型波形鋼板が前記傾斜に沿って上端まで押し上げられる上り傾斜部と、
前記上り傾斜部の前記上端から水平方向又は下方に向かって延長され、前記門型波形鋼板を前記上り傾斜部から降下させる降下部と、
を備えること
を特徴とする門型波形鋼板の立設治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、門型波形鋼板の立設方法、及び門型波形鋼板の立設治具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、防御設備である掩体壕やトンネル内面覆工(インバートストラット設置工)等のトンネル構造物を構築するために、門形状のライナープレート等を含む門型波形鋼板が用いられている。トンネル構造物は、例えば門型波形鋼板を横倒しの状態から鉛直方向に一つずつ立設し、立設された複数の門型波形鋼板同士を接合することで構築される。従来の門型波形鋼板の立設方法としては、人力で立ち起こす方法と、機械的に立ち起こす方法とがある。
【0003】
特許文献1~3には、ライナープレートを機械的に立ち起こす機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-031685号公報
特開2015-098710号公報
特開2015-108257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1~3に開示された機器によれば、ライナープレートを横倒しの状態から機械的に立ち起こすことができるとともに、立ち起こした組付側ライナープレートについて、既設側ライナープレートに対して容易に位置調整や姿勢調整等を行うことができる。しかしながら、特許文献1~3に開示された機器では、重機を用いる大掛かりな施工となるためライナープレートの立設に係る施工速度を向上できない懸念があり、トンネル構造物の構築の迅速化に対応できない等、施工性を向上できない問題がある。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、施工性の向上が図られた門型波形鋼板の立設方法、及び門型波形鋼板の立設治具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明における門型波形鋼板の立設方法は、立設治具を用いて門型波形鋼板を立設する門型波形鋼板の立設方法であって、前記門型波形鋼板のうち互いに対向して離間する一対の側板に連続する上板を前記立設治具が有する斜め上方に向かう傾斜が形成された上り傾斜部の下端側に配置するとともに前記一対の側板それぞれの対向面に突設された一対の突起を前記上り傾斜部に接触させた状態で、前記門型波形鋼板を前記傾斜に沿って前記上り傾斜部の上端まで押し上げる押し上げ工程と、前記押し上げ工程の後、前記門型波形鋼板を前記上板が上方となるように前記一対の突起を回転軸として回転させるとともに前記上り傾斜部から降下させる降下工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
第2発明における門型波形鋼板の立設方法は、第1発明において、前記押し上げ工程は、前記一対の突起及び前記上り傾斜部のうち一方に設けられた回転ローラを他方に接触させた状態で、前記門型波形鋼板を前記傾斜に沿って押し上げることを特徴とする。
【0009】
第3発明における門型波形鋼板の立設方法は、第1発明において、前記降下工程は、底部に車輪が設けられた前記立設治具を前記門型波形鋼板とともに水平移動させることを特徴とする。
【0010】
第4発明における門型波形鋼板の立設方法は、第1発明~第3発明の何れかにおいて、前記降下工程は、平面方向に延長して予め敷設された枕材の上に前記門型波形鋼板を降下させることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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