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公開番号2025103874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221566
出願日2023-12-27
発明の名称電子機器装置
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類H05K 7/14 20060101AFI20250702BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】 異なる寸法の回路基板を共通のケースに収容可能にすると共に、耐振性を高める。
【解決手段】 電子機器装置11は、回路基板12、ケース16、第1カバー23、第2カバー26および固定具29を備えている。回路基板12は、固定具29を介してケース16へと収容されるための挿通孔13,14(固定部)を有する。ケース16は、上面16Aと下面16Bが開口した枠形状の内壁17と、内壁17に接合されて回路基板12の平面方向に延伸したフレーム21と、を有する。フレーム21は、所定の間隙をもってケース16の内部に複数配置される。固定具29は、フレーム21間の間隙に挿通して固定される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
回路基板と、
前記回路基板を収容するケースと、
前記ケースの上側を覆う第1カバーと、
前記ケースの下側を覆う第2カバーと、
前記回路基板を前記ケースへ固定するための固定具と、を備え、
前記回路基板は、前記固定具を介して前記ケースへと収容されるための固定部を有する電子機器装置において、
前記ケースは、上面と下面が開口した枠形状の内壁と、前記内壁に接合されて前記回路基板の平面方向に延伸したフレームと、を有し、
前記フレームは、所定の間隙をもって前記ケースの内部に複数配置され、
前記固定具は、前記フレーム間の間隙に挿通して固定されることを特徴とする電子機器装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記フレームは、前記回路基板の平面方向に放射状に延びた構造であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器装置。
【請求項3】
前記ケースは、上下方向に複数積み重ねた状態で互いに接合されることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器装置。
【請求項4】
前記固定部は、前記回路基板の外側部分および内側部分に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器装置。
【請求項5】
前記回路基板は、コネクタを有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路基板を収容するケースを備えた電子機器装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ショベルに代表される建設機械には、車体を制御するための電子機器装置が搭載されている。電子機器装置は、搭載する建設機械の用途毎に幅広い品種が開発されている。これに加え、近年は、さらなる高付加価値化や電子部品の高性能化に伴い、電子機器装置の小型化や部品変更などのバージョンアップが頻繁に行われる。こうして設計される電子機器装置内部の回路基板および回路基板を収容するケースの寸法は、建設機械の品種および仕様により様々である。しかしながら、建設機械は、基本的に少量多品種で生産される。このため、このように、形状等が異なる電子機器装置の増加は、設計および製造の面でのコスト上昇の原因となっている。そのため、ケースなどの部品の共通化によるコストの低減が求められている。
【0003】
以上の電子機器装置に関する課題を解決するための技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された技術によると、コネクタと基板をフレキシブルプリント配線板で結合し、ケース内の基板支持部を複数箇所に設けることで、異なる寸法の回路基板を共通のケースに固定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-237555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された構成では、基板支持部を複数箇所に設けることで異なる寸法の回路基板を固定することができる。しかしながら、固定箇所は回路基板の外側部分となる端部に限られているため、回路基板の内側部分などを固定することができない。建設機械は振動が激しい環境下で使用されることから、大型の回路基板の場合には、回路基板は耐振性向上のために、回路基板の外側部分だけでなく内側部分などがケースに固定される必要がある。
【0006】
本発明の目的は、異なる寸法の回路基板を共通のケースに収容可能にすると共に、耐振性も考慮した電子機器装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、回路基板と、前記回路基板を収容するケースと、前記ケースの上側を覆う第1カバーと、前記ケースの下側を覆う第2カバーと、前記回路基板を前記ケースへ固定するための固定具と、を備え、前記回路基板は、前記固定具を介して前記ケースへと収容されるための固定部を有する電子機器装置において、前記ケースは、上面と下面が開口した枠形状の内壁と、前記内壁に接合されて前記回路基板の平面方向に延伸したフレームと、を有し、前記フレームは、所定の間隙をもって前記ケースの内部に複数配置され、前記固定具は、前記フレーム間の間隙に挿通して固定されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、異なる寸法の回路基板を共通のケースに収容可能にすると共に、耐振性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態による電子機器装置が適用された油圧ショベルを示す左側面図である。
図1中のキャブの内部を示す説明図である。
本発明の第1の実施形態による電子機器装置を示す斜視図である。
図3中の電子機器装置を裏返した状態で示す斜視図である。
図3中の電子機器装置を示す分解斜視図である。
図5中のケースを示す斜視図である。
図6中のケースを裏返した状態で示す斜視図である。
図5中のケースに回路基板を取り付けた状態を示す斜視図である。
図8中のケース等を裏返した状態で示す斜視図である。
図8中のケース等を矢示X-X方向からみた断面図である。
図5中のケースに小型の回路基板を取り付けた状態を示す斜視図である。
図11中のケース等を裏返した状態で示す斜視図である。
本発明の第2の実施形態による電子機器装置を示す分解斜視図である。
図13中の回路基板を示す平面図である。
図13中のケースを示す平面図である。
図13中の第1カバーを示す平面図である。
本発明の第3の実施形態による電子機器装置を示す斜視図である。
図17中の電子機器装置を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態による電子機器装置について、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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