TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024178002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023096464
出願日2023-06-12
発明の名称作業用車両
出願人株式会社竹内製作所
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20241217BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業装置の駆動源として電動モータを備える作業用車両において、メンテナンス対象部品のメンテナンス性の向上を図る。
【解決手段】本発明に係る作業用車両1は、上部旋回体2と、下部走行体10と、油圧により作動する作業装置12、14と、その駆動源となる電動モータ20と、電動モータ20を駆動するための電力を供給するバッテリパック60と、バッテリパック60が搭載されるバッテリパックルーム30と、バッテリパックルーム30の開口部30aを開閉可能に覆うバッテリカバー32と、を備え、バッテリパック60は、開口部30aからメンテナンス作業者の手が届く位置にメンテナンス対象部品として、少なくともバッテリマネジメントユニット基板91、セルマネジメントユニット基板93、充電用ヒューズ92、およびサービスプラグ94、が配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上部旋回体と、下部走行体と、油圧により作動する作業装置と、前記作業装置の駆動源となる電動モータと、を備える作業用車両であって、
前記電動モータを駆動するための電力を供給するバッテリおよびバッテリマネジメントシステムを有するバッテリパックと、
前記バッテリパックが搭載されるバッテリパックルームと、
前記バッテリパックルームの開口部を開閉可能に覆うバッテリカバーと、を備え、
前記バッテリパックは、前記開口部からメンテナンス作業者の手が届く位置にメンテナンス対象部品として、少なくともバッテリマネジメントユニット基板、セルマネジメントユニット基板、充電用ヒューズ、およびサービスプラグ、が配置されていること
を特徴とする作業用車両。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記バッテリパックは、前記開口部側となる面に、前記バッテリの充電を行うための外部電源ケーブルが接続されるインレット、並びに、それぞれ前記メンテナンス対象部品のうちの所定部品のメンテナンスを行うための第1メンテナンス開口と該第1メンテナンス開口を開閉可能に覆う第1メンテナンスカバー、第2メンテナンス開口と該第2メンテナンス開口を開閉可能に覆う第2メンテナンスカバー、および第3メンテナンス開口と該第3メンテナンス開口を開閉可能に覆う第3メンテナンスカバー、が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の作業用車両。
【請求項3】
前記第1メンテナンスカバーを開けて前記第1メンテナンス開口からメンテナンスを行う前記所定部品は、平均メンテナンス頻度が相対的に高頻度の部品であって、少なくとも前記バッテリマネジメントユニット基板が含まれ、
前記第2メンテナンスカバーを開けて前記第2メンテナンス開口からメンテナンスを行う前記所定部品は、平均メンテナンス頻度が相対的に中頻度の部品であって、少なくとも前記充電用ヒューズが含まれ、
前記第3メンテナンスカバーを開けて前記第3メンテナンス開口からメンテナンスを行う前記所定部品は、平均メンテナンス頻度が相対的に低頻度の部品であって、少なくとも前記セルマネジメントユニット基板が含まれていること
を特徴とする請求項2に記載の作業用車両。
【請求項4】
前記バッテリパックは、
前記第1メンテナンス開口が、前記第2メンテナンスカバーの板面に形成されていると共に、前記第1メンテナンスカバーが、該板面に着脱可能に固定されており、
前記第3メンテナンスカバーが、前記上部旋回体に固定されているカウンターウェイトを取外さなければ開けられない位置に配置されていること
を特徴とする請求項3に記載の作業用車両。
【請求項5】
前記メンテナンス対象部品のうちの前記サービスプラグは、前記インレットの左右もしくは上下の隣接位置に配置されていること
を特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の作業用車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧により作動する作業装置と、作業装置の駆動源となる電動モータと、を備える作業用車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
作業用車両の例として、クローラもしくはタイヤを有する下部走行体、並びに、油圧により作動する作業装置が上部旋回体等に取付けられた油圧ショベル、トラックローダ等が従来より知られている。
【0003】
昨今では、作業装置の駆動源として、従来のエンジンに代えて電動モータを備える作業用車両が開発されている(特許文献1:特開2023-23324号公報参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-23324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に例示される、作業装置の駆動源として電動モータを備える作業用車両においては、定期もしくは不定期のメンテナンス(具体的には、交換、検査等)が必要となる電装・制御系部品(本願において、単に「メンテナンス対象部品」と称する場合がある)として、バッテリマネジメントユニット基板、セルマネジメントユニット基板、充電用ヒューズ、メインヒューズ、コンタクタ、サービスプラグ等が設けられている。
【0006】
ここで、特許文献1に例示される作業用車両においては、例えば、バッテリマネジメントユニット基板、セルマネジメントユニット基板等のメンテナンスは、上部旋回体の後部に設けられたバッテリパックルームのカバー(バッテリカバー)を開けて行う構成であった。一方、充電用ヒューズ、サービスプラグ等のメンテナンスは、上部旋回体の中央部に設けられた運転室のシートを前にスライドさせると共に背もたれを倒し、その状態で露出するフロアプレートに設けられたメンテナンスカバーを開けて行う構成であった。このように、メンテナンス対象部品に応じて開けるカバーが異なるという煩わしさがあった。特に、上部旋回体の中央部のメンテナンスカバーを開けて行う場合は、手間と時間が掛かる面倒な作業となっていた。さらに、大型のバッテリパックを上部旋回体から降ろさなければメンテナンス(交換)が不可能な部品もあった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、作業装置の駆動源として電動モータを備える作業用車両において、メンテナンス対象部品のメンテナンス性の向上を図ることが可能な作業用車両を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
【0009】
本実施形態に係る作業用車両は、上部旋回体と、下部走行体と、油圧により作動する作業装置と、前記作業装置の駆動源となる電動モータと、を備える作業用車両であって、前記電動モータを駆動するための電力を供給するバッテリおよびバッテリマネジメントシステムを有するバッテリパックと、前記バッテリパックが搭載されるバッテリパックルームと、前記バッテリパックルームの開口部を開閉可能に覆うバッテリカバーと、を備え、前記バッテリパックは、前記開口部からメンテナンス作業者の手が届く位置にメンテナンス対象部品として、少なくともバッテリマネジメントユニット基板、セルマネジメントユニット基板、充電用ヒューズ、およびサービスプラグ、が配置されていることを要件とする。
【0010】
上記の構成によれば、従来の作業用車両のようにフロアプレートを露出させたり、バッテリパックを上部旋回体から降ろしたりすることなく、上記メンテナンス対象部品のメンテナンスを極めて容易に且つ短時間で行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

鹿島建設株式会社
漂流物の捕捉構造
12日前
株式会社クボタ
作業機
12日前
日立建機株式会社
作業機械
14日前
日本車輌製造株式会社
アースドリル
6日前
日本植生株式会社
緑化土嚢袋
12日前
有限会社 櫂設計事務所
掘削・撹拌具
12日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
13日前
日之出水道機器株式会社
地下構造物用蓋
12日前
コベルコ建機株式会社
作業システム
12日前
個人
ローラー転圧装置を備えた油圧ショベル
6日前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
株式会社宮本組
大深度掘削機の作業支援システム
5日前
コベルコ建機株式会社
建設機械
15日前
株式会社地盤リスク研究所
盛土安定化工法、及び盛土構造
16日前
株式会社SAICON
設備機器設置台及び設備機器設置構造
5日前
株式会社高知丸高
水陸両用浚渫機
6日前
東洋建設株式会社
捨石投入装置
12日前
株式会社竹内製作所
作業用車両
今日
株式会社竹内製作所
作業用車両
今日
東京応化工業株式会社
構造体、及び海洋生物の付着防止方法
12日前
東京電力ホールディングス株式会社
水中沈殿物回収システム
12日前
株式会社パルパルス
棒体、棒体の連結装置および環境保全資材連結体
12日前
株式会社小松製作所
電動式作業機械
6日前
株式会社小松製作所
電動式作業機械
6日前
弘和産業株式会社
ケーシング用パッカー
5日前
コベルコ建機株式会社
撮影システム
12日前
岡部株式会社
石積擁壁の補強部材の施工方法
12日前
中国海洋大学
海底横方向探査導入装置及び導入方法
6日前
株式会社アイチコーポレーション
把持式作業車
6日前
三谷セキサン株式会社
束ね基礎杭構造の構成方法
12日前
株式会社大林組
評価支援装置、評価支援方法及び評価支援プログラム
12日前
岡部株式会社
石積擁壁の補強構造及びその施工方法
12日前
コベルコ建機株式会社
作業機械および飛行体
12日前
大成建設株式会社
既設構造物の撤去方法
5日前
清水建設株式会社
トランジションピースのない風車基礎の施工方法
6日前
旭化成建材株式会社
杭とその施工方法、施工機器および施工具
13日前
続きを見る