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公開番号2025125868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022101
出願日2024-02-16
発明の名称充電支援システム
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250821BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】作業現場において稼働する電動式建設機械への充電を効率良く支援することを目的とする。
【解決手段】充電支援システム1は、移動型の第1充電設備400、及び、第1充電設備400よりも充電能力が高い定置型の第2充電設備500の何れかを、作業現場300に配送するかを選択する管理装置100を備える。管理装置100は、建設機械200及び第2充電設備500の各電池情報及び各位置情報に基づいて、第2充電設備500の蓄電量が所定電力量以上を有するか否か、及び、第2充電設備500の作業現場300への移動が所定時間以内に完了するか否かを判定する。管理装置100は、第2充電設備500の蓄電量が所定電力量以上を有すると判定され、且つ、第2充電設備500の移動が所定時間以内に完了すると判定された場合、第2充電設備500を配送対象として選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動式建設機械が稼働する作業現場への充電設備の配送を支援する充電支援システムであって、
移動型の第1充電設備、及び、前記移動型の第1充電設備よりも充電能力が高く前記作業現場において据え置いて使用される定置型の第2充電設備の何れを前記作業現場に配送するかを選択する管理装置を備え、
前記管理装置は、
前記電動式建設機械及び前記定置型の第2充電設備のそれぞれに搭載された電池の仕様及び状態を示す電池情報と、前記電動式建設機械及び前記定置型の第2充電設備のそれぞれの位置情報と、を収集し、
収集された前記電池情報及び前記位置情報に基づいて、前記定置型の第2充電設備の蓄電量が所定電力量以上を有するか否か、及び、前記定置型の第2充電設備の前記作業現場への移動が所定時間以内に完了可能であるか否かを判定し、
前記定置型の第2充電設備の前記蓄電量が前記所定電力量以上を有し、且つ、前記定置型の第2充電設備の前記移動が前記所定時間以内に完了可能であると判定された場合、前記定置型の第2充電設備を前記移動型の第1充電設備よりも優先して配送対象として選択する
ことを特徴とする充電支援システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記管理装置は、
前記定置型の第2充電設備の前記蓄電量が前記所定電力量以上を有すると判定されなかった場合であっても、前記所定電力量に達するまで前記定置型の第2充電設備を充電しても前記定置型の第2充電設備の前記移動が前記所定時間以内に完了可能であると判定された場合には、前記定置型の第2充電設備を前記移動型の第1充電設備よりも優先して前記配送対象として選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電支援システム。
【請求項3】
前記管理装置は、
前記移動型の第1充電設備に搭載された電池の仕様及び状態を示す電池情報と、前記移動型の第1充電設備の位置情報とを更に収集し、
前記移動型の第1充電設備の蓄電量が前記所定電力量以上を有し、且つ、前記移動型の第1充電設備の前記作業現場への移動が前記所定時間以内に完了可能であっても、前記定置型の第2充電設備を前記移動型の第1充電設備よりも優先して前記配送対象として選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電支援システム。
【請求項4】
前記管理装置は、
前記移動型の第1充電設備に搭載された電池の仕様及び状態を示す電池情報と、前記移動型の第1充電設備の位置情報とを更に収集し、
前記移動型の第1充電設備の蓄電量が前記所定電力量以上を有し、且つ、前記移動型の第1充電設備の前記作業現場への移動が前記定置型の第2充電設備よりも早く完了可能であっても、前記定置型の第2充電設備を前記移動型の第1充電設備よりも優先して前記配送対象として選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電支援システム。
【請求項5】
前記管理装置は、
前記定置型の第2充電設備の前記移動が前記所定時間以内に完了可能であると判定されなかった場合、前記移動型の第1充電設備の蓄電量が前記所定電力量以上を有し、且つ、前記移動型の第1充電設備の前記作業現場への移動が前記所定時間以内に完了可能であると判定された場合には、前記移動型の第1充電設備を前記配送対象として選択する
ことを特徴とする請求項3に記載の充電支援システム。
【請求項6】
前記管理装置は、前記作業現場が複数箇所存在する場合、充電対象となる前記電動式建設機械の数が多い順に、配送先の前記作業現場を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電支援システム。
【請求項7】
前記充電能力は、少なくとも前記電池の定格容量、容量劣化率、充電速度及び充電ポート数を乗算した値によって定義される
ことを特徴とする請求項1に記載の充電支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電支援システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電気自動車が電池切れを起こしそうになり、近くに充電スタンドが無い場合に、当該電気自動車に充電可能であり当該電気自動車の周辺を走行する他の電気自動車又は充電車を見つけて、当該電気自動車を充電する技術が開示されている。
【0003】
特許文献2には、配車センタに複数の充電車を待機させておき、電動式建設機械が電池切れを起こしそうになったら、充電車を配車して当該建設機械を充電する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-108870号公報
特開2021-156035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2に開示された技術では、他の電気自動車又は充電車が充電対象に配車されるが、作業現場で稼働する電動式建設機械では、同じ作業現場で複数日に亘って稼働し続けることから、当該他の電気自動車又は当該充電車における充電可能な電力量では、電動式建設機械を充電するには不十分である。特許文献1及び2に開示された技術では、電動式建設機械に一旦充電したとしても、当該他の電気自動車又は当該充電車を何度も配車しなければならない。したがって、特許文献1及び2に開示された技術では、作業現場において稼働する電動式建設機械への充電を運用及び管理するにあたって多くの手間が掛かり、当該充電に関する運用及び管理のコストが増大する。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、作業現場において稼働する電動式建設機械への充電を効率良く支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の充電支援システムは、電動式建設機械が稼働する作業現場への充電設備の配送を支援する充電支援システムであって、移動型の第1充電設備、及び、前記移動型の第1充電設備よりも充電能力が高く前記作業現場において据え置いて使用される定置型の第2充電設備の何れを前記作業現場に配送するかを選択する管理装置を備え、前記管理装置は、前記電動式建設機械及び前記定置型の第2充電設備のそれぞれに搭載された電池の仕様及び状態を示す電池情報と、前記電動式建設機械及び前記定置型の第2充電設備のそれぞれの位置情報と、を収集し、収集された前記電池情報及び前記位置情報に基づいて、前記定置型の第2充電設備の蓄電量が所定電力量以上を有するか否か、及び、前記定置型の第2充電設備の前記作業現場への移動が所定時間以内に完了可能であるか否かを判定し、前記定置型の第2充電設備の前記蓄電量が前記所定電力量以上を有し、且つ、前記定置型の第2充電設備の前記移動が前記所定時間以内に完了可能であると判定された場合、前記定置型の第2充電設備を前記移動型の第1充電設備よりも優先して配送対象として選択することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、作業現場において稼働する電動式建設機械への充電を効率良く支援することができる。
上記以外の課題、構成要素及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態の充電支援システムの構成を説明する図。
図1に示す管理装置によって行われる処理を示すフローチャート。
図2に示す処理の変形例を示すフローチャート。
第2実施形態の管理装置によって行われる処理を示すフローチャート。
図4に続いて行われる処理を示すフローチャート。
図4及び図5に示す処理の変形例を示すフローチャート。
第3実施形態の充電支援システムの構成を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、各実施形態において同一の符号を付された構成要素については、特に言及しない限り、各実施形態において同様の構成要素を有し、その説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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