TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025085310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199100
出願日2023-11-24
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 3/40 20060101AFI20250529BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】フック装置の回動範囲を適切に制限可能な作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、回動範囲を制限するためのフック側ストッパを備えるフック装置と、クイックカプラ及びフック装置に回動可能に連結される第1連結部、アタッチメントシリンダの先端に回動可能に連結される第2連結部、第1連結部の外周面に設けられて、フック装置が所定の位置まで回動したときにフック側ストッパに当接するリンク側ストッパを備える連結リンクと、第1連結部の周方向において、フック側ストッパ及びリンク側ストッパの当接位置を調整する調整部材とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に起伏可能に連結されたブームと、
前記ブームの先端に回動可能に連結されたアームと、
前記アームの先端に回動可能に連結されたクイックカプラと、
前記クイックカプラに着脱可能に係止されたアタッチメントと、
前記クイックカプラを前記アームに対して回動させるアタッチメントシリンダと、
前記アームの先端側で荷物を吊下するフック装置と、
前記クイックカプラ、前記アタッチメントシリンダ、及び前記フック装置それぞれを回動可能に連結する連結リンクとを備える作業機械において、
前記フック装置は、回動範囲を制限するためのフック側ストッパを備え、
前記連結リンクは、
前記クイックカプラ及び前記フック装置に回動可能に連結される第1連結部と、
前記アタッチメントシリンダの先端に回動可能に連結される第2連結部と、
前記第1連結部の外周面に設けられて、前記フック装置が所定の位置まで回動したときに前記フック側ストッパに当接するリンク側ストッパとを備え、
前記第1連結部の周方向において、前記フック側ストッパ及び前記リンク側ストッパの当接位置を調整する調整部材をさらに備えることを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記調整部材は、前記フック側ストッパ及び前記リンク側ストッパの一方に着脱可能に取り付けられて、前記フック側ストッパ及び前記リンク側ストッパの他方に当接する調整ブロックを備えることを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記調整ブロックの厚み寸法は、前記第1連結部の径方向において、同一であることを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項2に記載の作業機械において、
前記調整ブロックの厚み寸法は、前記第1連結部の径方向の外側に向かって、徐々に大きくなっていることを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項2に記載の作業機械において、
前記調整部材は、前記フック側ストッパまたは前記リンク側ストッパと、前記調整ブロックとの間に挟まれる調整プレートを備えることを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フック装置及びクイックカプラを備える作業機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、作業用途に応じたアタッチメントの付け替え作業を簡略化するためのクイックカプラを備えた作業機械、バケットのリンクにフックを取り付けて吊作業を行える作業機械が知られている。これらの作業機械によれば、アタッチメントを付け替えたり、フックにより吊作業を行ったりと、複数種類の作業を1台で実施することができる。
【0003】
そして、クイックカプラ及びフックの両方を備える作業機械のなかには、吊作業時にフックがクイックカプラに干渉することを防止するために、フックの回動範囲を制限するストッパが設けられているものがある(例えば、特許文献1を参照)。より詳細には、特許文献1では、フック側に設けられた突部を、バケットリンクに設けられたストッパに当接させることによって、フックの回動範囲を制限している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-095577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、突部及びストッパの一方または両方の製造誤差、取付誤差、及び経年劣化(例えば、摩耗)によって、フックの回動範囲を適切に制限できない可能性がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、フック装置の回動範囲を適切に制限可能な作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、車体と、前記車体に起伏可能に連結されたブームと、前記ブームの先端に回動可能に連結されたアームと、前記アームの先端に回動可能に連結されたクイックカプラと、前記クイックカプラに着脱可能に係止されたアタッチメントと、前記クイックカプラを前記アームに対して回動させるアタッチメントシリンダと、前記アームの先端側で荷物を吊下するフック装置と、前記クイックカプラ、前記アタッチメントシリンダ、及び前記フック装置それぞれを回動可能に連結する連結リンクとを備える作業機械において、前記フック装置は、回動範囲を制限するためのフック側ストッパを備え、前記連結リンクは、前記クイックカプラ及び前記フック装置に回動可能に連結される第1連結部と、前記アタッチメントシリンダの先端に回動可能に連結される第2連結部と、前記第1連結部の外周面に設けられて、前記フック装置が所定の位置まで回動したときに前記フック側ストッパに当接するリンク側ストッパとを備え、前記第1連結部の周方向において、前記フック側ストッパ及び前記リンク側ストッパの当接位置を調整する調整部材をさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フック装置の回動範囲を適切に制限することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る油圧ショベルの側面図である。
フック装置及び第1リンクの分解斜視図である。
フック装置及び第1リンクの側面図であって、(A)はフック装置の作業姿勢、(B)はフック装置の格納姿勢を示す。
調整部材の模式図である。
調整部材の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日立建機株式会社
作業機械
1日前
日立建機株式会社
ダンプトラック
1日前
日立建機株式会社
点検ワークフロー管理システム
4日前
日立建機株式会社
作業機械
10日前
個人
インプラント杭
16日前
戸田建設株式会社
覆土材
今日
戸田建設株式会社
緑化覆土材
今日
住友建機株式会社
ショベル
22日前
株式会社エコ・プランナー
取水装置
22日前
株式会社大林組
人工地盤構造
9日前
株式会社クボタ
作業機
9日前
株式会社クボタ
作業機
9日前
株式会社クボタ
作業機
9日前
株式会社クボタ
作業機
9日前
株式会社プラント・ツリース
杭基礎構造
15日前
株式会社ダイトー
護岸コンクリートの補修構造
22日前
越後商事株式会社
ツース盤
18日前
鹿島建設株式会社
設備架台の施工方法
16日前
個人
狭小水域浚渫システムおよび方法
15日前
個人
大規模真空沸騰圧密工法と大深度気水分離タンク
22日前
日鉄建材株式会社
鋼板製貯水構造物の止水構造
8日前
鹿島建設株式会社
杭施工方法
16日前
前田工繊株式会社
救助用ネット装置
今日
強化土エンジニヤリング株式会社
地盤強化工法
1日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
8日前
ヒロセ株式会社
支持杭と受桁の接合構造
今日
日立建機株式会社
作業機械
1日前
ノザキ建工株式会社
鋼管杭
10日前
株式会社アイガー産業
止水装置
15日前
株式会社大林組
物体の設置方法
16日前
株式会社大林組
施工管理システム及び施工管理方法
22日前
ノザキ建工株式会社
鋼管杭
10日前
イワフジ工業株式会社
掘削グラップル装置及び油圧ショベル
15日前
個人
建物基礎の立ち上がり基礎工事に使用されるパネル式捨て型枠
17日前
鹿島建設株式会社
切梁設置方法
3日前
株式会社本久
土石流対策工構造、土石流対策工構築方法
今日
続きを見る