TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025112806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007281
出願日2024-01-22
発明の名称作業用車両
出願人株式会社竹内製作所
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250725BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業装置(ブーム)が起立した状態のときの油圧ホース部の弛みを抑制し、当該油圧ホース部が車体の上面に当接することを防止できる作業用車両を提供する。
【解決手段】車体3と、油圧により作動する作業装置14と、車体3に設けられた立上げ部70から延びて作業装置14を駆動するアクチュエータに接続される油圧配管60と、を備える作業用車両1であって、油圧配管60は、油圧ホースから構成される油圧ホース部64を有し、車体3は、油圧ホース部64を案内する第1ガイド74を有し、第1ガイド74は、作業装置14が起立した状態のときに、油圧ホース部64の一部分に接触して油圧ホース部64を上方に延びるように案内することで、油圧ホース部64と車体3の上面との間に隙間を設ける構成である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、油圧により作動する作業装置と、前記車体に設けられた立上げ部から延びて前記作業装置を駆動するアクチュエータに接続される油圧配管と、を備える作業用車両であって、
前記油圧配管は、油圧ホースから構成される油圧ホース部を有し、
前記車体は、前記油圧ホース部を案内する第1ガイドを有し、
前記第1ガイドは、前記作業装置が起立した状態のときに、前記油圧ホース部の一部分に接触して前記油圧ホース部を上方に延びるように案内することで、前記油圧ホース部と前記車体の上面との間に隙間を設ける構成であること
を特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記第1ガイドは、前記油圧ホース部に接触する接触面を有し、
前記接触面は、前記油圧ホース規定の最小曲げ半径以上の曲げ半径を有する曲面状に形成されていること
を特徴とする請求項1記載の作業用車両。
【請求項3】
前記車体は、前記油圧ホース部の両側方位置に立設される第2ガイドを有すること
を特徴とする請求項1または請求項2記載の作業用車両。
【請求項4】
前記第2ガイドは、一端が前記立上げ部に取付けられ、他端が前記第1ガイドに取付けられる棒状もしくは板状の部材から構成されていること
を特徴とする請求項3記載の作業用車両。
【請求項5】
前記立上げ部は、前記油圧ホース部を前記車体の正面に対して所定角度前傾させて前記車体から立上げる構成であること
を特徴とする請求項4記載の作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により作動する作業装置を備える作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
作業用車両の例として、走行用のクローラもしくはタイヤが取付けられた下部体と、下部体の上に配設された上部体と、下部体もしくは上部体に取付けられて油圧(すなわち、所定圧力の作動油)により作動する作業装置を備える油圧ショベル、トラックローダ等が従来より知られている。
【0003】
上部体には、油圧ポンプを駆動するエンジンが搭載され、当該油圧ポンプから吐出される圧油は、コントロールバルブから油圧配管を通じて作業装置の油圧シリンダに供給される。油圧配管の構成要素として、一定の曲率まで湾曲させて用いることができる油圧ホースが広く採用されている(特許文献1:特開2019-007254号公報参照)。
【0004】
通常、油圧ホースは、作業装置を構成するブームの動作を考慮して余裕をもった長さ寸法に設定されている。そのため、ブームが起立したとき、油圧ホースは、上部体の上方領域でS字状に湾曲した状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-007254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の構成においては、ブームの起立に伴って油圧ホースの垂れ下がりが大きくなるため、油圧ホースが上部体の上面に当接してしまい、油圧ホースが摩耗したり、上部体の上面の塗装が剥げたりする不具合があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、作業装置(ブーム)が起立した状態のときの油圧ホース部の垂れ下がりを抑制し、当該油圧ホース部が車体の上面に当接することを防止できる作業用車両を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、一実施形態として以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0009】
一実施形態に係る作業用車両は、車体と、油圧により作動する作業装置と、前記車体に設けられた立上げ部から延びて前記作業装置を駆動するアクチュエータに接続される油圧配管と、を備える作業用車両であって、前記油圧配管は、油圧ホースから構成される油圧ホース部を有し、前記車体は、前記油圧ホース部を案内する第1ガイドを有し、前記第1ガイドは、前記作業装置が起立した状態のときに、前記油圧ホース部の一部分に接触して前記油圧ホース部を上方に延びるように案内することで、前記油圧ホース部と前記車体の上面との間に隙間を設ける構成であることを要件とする。
【0010】
上記の構成によれば、車体に油圧ホース部を案内する第1ガイドを設けて、作業装置が起立した状態のときの油圧ホースの垂れ下がりを抑制し、油圧ホース部と車体の上面との間に隙間を設けることができる。したがって、油圧ホース部が車体の上面に当接することを防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社竹内製作所
作業用車両
1か月前
株式会社竹内製作所
作業用車両
1か月前
個人
大都市防災設備
13日前
個人
簡易免震構造
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
19日前
大成建設株式会社
新設構造物
18日前
住友建機株式会社
ショベル
1か月前
住友建機株式会社
ショベル
1か月前
住友建機株式会社
ショベル
1か月前
住友建機株式会社
作業機械
1か月前
個人
水底地盤の天地返し工法と専用作業船
15日前
日本車輌製造株式会社
建設機械
1か月前
日本車輌製造株式会社
建設機械
1か月前
日立建機株式会社
建設機械
20日前
株式会社大林組
基礎構造
15日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
8日前
株式会社クボタ
作業機
25日前
株式会社本久
改良地盤構築方法
26日前
株式会社久保製作所
河川構造物
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
1か月前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
18日前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
株式会社地盤改良堀田
基礎杭の設置方法
12日前
有限会社冨永総業
キャンプ用ペグ抜きハンマー
11日前
住友金属鉱山株式会社
タンク設置用基礎
8日前
住友重機械工業株式会社
ショベル
1か月前
株式会社フジタ
建築物とその施工方法
25日前
株式会社大林組
改良土の品質管理方法
20日前
株式会社山幸総建
シートパイルの土砂除去具
13日前
前田工繊株式会社
繊維製布団篭
29日前
日立建機株式会社
電動式建設機械
1か月前
株式会社日立建機ティエラ
建設機械
12日前
日本精機株式会社
施工管理システム及び施工管理方法
29日前
ナブテスコ株式会社
建設機械の関節機構
1か月前
個人
日本列島都市防災設備又は日本列島大都市防災設備
7日前
日本車輌製造株式会社
建設機械の組立方法
8日前
続きを見る