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公開番号2025010836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113089
出願日2023-07-10
発明の名称杭とその施工方法、施工機器および施工具
出願人旭化成建材株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E02D 5/28 20060101AFI20250116BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】杭頭プレートが設けられている杭を打設する際に、杭頭プレートの強度を低下させたり、杭頭プレートを変形、損傷させたりするおそれがない杭とその施工方法、施工機器および施工具を提供する。
【解決手段】杭頭プレート12を備える杭10を地盤に打設するための施工方法であって、杭10の外周に形成された第1の被係合部11pに施工具20の第1の係合部21hを係合させるステップと、杭打機に取り付けられる回転キャップ30を施工具20に係合させるステップと、施工具20を回転させて杭10を地盤に打設するステップと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
杭頭プレートを備える杭を地盤に打設するための施工方法であって、
前記杭の外周に形成された第1の被係合部に施工具の第1の係合部を係合させるステップと、
前記施工具を回転させて前記杭を地盤に打設するステップと、
を有する、杭の施工方法。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
杭打機に取り付けられる回転キャップを前記施工具に係合させるステップをさらに有し、前記杭打機により前記回転キャップを介して前記施工具を回転させて前記杭を地盤に打設する、請求項1に記載の杭の施工方法。
【請求項3】
前記回転キャップの第2の係合部を、前記施工具に形成された第2の被係合部に係合させる、請求項2に記載の杭の施工方法。
【請求項4】
杭頭プレートを備える杭を地盤に打設するための施工具であって、
前記杭の外周に形成された第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
杭打機側に形成された第2の係合部が係合する第2の被係合部と、を有する施工具。
【請求項5】
前記杭の径方向に分割可能な施工具構成部材が組み合わされてなる、請求項4に記載の施工具。
【請求項6】
環状である、請求項5に記載の施工具。
【請求項7】
等分割された半割れ形状の前記施工具構成部材が環状に組み合わされてなる、請求項6に記載の施工具。
【請求項8】
組み合わされた前記施工具構成部材が締結部材によって締結される構造である、請求項5から7のいずれか一項に記載の施工具。
【請求項9】
複数の板状部材と、これら板状部材を接合するリブ部材とを含む構造である、請求項5から7のいずれか一項に記載の施工具。
【請求項10】
杭打機に取り付けられる回転キャップが被さる大きさに形成されている、請求項5から7のいずれか一項に記載の施工具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、杭とその施工方法、施工機器および施工具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
杭に、柱や梁を接合する場合等に必要となるフランジ状の杭頭プレートが設けられることがある。このような杭頭プレート付きの杭を地盤に貫入させる際の従来の工法のひとつに、杭頭プレート(51)に貫通孔(511)を設け、ボルト(63)による接合によって回転圧入冶具(鋼管(42)と鋼管(42)に溶接したプレート(52)とからなる)を取り付け、杭を回転圧入させるというものがある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-134016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記のごとき従来の工法には、(i) 杭の打設終了後に杭頭プレートに柱や梁を接合する場合、杭頭プレートに貫通孔とは別に柱・梁接合用の貫通孔を設けるため、杭頭プレートに設ける貫通孔の数が増加して杭頭プレートの強度が低下する、(ii)回転貫入時に杭頭プレートに強大な力が加わり、当該杭頭プレートが変形、損傷するおそれがある、という問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、杭頭プレートが設けられている杭を打設する際に、杭頭プレートの強度を低下させたり、杭頭プレートを変形、損傷させたりするおそれがない杭とその施工方法、施工機器および施工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、杭頭プレートを備える杭を地盤に打設するための施工方法であって、
杭の外周に形成された第1の被係合部に施工具の第1の係合部を係合させるステップと、
施工具を回転させて杭を地盤に打設するステップと、
を有する、杭の施工方法である。
【0007】
かかる施工方法によれば、第1の被係合部に回転圧入のための力を作用させて杭を打設することができるため、杭頭プレートの強度を低下させたり、杭頭プレートを変形、損傷させたりするおそれがない。
【0008】
上記のごとき杭の施工方法は、杭打機に取り付けられる回転キャップを施工具に係合させるステップをさらに有し、杭打機により回転キャップを介して施工具を回転させて杭を地盤に打設するものであってもよい。
【0009】
上記のごとき杭の施工方法において、回転キャップの第2の係合部を、施工具に形成された第2の被係合部に係合させてもよい。
【0010】
本発明の別の態様は、杭頭プレートを備える杭を地盤に打設するための施工具であって、
杭の外周に形成された第1の被係合部に係合する第1の係合部と、
杭打機側に形成された第2の係合部が係合する第2の被係合部と、を有する施工具である。
(【0011】以降は省略されています)

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