TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025132448
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030015
出願日
2024-02-29
発明の名称
作業機械
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250903BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】第1ブームから第3ブームに向かって延びる油圧ホースの撓みに起因する油圧ホースの破損を低減する。部品点数の削減および必要コストの低減を図る。
【解決手段】作業機械は、機体に対して上下方向に回動可能に支持される第1ブームと、第1ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第2ブームと、第2ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第3ブームと、第1ブームの背面に沿って延びる油圧ホースと、を備える。第1ブームは、背面に開口部を有する。油圧ホースは、開口部を通って第1ブームの外部から内部に入り、第2ブームの内部を通って第3ブームに向かって延びる。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
機体に対して上下方向に回動可能に支持される第1ブームを備える作業機械であって、
前記第1ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第2ブームと、
前記第2ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第3ブームと、
前記第1ブームの背面に沿って延びる油圧ホースと、を備え、
前記第1ブームは、前記背面に開口部を有し、
前記油圧ホースは、前記開口部を通って前記第1ブームの外部から内部に入り、前記第2ブームの内部を通って前記第3ブームに向かって延びる、作業機械。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2ブームは、前記第1ブームに対して回動するときの回動軸となる第1軸部の軸方向において、第1空間を挟む互いに反対側の位置で、前記第1ブームに回動可能に支持され、
前記第3ブームは、前記第2ブームに対して回動するときの回動軸となる第2軸部の軸方向において、第2空間を挟む互いに反対側の位置で、前記第2ブームに回動可能に支持され、
前記油圧ホースは、前記第1空間と前記第2空間とを通って配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記第1軸部は、前記第1空間を介して軸方向に並んで配置される、請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記第1ブームは、個々の前記第1軸部が挿通されて、前記第2ブームを回動可能に支持する第1回動軸挿通部を有し、
前記第1回動軸挿通部は、前記第1軸部の軸方向において、前記第1空間を介して並んで配置される、請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記第2軸部は、前記第2空間を介して軸方向に並んで配置される、請求項2に記載の作業機械。
【請求項6】
前記第3ブームは、個々の前記第2軸部が挿通されて、前記第2ブームに回動可能に支持される第2回動軸挿通部を有し、
前記第2回動軸挿通部は、前記第2軸部の軸方向において、前記第2空間を介して並んで配置される、請求項5に記載の作業機械。
【請求項7】
前記第2ブームは、内部に第3空間を有し、
前記油圧ホースは、前記第3空間を通って配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
前記第2ブームは、前記第1ブーム側から前記第3ブーム側に向かって延びる管を内部に有し、
前記管が、前記第3空間を有する、請求項7に記載の作業機械。
【請求項9】
前記第2ブームの側方に配置されるオフセットシリンダと、
前記第2ブームの側面に連結されて、前記オフセットシリンダの基端部を支持する一対の支持部と、を備え、
前記油圧ホースを第1油圧ホースとしたとき、
前記作業機械は、前記第1ブームの前記開口部および前記第1空間を通って前記オフセットシリンダと接続される第2油圧ホースをさらに備え、
前記第2油圧ホースは、前記一対の支持部に挟まれ、前記基端部と前記側面との間に形成された間隙を通って配置される、請求項8に記載の作業機械。
【請求項10】
前記第1空間を通る前記第2油圧ホースを、前記間隙に導く第1ホースガイドをさらに備える、請求項9に記載の作業機械。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベルなどの作業機械に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、作業機の油圧ホースの配策方法の一例が開示されている。特許文献1の作業機では、機体に揺動可能に枢支された第1ブームに、第2ブームが揺動可能に枢支される。第2ブームには、第3ブームが揺動可能に枢支される。第2ブームの側面には、ホースカバーが装着される。第1ブームの外部から第1ブームの内部に入った油圧ホースは、第2ブームの側方に引き出され、第2ブームの側面とホースカバーとの間を通って第3ブームに向かって延びる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-048524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の油圧ホースの配策では、例えば、第2ブームを左方向に回動させると、油圧ホースに突っ張りが生じ、油圧ホースが周囲の部材(例えば第2ブームの回動軸)と接触して擦れるおそれがある。このため、上記突っ張りを回避できるように油圧ホースの長さを設定する必要がある。しかし、上記の長さ設定では、第2ブームを右方向に回動させたときに、油圧ホースに撓みが生じやすくなり、油圧ホースがホースカバーと接触して破損するおそれがある。特に、第1ブームから第2ブームを超えて第3ブームに向かって延びる油圧ホースは、第2ブームを超えない他の油圧ホース(例えば第2ブームの側方に配置されるオフセットシリンダに向かう油圧ホース)に比べて長く、第2ブームの回動時に油圧ホースが暴れやすい。このため、油圧ホースに撓みが生じたときに、油圧ホースが周囲と接触して破損する懸念が増大する。また、ホースカバーなどのカバー部材を作業機に取り付ける構成では、部品点数が増大し、必要コストが増大する。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、第1ブームから第3ブームに向かって延びる油圧ホースの撓みに起因する上記油圧ホースの破損を低減することができるとともに、部品点数の削減および必要コストの低減を図ることができる作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る作業機械は、機体に対して上下方向に回動可能に支持される第1ブームを備える作業機械であって、前記第1ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第2ブームと、前記第2ブームに対して左右方向に回動可能に支持される第3ブームと、前記第1ブームの背面に沿って延びる油圧ホースと、を備え、前記第1ブームは、前記背面に開口部を有し、前記油圧ホースは、前記開口部を通って前記第1ブームの外部から内部に入り、前記第2ブームの内部を通って前記第3ブームに向かって延びる。
【発明の効果】
【0007】
上記の構成によれば、第1ブームから第3ブームに向かって延びる油圧ホースの撓みに起因する上記油圧ホースの破損を低減することができるとともに、部品点数の削減および必要コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の一形態に係る作業機械の一例である油圧ショベルの概略の構成を示す左側面図である。
上記油圧ショベルの右側面図である。
上記油圧ショベルが備える作業機のブームを拡大して示す斜視図である。
上記作業機の上記ブームおよびアームを拡大して示す右側面図である。
上記ブームおよび上記アームを、上記ブームの一部の図示を省略した状態で示す右側面図である。
上記作業機の第1ブームおよび第2ブームの連結状態での斜視図である。
上記第1ブームおよび上記第2ブームの分解斜視図である。
上記作業機の第2ブームおよび第3ブームの連結状態での斜視図である。
上記第2ブームおよび上記第3ブームの分解斜視図である。
上記第1ブームおよび上記第2ブームを回動可能に連結した状態で油圧ホースを配策したときの斜視図である。
上記第2ブームおよびオフセットシリンダの平面図である。
上記第2ブームおよび上記オフセットシリンダの斜視図である。
上記第2ブームの第2ブーム基端部の斜視図である。
上記第2ブーム基端部に固定される固定部の構成を示す斜視図である。
内部に管を挿入する前の上記第2ブームの斜視図である。
内部に上記管を挿入した後の上記第2ブームの斜視図である。
上記第2ブーム基端部に上記固定部を固定した後の上記第2ブームの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0010】
〔1.作業機械の構成〕
図1および図2はそれぞれ、本実施形態の作業機械の一例である油圧ショベル1の概略の構成を示す左側面図および右側面図である。油圧ショベル1は、下部走行体2と、作業機3と、上部旋回体4と、を備える。なお、上部旋回体4のことを、以下では「機体」と称する場合もある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
大都市防災設備
21日前
株式会社武井工業所
積みブロック
1日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
16日前
株式会社地盤改良堀田
基礎杭の設置方法
20日前
有限会社冨永総業
キャンプ用ペグ抜きハンマー
19日前
住友金属鉱山株式会社
タンク設置用基礎
16日前
株式会社フジタ
掘削機
今日
有限会社 櫂設計事務所
掘削・撹拌具
7日前
株式会社山幸総建
シートパイルの土砂除去具
21日前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
20日前
株式会社武井工業所
積みブロック用基礎ブロック
1日前
個人
日本列島都市防災設備又は日本列島大都市防災設備
15日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の組立方法
16日前
アロン化成株式会社
排水管通気設備
21日前
株式会社小松製作所
作業機械
1日前
日立建機株式会社
作業機械
15日前
株式会社トラバース
地盤改良ユニット及び地盤改良機
今日
JFEスチール株式会社
モノパイル
9日前
株式会社小松製作所
作業機械
8日前
戸田建設株式会社
基礎構造
16日前
株式会社大林組
地盤評価方法及び地盤評価システム
16日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
5日前
株式会社高脇基礎工事
鋼矢板割り治具
16日前
豊国工業株式会社
膜状起伏ゲート
今日
株式会社小松製作所
路面整備システム
今日
ウチノ看板株式会社
ポール工作物及びポール工作物の設置方法
2日前
株式会社コマツレンタル宮崎
スクレーパ
2日前
鹿島建設株式会社
洗掘防止部材設置システム、洗掘防止部材設置方法
14日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
今日
日本車輌製造株式会社
建設機械及び建設機械の稼働管理システム
2日前
UBEマシナリー株式会社
除塵装置および除塵方法
2日前
日鉄建材株式会社
排水パイプ、排水パイプ用端末材、及び擁壁排水構造
7日前
鹿島建設株式会社
風力発電用基礎構造、風力発電用基礎構造の施工方法
14日前
日鉄建材株式会社
コルゲートセクションの接合構造及びコルゲート構造物
22日前
東急建設株式会社
控え杭と緊張材の結合方法及び山留め構造
2日前
ナブテスコ株式会社
建設機械、及び建設機械の電動アクチュエータ
22日前
続きを見る
他の特許を見る