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公開番号2025007070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108230
出願日2023-06-30
発明の名称ショベル、及びショベルの表示装置
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/26 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】安全性を向上させる。
【解決手段】実施形態の一態様に係るショベルは、撮像装置により撮像された画像情報に基づいた第1の画面を表示装置に表示した後、第1の操作装置からの第1の操作に従って、前記第1の画面から、前記画像情報に基づいた第2の画面に切り替えて表示し、第2の操作装置からの第2の操作を受け付けた場合に、前記第1の画面に戻る制御を行うように構成されている制御部を、備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
撮像装置により撮像された画像情報に基づいた第1の画面を表示装置に表示した後、
第1の操作装置からの第1の操作に従って、前記第1の画面から、前記画像情報に基づいた第2の画面に切り替えて表示し、
第2の操作装置からの第2の操作を受け付けた場合に、前記第1の画面に戻る制御を行うように構成されている制御部を、
備えるショベル。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第2の操作は、前記第2の画面を前記第1の画面に戻すための操作と異なる、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
前記第1の操作装置は、前記表示装置に設けられたタッチパネルセンサであり、
前記第2の画面を前記第1の画面に戻すための操作は、前記表示装置に対する第1のジェスチャ操作である、
請求項2に記載のショベル。
【請求項4】
前記第1の操作は、前記表示装置に対する第2のジェスチャ操作である、
請求項3に記載のショベル。
【請求項5】
前記第2の操作装置は、前記ショベルを動作させるための操作レバー、前記ショベルを走行させるための走行操作装置、又は前記ショベルの動作をロックするか否かを切り替えるゲートロックレバーである、
請求項1に記載のショベル。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の操作装置からの前記第1の操作を受け付けた場合、前記ショベルの動作をロックする制御を行い、
前記第2の操作として、前記ゲートロックレバーにより前記ロックを解除するための操作を受け付ける、
請求項5に記載のショベル。
【請求項7】
前記第2の操作は、前記操作レバーによる前記ショベルのアタッチメント又は上部旋回体を動作させるための操作、又は、前記走行操作装置による前記ショベルの走行を開始させるための操作である、
請求項5に記載のショベル。
【請求項8】
前記第1の操作は、前記第1の画面に表わされている前記画像情報の拡大若しくは縮小させるための操作であり、又は、前記第1の画面に表わされている、仮想的な3次元空間に投影された前記画像情報に対して視点を変更させるための操作である、
請求項1乃至7のいずれか一つに記載のショベル。
【請求項9】
前記第1の画面には、前記仮想的な3次元空間の上方に存在する視点から、前記仮想的な3次元空間に投影された前記画像情報を参照した俯瞰画像が表されている、
請求項8に記載のショベル。
【請求項10】
当該ショベルに設けられた撮像装置により撮像された画像情報に基づいた第1の画面を表示した後、
第1の操作装置からの第1の操作に従って、前記第1の画面から、前記画像情報に基づいた第2の画面に切り替えて表示し、
第2の操作装置からの第2の操作を受け付けた場合に、前記第1の画面に戻る制御を行うように構成されている制御部を、
備えるショベルの表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ショベル、及びショベルの表示装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ショベルには、各種の情報を表示する表示装置が設けられている。近年、ショベルの周囲を確認するために、撮像装置で撮像された画像情報を用いて周辺の状況を表示する技術が提案されている(特許文献1参照)。これにより、ショベルの操作者は、ショベルの周囲の状況を認識できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-183638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、周辺の状況の表示の切り替えについては考慮されていない。つまり、画像情報を用いて周辺の状況の表示を行う際、当該状況に応じて操作者が確認すべき箇所が異なる。このため、状況に応じて画像情報に基づいた表示が切り替わるのが好ましい。
【0005】
上述に鑑み、ショベルの状況に応じて、撮像装置の画像情報に基づいた表示を切り替えることで、操作者によるショベルの周辺の把握を容易にして、安全性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るショベルは、撮像装置により撮像された画像情報に基づいた第1の画面を表示装置に表示した後、第1の操作装置からの第1の操作に従って、前記第1の画面から、前記画像情報に基づいた第2の画面に切り替えて表示し、第2の操作装置からの第2の操作を受け付けた場合に、前記第1の画面に戻る制御を行うように構成されている制御部を、備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、操作者によるショベルの周辺の把握を容易にして、安全性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るショベル(掘削機)を示す側面図である。
図2は、第1の実施形態に係るショベルの駆動制御系の構成例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係るショベルのショベルコントローラ内の機能ブロックを例示した図である。
図4は、第1の実施形態に係る表示制御部により表示装置に表示される画面の一例について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る表示制御部によって画像表示領域に表示された後方画像BMの変化を示した図である。
図6は、本変形例に係るショベルコントローラにおける表示画面の制御を示したフローチャートである。
図7は、第2の実施形態に係る作業機械としてのショベルの側面図である。
図8は、第2の実施形態に係るショベルのショベルコントローラ内の機能ブロックを例示した図である。
図9は、第2の実施形態に係る三次元空間処理部による処理を示した概念図である。
図10は、第2の実施形態に係る表示制御部により表示装置に表示される画面の一例について説明する。
図11は、第2の実施形態に係る表示制御部によって俯瞰画像表示領域に表示された俯瞰画像の変化を示した図である。
図12は、第3の実施形態に係る遠隔操作システムの一例を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
【0010】
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本実施形態に係るショベル100の概要について説明する。図1は、第1の実施形態に係る作業機械としてのショベル100の側面図である。ショベル100の下部走行体1には旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載される。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられる。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられる。エンドアタッチメントは、法面用バケット又は浚渫用バケット等であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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