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公開番号
2025095261
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211155
出願日
2023-12-14
発明の名称
土木工事用袋体、土木工事用構造体、及び土木工事用構造体の製造方法
出願人
前田工繊株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02B
3/04 20060101AFI20250619BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】吊上げ時の形状保持機能と設置時の形状保持機能を兼備する土木工事用袋体、土木工事用構造体、及び土木工事用構造体の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の土木工事用袋体1は、底部11aと側部11bからなる収容部11と、蓋部12と、を有する袋本体10と、底部11aの中央から上方に延出する吊上げベルト20と、側部11bの外側から上方に延出する複数の拘束ベルト30と、を備え、拘束ベルト30の長さが、吊り上げた状態において、ベルト部31によって袋本体10の外周を拘束可能な長さであることを特徴とする。本発明の土木工事用構造体Aは、土木工事用袋体1と、収容部11内に充填した中詰材Bと、を備える。本発明の土木工事用構造体の製造方法は、充填工程S1と、連結工程S2と、拘束工程S3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
底部と側部からなる収容部と、蓋部と、を有する袋本体と、
前記底部の上面中央から上方に延出する吊上げベルトと、
前記側部の外側から上方に延出する複数の拘束ベルトと、を備え、
前記拘束ベルトは、一部を前記側部の外側に連結したベルト部と、前記ベルト部の上部に設けたループ部と、を有し、
前記拘束ベルトの長さが、前記収容部内に中詰材を充填して上部を前記蓋部で被覆し、前記複数の拘束ベルトのループ部内に、前記吊上げベルトを連通して吊り上げた状態において、前記ベルト部によって前記袋本体の外周を拘束可能な長さであることを特徴とする、
土木工事用袋体。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記拘束ベルトの一部を前記底部の底面に連結したことを特徴とする、
請求項1に記載の土木工事用袋体。
【請求項3】
前記袋本体が、矩形の底部と4つの側部からなる収容部と、矩形の蓋部と、を備えた、外形略直方体形状を呈することを特徴とする、
請求項1に記載の土木工事用袋体。
【請求項4】
4本の前記拘束ベルトを備え、
前記4本の拘束ベルトのベルト部の一部を、それぞれ前記4つの側部の外側に高さ方向に沿って縫い付けたことを特徴とする、
請求項3に記載の土木工事用袋体。
【請求項5】
前記蓋部の中央に、前記吊上げベルトを挿通するベルト孔を設けたことを特徴とする、
請求項1に記載の土木工事用袋体。
【請求項6】
前記蓋部が、
前記収容部の開口を両側から被覆する2枚の内蓋と、
前記2枚の内蓋の表面を被覆する1枚の外蓋と、を備えることを特徴とする、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の土木工事用袋体。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の土木工事用袋体と、
前記収容部内に充填した中詰材と、を備え、
前記中詰材の上部を前記蓋部で被覆し、
前記複数の拘束ベルトのループ部内に、前記吊上げベルトを連通したことを特徴とする、
土木工事用構造体。
【請求項8】
請求項7に記載の土木工事用構造体の製造方法であって、
前記収容部内に中詰材を充填して上部を前記蓋部で被覆する、充填工程と、
前記複数の拘束ベルトのループ部内に、前記吊上げベルトを連通する、連結工程と、
前記吊上げベルトで前記袋本体を吊り上げることで、複数の前記拘束ベルトによって前記袋本体を前記中詰材ごと外側から拘束する、拘束工程と、を備えることを特徴とする、
土木工事用構造体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、土木工事用袋体、土木工事用構造体、及び土木工事用構造体の製造方法に関し、特に吊上げ時の形状保持機能と設置時の形状保持機能を兼備する土木工事用袋体、土木工事用構造体、及び土木工事用構造体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
堤防の仮護岸工、法面の土留工、落石防護工、軟弱地盤対策等の土木用途において、袋体内に中詰材を充填してなる土木工事用構造体が利用されている。土木工事用構造体は、施工現場で袋体の内部に土砂等を充填し袋口を締結して製造し、クレーンやバックホウで吊り上げて設置場所に配置する。
土木工事用構造体は、複数ユニットを積み重ねて配列するため、設置時に外形が崩れると土留め工等の全体形状に悪影響を与える。このため、設置時の形状保持性能が重要である。また、吊り上げ時には中詰材の荷重で底面が膨らんだり側面が変形することがあるが、吊り上げ時の変形があると、密接な配列が難しくなり、全体の出来形が悪化する。このため、吊り上げ時の形状保持性能も求められる。
特許文献1、2には、上部を開閉可能な直方体バッグと、直方体バッグの底面の中央と対角線上の複数点とを接続して上方に延出する吊下体と、を備える直方体形状の袋体が開示されている。この袋体から製造した土木工事用構造体によれば、吊り上げ時に中詰材が中心方向に圧縮されて直方体状に固まることで、吊り上げ時の形状の安定を図ることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-156815号公報
特開2009-46911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術には以下のような問題点がある。
<1>吊り上げ時、底面12から吊下体の固定点20aにわたる側面視略三角形状の部分の中詰材には圧縮力が働くが(特許文献1の図5(B))、上部外側部分には拘束が働かない。このため、吊り上げによる側面の孕み出し変形を抑止することができない。
<2>中詰材を内部から拘束する構造であるため、設置後には中詰材内の荷重が分散されて拘束が解けてしまう。このため、設置後に吊り上げ時の形状を保持することができない。
【0005】
本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決するための土木工事用袋体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の土木工事用袋体は、底部と側部からなる収容部と、蓋部と、を有する袋本体と、底部の上面中央から上方に延出する吊上げベルトと、側部の外側から上方に延出する複数の拘束ベルトと、を備え、拘束ベルトは、一部を側部の外側に連結したベルト部と、ベルト部の上部に設けたループ部と、を有し、拘束ベルトの長さが、収容部内に中詰材を充填して上部を蓋部で被覆し、複数の拘束ベルトのループ部内に、吊上げベルトを連通して吊り上げた状態において、ベルト部によって袋本体の外周を拘束可能な長さであることを特徴とする。
【0007】
本発明の土木工事用袋体は、拘束ベルトの一部を底部の底面に連結していてもよい。
【0008】
本発明の土木工事用袋体は、袋本体が、矩形の底部と4つの側部からなる収容部と、矩形の蓋部と、を備えた、外形略直方体形状を呈していてもよい。
【0009】
本発明の土木工事用袋体は、4本の拘束ベルトを備え、4本の拘束ベルトのベルト部の一部を、それぞれ4つの側部の外側に高さ方向に沿って縫い付けてもよい。
【0010】
本発明の土木工事用袋体は、蓋部の中央に、吊上げベルトを挿通するベルト孔を設けてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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