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公開番号2025083619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197083
出願日2023-11-21
発明の名称点検ワークフロー管理システム
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20250526BHJP(計算;計数)
要約【課題】作業機械の保守点検において不具合の原因の特定に要する時間を短縮し、迅速かつ確実に保守点検する点検フロー管理システムを提供する。
【解決手段】管理システムにおいて、端末30は、作業機械10に接続し、作業機械10の識別情報を取得する通信部31と、作業機械10の点検対象部位の動画像データの取得指示を含む点検ワークフローを表示する表示部32と、点検関連情報を入力する操作部35と、点検対象部位の動画像データを取得する撮影部33と、点検対象部位の動画像データを抽出する検索部36と、を備え、サーバ20は、作業機械10の機械属性情報及び点検対象部位の動画像データを記憶する記憶部22を備える。端末はまた、点検対象部位の動画像データに対して、識別情報と点検関連情報との関連付けを行い、サーバは、動画像データに対して、機械属性情報をさらに関連付けして記憶部22に記憶する。また、検索部はサーバが備えてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業機械の点検手順を指示する点検ワークフローを管理するサーバと、該サーバとネットワークで接続される端末と、を含む、点検ワークフロー管理システムであって、
前記端末は、点検対象の前記作業機械に接続し、前記作業機械の識別情報を取得する通信部と、
前記作業機械の点検対象部位の動画像データの取得指示を含む前記点検ワークフローを表示する表示部と、
前記点検ワークフローに対応する点検関連情報を入力する操作部と、
前記点検対象部位の動画像データを取得する撮影部と、を備え、
前記サーバは、前記識別情報に関連付けられた前記作業機械の機械属性情報および前記端末によって取得した前記点検対象部位の動画像データを記憶する記憶部を備え、
前記端末は、前記撮影部によって取得した前記点検対象部位の動画像データに対して、前記識別情報と前記点検関連情報との関連付けを行い、
前記サーバは、前記関連付けが行われた前記点検対象部位の動画像データに対して、前記機械属性情報をさらに関連付けして前記記憶部に記憶し、
前記端末またはサーバは、前記端末へ入力される前記識別情報と、前記点検関連情報と、前記機械属性情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記少なくとも1つの情報に関連付けられた前記点検対象部位の動画像データを抽出する検索部をさらに備える、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1記載の点検ワークフロー管理システムであって、
前記端末またはサーバの少なくとも一方は、前記作業機械の点検対象部位の稼働状態を表すセンサ値に基づいて、前記点検対象部位の不具合の原因を特定する診断部をさらに備え、
前記端末は、前記撮影部で前記動画像データが取得されると、前記センサ値の取得指示を前記表示部に表示し、
前記診断部は、前記端末によって取得した前記センサ値に基づいて前記点検対象部位の不具合の原因を特定し、前記表示部に特定結果を表示させる、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。
【請求項3】
請求項1記載の点検ワークフロー管理システムであって、
前記サーバは、
前記点検ワークフローに対応する点検対象部位の動画像データの取得履歴を記憶する登録管理部をさらに備え、
前記端末は、前記表示部に表示されている前記点検ワークフローに対応する点検対象部位の動画像データの取得履歴が前記登録管理部に記憶されている場合、前記点検ワークフローに対応する点検対象部位の動画像データを前記表示部における前記点検ワークフローの表示領域の一部に表示させる、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。
【請求項4】
請求項3記載の点検ワークフロー管理システムであって、
前記登録管理部は、前記点検ワークフローに対応する点検対象部位の動画像データの取得履歴に基づいて、取得回数を算出し、
前記端末は、前記取得回数を前記点検ワークフローの表示領域に表示させる、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。
【請求項5】
請求項1記載の点検ワークフロー管理システムであって、
前記端末は、前記表示部における前記点検対象部位の動画像データの抽出結果の表示順序を前記動画像データの参考の度合いに基づいて決定する、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。
【請求項6】
請求項1記載の点検ワークフロー管理システムであって、
前記機械属性情報は、前記作業機械を所有する顧客に関する情報、前記作業機械が稼働する地域に関する情報、前記作業機械の点検及び修理の履歴に関する情報、前記作業機械の作業内容に関する情報、前記作業機械の稼働環境に関する情報、ならびに前記作業機械の作業負荷に関する情報、のうち少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする点検ワークフロー管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機械の点検ワークフローを管理するシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
油圧ショベルのような作業機械は稼働現場ごとに使われ方が異なるため、保守作業においても、作業機械ごとに点検箇所が異なる。そのため、保守担当員が経験者であるか否かを問わず、多くの構成部位に対して迅速かつ確実な点検を行うことが求められており、効率的な点検の実施が課題となっている。そこで、特許文献1においては、機械の保守点検を効率的に行うために、保守点検フローを出力する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-178148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1においては、機械の保守点検フローに含まれる部位に不具合が特定された場合、その不具合に対応するための処置手順を出力することが記載されている(段落0052、0068-0070、図7など)。しかしながら処置手順は、点検対象の部位の状態を入力するという簡易的な対応にとどまる。そのため不具合の原因が特定出来ず根本的な解決ができない場合は、専門の処置機関に対応を依頼するため、修理が完了するまでに時間がかかるという問題が依然として残る。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業機械の保守点検において不具合の原因の特定に要する時間を短縮し、迅速かつ確実に保守点検できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る点検ワークフロー管理システムは、作業機械の点検手順を指示する点検ワークフローを管理するサーバと、該サーバとネットワークで接続される端末と、を含む、点検ワークフロー管理システムであって、端末は、点検対象の作業機械に接続し、作業機械の識別情報を取得する通信部と、作業機械の点検対象部位の動画像データの取得指示を含む点検ワークフローを表示する表示部と、点検ワークフロー対応する点検関連情報を入力する操作部と、点検対象部位の動画像データを取得する撮影部と、を備え、サーバは、識別情報に関連付けられた作業機械の機械属性情報および端末によって取得した点検対象部位の動画像データを記憶する記憶部を備え、端末は、撮影部によって取得した点検対象部位の動画像データに対して、識別情報と点検関連情報との関連付けを行い、サーバは、関連付けが行われた点検対象部位の動画像データに対して、機械属性情報をさらに関連付けして記憶部に記憶し、端末またはサーバは、端末へ入力される識別情報と、点検関連情報と、機械属性情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、少なくとも1つの情報に関連付けられた点検対象部位の動画像データを抽出する検索部をさらに備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、過去の不具合事例に関する画像や動画、音(動画像データ)を点検結果や作業機械に関する情報と関連付け、これらの情報をキーワードとして関連する動画像データを抽出できるようにすることで、点検において発見された不具合が過去の不具合事例と同じかどうかを動画像データを利用して判断することが容易となり、不具合の原因の特定に要する時間の短縮につなげることが可能になる。
【0008】
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、上記した以外の課題、構成および効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の全体構成を示す概念図。
本発明の実施例1に係るシステム全体のハードウェア構成を示すブロック図。
本発明によって実行される処理フローを示すフローチャート。
本発明の実施例2に係るシステム全体のハードウェア構成を示すブロック図。
実施例2において実行される処理フローを示すフローチャート。
本発明において行われるタグ付けについて説明するための図。
タグ付けデータの種類を示す図。
変形例に係るシステム全体のハードウェア構成を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施例1]
以下、実施例について図面を参照しながら説明する。なお本実施例では、作業機械として油圧ショベルの例を挙げて説明するが、作業機械は油圧ショベルに制限されず、クレーン車、ホイールローダ、フォークリフト、ブルドーザなどであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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