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公開番号
2025107923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001483
出願日
2024-01-09
発明の名称
保護カバー及び保護カバーの取付け方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E02F
9/16 20060101AFI20250714BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】運転席及びその周辺機器を濡れや汚れ、日差しによる劣化から防ぐと共に、取付け・取外しが容易でありながら取付対象機体から離脱しにくい保護カバー及びその取付け方法を提供する。
【解決手段】保護カバーAは、一枚の生地体A0で中空に形成され、開口部A1、開口部A1に対向する頂部領域A2及び開口部A1から頂部領域A2にかけて連続して設けられた側面領域A3を有する。また、側面領域A3には、右スリット部A4a、左スリット部A4bが設けられている。この2つのスリット部A4a、A4bによって、側面領域A3は、キャブ室M1の後面部M2d付近を被覆可能な後ろ被覆部1、及び、キャブ室M1の前面部M2a、右側面部M2b及び左側面部M2cを被覆可能な前被覆部2に分けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口部、該開口部に略対向する頂部領域、及び前記開口部から前記頂部領域にかけて連続して設けられた側面領域を有する略筒状の保護カバーであって、
前記側面領域の前記頂部領域近傍、同頂部領域の同側面領域近傍、若しくは同側面領域と同頂部領域の双方にかかる領域に設けられると共に、所定の径を有し、前記開口部と連通する2つの貫通孔と、
該2つの貫通孔の間から前記頂部領域とは反対の方向に連続して延設され、前記側面領域の一部を形成する第1の被覆部と、
前記頂部領域と連続して設けられ、前記第1の被覆部と併せて前記側面領域を形成する第2の被覆部と、
前記第1の被覆部の周方向の一端部及び該一端部と近接する前記第2の被覆部の一端部、同第1の被覆部の周方向の他端部及び該他端部と近接する同第2の被覆部の他端部を連結可能な連結部と、を備える
保護カバー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の被覆部の下端部から同第1の被覆部の下端部と略対向する前記第2の被覆部の一部の下端部にかけて、前記頂部領域から離れる方向に傾斜している
請求項1に記載の保護カバー。
【請求項3】
前記第2の被覆部の周方向端部の近傍に、同第2の被覆部を折り畳み可能な折込み部が設けられている
請求項1又は請求項2に記載の保護カバー。
【請求項4】
前記側面領域に、所要数のダーツ部が設けられた
請求項1、請求項2又は請求項3に記載の保護カバー。
【請求項5】
前記第2の被覆部の周方向の両端部に所定数の取付用孔が設けられている
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の保護カバー。
【請求項6】
前記第1の被覆部の周方向の両端部に、取付対象機体に磁着可能な所定数の磁石体が設けられている
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の保護カバー。
【請求項7】
前記第2の被覆部の周方向の両端部に、取付対象物に磁着可能な所定数の磁石体が設けられている
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載の保護カバー。
【請求項8】
開口部、該開口部に略対向する頂部領域及び前記開口部から前記頂部領域にかけて連続して設けられた側面領域を有する略筒状の保護カバーであって、
前記側面領域の前記頂部領域近傍、同頂部領域の同側面領域近傍、若しくは同側面領域と同頂部領域の双方にかかる領域に設けられると共に、所定の径を有し、前記開口部と連通する所要数の貫通孔と、
隣合う前記貫通孔の間から前記頂部領域とは反対の方向に連続して延設され、前記側面領域を形成する所要数の被覆部と、
一の前記被覆部の周方向の一端部と、該一端部と近接する、同被覆部に隣接する他の被覆部の周方向の一端部とを連結可能な連結部と、を備える
保護カバー。
【請求項9】
開口部、該開口部に略対向する頂部領域及び前記開口部から前記頂部領域にかけて連続して設けられた側面領域を有する略筒状の保護カバーを、前記側面領域の前記頂部領域近傍、同頂部領域の同側面領域近傍、若しくは同側面領域と同頂部領域の双方にかかる領域に設けられると共に、所定の径を有し、前記開口部と連通する2つの貫通孔まで広げて、該2つの貫通孔の間から同頂部領域とは反対の方向に連続して延設され、同側面領域の一部を形成する第1の被覆部と、同頂部領域と連続して設けられ、前記第1の被覆部と併せて同側面領域を形成する第2の被覆部とで取付対象機体の側面を被覆する被覆工程と、
該被覆工程の後に、前記2つの貫通孔に、取付対象機体に設けられた2つの突状物をそれぞれ挿入する挿入工程と、
該挿入工程の後に、前記第1の被覆部の周方向の一端部及び該一端部と近接する前記第2の被覆部の一端部、同第1の被覆部の周方向の他端部及び該他端部と近接する同第2の被覆部の他端部を連結する連結工程とを備える
保護カバーの取付け方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重機などの機体に備えられた運転席及びその周囲を被覆して保護する保護カバー及び保護カバーの取付け方法に関する。詳しくは、運転席及びその周辺機器を濡れや汚れ、日差しによる劣化を防ぐと共に、取付け・取外しが容易でありながら取付対象機体から離脱しにくい保護カバー及び保護カバーの取付け方法に係るものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
屋外で使用される重機には、運転席がボックス状のキャブ内に設けられた「キャブ仕様」と、運転席上方に設けられた庇部とそれを支える二本の支柱が備えられているのみで、運転席及びその周辺機器(以下、「オペレータ部」という。)を囲う仕切り部材が設けられておらずオペレータ部が露出している「キャノピ仕様」がある。
【0003】
キャブ仕様であれば、周囲を仕切り部材で囲われているので、オペレータ部が日差しや雨風にさらされることがないので、運転席などの劣化は緩やかに進行する。
【0004】
一方、キャノピ仕様の場合には、庇部以外にオペレータ部周囲に仕切り部外が設けられていないため、オペレータ部が露出した構造となっており、オペレータ部は日差しや風雨による影響を直接受け、座面や機器の濡れや汚れだけでなく、日差し等による運転席の表面生地や周辺機器の表面塗装がひび割れて剥がれる、或いは濡れや汚れによって機器自体の性能にも影響が出るなど、品質や機能の面で著しく劣化が進んでしまう。また、工事期間中、重機は現場に待機することが多く、この場合は常時外気にさらされるため、昼夜の温度変化も影響して、オペレータ部の劣化がさらに短期間で進んでしまう傾向にある。
【0005】
この点を解決するため、特許文献1に示すように、キャノピ仕様の重機のフロント部からオペレータ部までをシート状の保護カバーで被覆して保護する「重機用保護カバー及びその使用方法」が開示されている。この重機用保護カバーはシート状の形状を有し、取付片などを用いて固定用ロープで保護カバーの前側部及び後側部を固定し、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定することで、機体のオペレータ部を被覆するものである。
【0006】
また、特許文献2に示すように、キャノピ仕様の重機のフロント部からオペレータ部までを立体的に形成された保護カバーで被覆して保護する「重機用保護カバー」が開示されている。この重機用保護カバーは、固定用ロープを保護カバーの下端に装着して水平方向に締め付けて固定し、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定することで、機体のオペレータ部を被覆するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2023-155569 公報
特開2022-124115 公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の保護カバーはシート状に形成されているため、固定用ロープを用いて、保護カバーを前後方向それぞれに張設してシート状の保護カバーを機体の形状に沿わせ、さらに保護カバーの上面を庇部から吊り下げて機体に固定しなければならず、取付け・取外しの作業に非常に手間がかかる。
【0009】
また、特許文献2に記載の保護カバーは立体的に形成されているものの、裾部分を固定用ロープで締め機体に固定し、さらに庇部から吊り下げて機体に固定しなければならず、特許文献1に記載の保護カバーと同じく、取付け・取外しの作業に手間がかかる。
【0010】
即ち、特許文献1及び特許文献2のいずれも、運転席等を劣化から保護することはできるものの、取付け・取外しに手間がかかるという課題を解決するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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