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公開番号
2025004492
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104212
出願日
2023-06-26
発明の名称
建設機械
出願人
株式会社日立建機ティエラ
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
9/16 20060101AFI20250107BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】外気導入用のダクトに浸入した液体が空調装置に流れ込むのを防止する。
【解決手段】油圧ショベル1は、運転室を形成するキャブ10と、キャブ10内に調和空気を供給する空調装置24と、外気取入口27Kを有し、空調装置24に外気を導入するダクト25とを備えている。ダクト25の途中には、外気取入口27Kからダクト25内に浸入した液体が空調装置24側に流れるのを阻止する堰部30が設けられ、堰部30の周囲には吸水材31が設けられている。これにより、外気取入口27Kを通じてダクト25内に液体が浸入したとしても、この液体の流れを堰部30によって阻止することにより、液体がダクト25を通じて空調装置24へと流れ込むのを防止することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
運転室を形成するキャブと、
前記キャブ内に調和空気を供給する空調装置と、
外気取入口を有し、前記空調装置に外気を導入するダクトとを備えてなる建設機械において、
前記ダクトの途中には、前記外気取入口から前記ダクト内に浸入した液体が前記空調装置側に流れるのを阻止する堰部が設けられ、
前記堰部の周囲には吸水材が設けられていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記ダクトの底面は水平面に対して傾斜した傾斜面を有し、
前記堰部は前記傾斜面の最下部に対応する位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記ダクトは、前記空調装置に接続される空調装置側ダクトと、一端が前記空調装置側ダクトに接続され、他端が前記外気取入口を形成する取入口側ダクトとを有し、
前記堰部は、前記空調装置側ダクトと前記取入口側ダクトとの間に設けられ、
前記吸水材は、前記堰部よりも前記外気取入口側に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
【請求項4】
熱交換器が収容される熱交換器室を備え、
前記吸水材は、前記ダクトの内部から外部にわたって設けられ、前記熱交換器室内に露出して配置されていることを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
【請求項5】
前記堰部および前記吸水材は、前記熱交換器室内で前記熱交換器よりも上方に着脱可能に取付けられていることを特徴とする請求項4に記載の建設機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば油圧ショベル等の建設機械に関し、特に、空調装置を備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とによって車体が構成されている。上部旋回体の前側には作業装置が設けられ、この作業装置を用いて掘削作業等が行われる。油圧ショベルの上部旋回体は、支持構造体をなす旋回フレームを備え、旋回フレームには、内部が運転室となったキャブ、エンジンおよび油圧ポンプ等の搭載機器、これら搭載機器を覆う外装カバー等が設けられている。
【0003】
また、油圧ショベルの上部旋回体には、キャブ内に調和空気を供給する空気調和装置(以下、空調装置)が設けられ、空調装置には外気導入用のダクトが接続されている。空調装置は、ダクトを通じて吸い込んだ外気を調和空気としてキャブに供給することにより、キャブ内をオペレータが望む温度環境に調整する(特許文献1)。特許文献1では、キャブ内に配置された空調装置にダクトの一端が接続され、外気取入口が設けられたダクトの他端はキャブの外装面から外部に突出している。これにより、ダクトを通して空調装置が外気を取り込むことができる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-136757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1による空調装置は、ダクトの外気取入口がキャブの外部に配置されているため、降雨時や洗車時に外気取入口を通じてダクト内へ水等の液体が浸入することがある。ダクト内に浸入した液体がダクトを通じて空調装置に流れ込んだ場合には、空調装置の故障、空調性能の低下を招くという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、外気導入用のダクトに浸入した液体が空調装置に流れ込むのを防止することができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、運転室を形成するキャブと、前記キャブ内に調和空気を供給する空調装置と、外気取入口を有し、前記空調装置に外気を導入するダクトとを備えてなる建設機械において、前記ダクトの途中には、前記外気取入口から前記ダクト内に浸入した液体が前記空調装置側に流れるのを阻止する堰部が設けられ、前記堰部の周囲には吸水材が設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、外気取入口を通じてダクト内に液体が浸入したとしても、この液体の流れを堰部によって阻止し、吸水材によって液体を吸い取ることにより、液体がダクトを通じて空調装置へと流れ込むのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態による油圧ショベルを示す右側面図である。
油圧ショベルを後方から見た背面図である。
右後側面カバーを取り外した上部旋回体を右後方から見た斜視図である。
右後側面カバーを取り外した上部旋回体を右側方から見た右側面図である。
右前上面カバーおよび右後上面カバーを取り外した上部旋回体を上方から見た平面図である。
空調装置、ダクト等をキャブ側から見た左側面図である。
取入口側ダクト、フィルタ等を示す斜視図である。
取入口側ダクト等を、上板およびフィルタを取外した状態で示す斜視図である。
空調装置側ダクトと取入口側ダクトとの接続部を、図6中の矢示IX-IX方向から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る建設機械の実施形態について、後方小旋回型の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図9を参照しつつ詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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