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公開番号
2025131961
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024028232
出願日
2024-02-28
発明の名称
浚渫用施設および浚渫方法
出願人
大成建設株式会社
,
東京電力ホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E02B
3/08 20060101AFI20250902BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】風や波の影響を受け難く、効率的な浚渫を行うことができる浚渫用施設および浚渫方法を提供する。
【解決手段】取水口6の上流側に設けられた潜堤10と、陸地から潜堤10の上流側に至る桟橋30とを備えることを特徴とする浚渫用施設1である。潜堤10は、石材が充填された袋体14,14・・を積み上げて形成した本体部11と、本体部11の上流側を被覆するコンクリート層12と、コンクリート層12の上面に設置された洗掘防止部材13とを備えるものが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取水口の上流側に設けられた潜堤と、
陸地から前記潜堤の上流側に至る桟橋とを備える
ことを特徴とする浚渫用施設。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記潜堤は、石材が充填された袋体を積み上げて形成した本体部と、前記本体部の上流側を被覆するコンクリート層と、前記コンクリート層の上面に設置された洗掘防止部材とを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の浚渫用施設。
【請求項3】
前記潜堤および前記桟橋の上流側には、防砂堤が設けられており、
前記防砂堤は、海から管理エリアへの海水の流入を阻止する透過防止壁の上部を撤去し、海中に残置される前記透過防止壁の上端を、海底と海面との間に位置させて、前記海から前記管理エリアへの海水の流入を許容する状態に変更して形成されたものである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浚渫用施設。
【請求項4】
取水口の上流側に設けられた潜堤の上流側に土砂を堆積させ、
陸地から前記潜堤の上流側に至る桟橋上から前記土砂を浚渫する
ことを特徴とする浚渫方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浚渫用施設および浚渫方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
海や河川において区画された領域から水を取水する施設では、取水口に土砂がかぶらないように、水底から土砂を浚渫する必要がある。海や河川における浚渫としては、水上に浮かべた台船上に設置したクレーンやバックフォーのバケットで水底をさらい、排砂パイプで吸引する方法が知られていた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-97343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
台船からの浚渫では、風や波の影響を受けやすく、風や波の対策を行う必要があり、浚渫作業が煩雑になってしまう問題があった。
このような観点から、本発明は、風や波の影響を受け難く、効率的な浚渫を行うことができる浚渫用施設および浚渫方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題を解決するための第一の本発明は、取水口の上流側に設けられた潜堤と、陸地から前記潜堤の上流側に至る桟橋とを備えることを特徴とする浚渫用施設である。
本発明の浚渫用施設によれば、陸地から潜堤の上流側に至る桟橋から浚渫を行うことができるので、風や波の影響を受け難く、浚渫が行い易い。また、潜堤で土砂を堰き止めて浚渫を行うので、効率的な浚渫を行うことができる。さらに、潜堤により取水口に土砂が流れ難くなるので、取水作業の妨げとならない。
【0006】
本発明の浚渫用施設においては、前記潜堤は、石材が充填された袋体を積み上げて形成した本体部と、前記本体部の上流側を被覆するコンクリート層と、前記コンクリート層の上面に設置された洗掘防止部材とを備えるものが好ましい。このような構成によれば、潜堤を容易に施工できるとともに、潜堤が水流で崩れ難く、安定度が高い。
本発明の浚渫用施設においては、前記潜堤および前記桟橋の上流側には、防砂堤が設けられているものが好ましい。防砂堤は、例えば、海から管理エリアへの海水の流入を阻止する透過防止壁の上部を撤去し、海中に残置される前記透過防止壁の上端を、海底と海面との間に位置させて、前記海から前記管理エリアへの海水の流入を許容する状態に変更することにより形成してもよい。このような構成によれば、防砂堤により、潜堤および桟橋の上流側への砂の流入を抑制しつつ、新たな水の流入を許容できる。
【0007】
前記課題を解決するための第二の本発明は、取水口の上流側に設けられた潜堤の上流側に土砂を堆積させ、陸地から前記潜堤の上流側に至る桟橋上から前記土砂を浚渫することを特徴とする浚渫方法である。
本発明の浚渫方法によれば、陸地から潜堤の上流側に至る桟橋から浚渫を行うので、風や波の影響を受け難く、浚渫が行い易い。また、潜堤で土砂を堰き止めて浚渫を行うので、効率的な浚渫を行うことができる。さらに、潜堤により取水口に土砂が流れ難くなるので、取水作業の妨げとならない。
【発明の効果】
【0008】
本発明の浚渫用施設および浚渫方法によれば、風や波の影響を受け難く、効率的な浚渫を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る浚渫用施設を示した平面図である。
本発明の実施形態に係る浚渫用施設の潜堤を示した図1のii-ii線断面図である。
本発明の実施形態に係る浚渫用施設の潜堤を示した図1のiii-iii線断面図である。
本発明の実施形態に係る浚渫用施設の桟橋を示した平面図である。
本発明の実施形態に係る浚渫用施設の桟橋を示した断面図である。
本発明の実施形態に係る浚渫用施設の防砂堤を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態に係る浚渫用施設および浚渫方法について、添付した図面を参照しながら説明する。図1は浚渫用施設を示した平面図、図2は浚渫用施設の潜堤を示した図1のii-ii線断面図、図3は浚渫用施設の潜堤を示した図1のiii-iii線断面図、図4は浚渫用施設の桟橋を示した平面図、図5は浚渫用施設の桟橋を示した断面図、図6は浚渫用施設の防砂堤を示した斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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