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公開番号2025012215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114899
出願日2023-07-13
発明の名称緑化土嚢袋
出願人日本植生株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 17/20 20060101AFI20250117BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】袋本体の側面における確実な緑化を促すことができる緑化土嚢袋を提供すること。
【解決手段】土砂が投入される有底筒状の袋本体2と、この袋本体2の内側に配置される植生シート3とを備え、袋本体2の上側に連接された連接体4は、袋本体2に連続する筒状を呈し、袋本体2の外側に折り返し可能である緑化土嚢袋1であって、植生シート3を連接体4に固定した。植生シート3を連接体4の下端から上端の開口縁部14側に進んだ位置で固定した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
土砂が投入される有底筒状の袋本体と、この袋本体の内側に配置される植生シートとを備え、
袋本体の上側に連接された連接体は、袋本体に連続する筒状を呈し、袋本体の外側に折り返し可能である緑化土嚢袋であって、
植生シートを連接体に固定した緑化土嚢袋。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
植生シートを連接体の下端から上端の開口縁部側に進んだ位置で固定した請求項１に記載の緑化土嚢袋。
【請求項３】
植生シートを連接体の開口縁部に沿って固定した請求項２に記載の緑化土嚢袋。
【請求項４】
植生シートを連接体の少なくとも略半周に沿わせた請求項２または３に記載の緑化土嚢袋。
【請求項５】
植生シートを連接体の略全周に沿わせた請求項４に記載の緑化土嚢袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば、法面などの土留めまたは土塁の形成に用いることができ、かつ、施工後の緑化を図ることができる緑化土嚢袋に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
今日土砂災害などの自然災害が増加しており、法面などの崩落が発生することがある。このような場合、崩落部分が広がらないように、あるいは未然に防ぐ応急的な保護を行なうために、緑化土嚢袋を用いることが考えられる。
【０００３】
従来の緑化土嚢袋として、特許文献１には、土砂が投入される袋本体の内側面に植生シートを沿うように配置した緑化土嚢袋が開示されている。この緑化土嚢袋では、土砂を投入することで土塁などの形成が可能となり、また、植生シートによって緑化を図り、ひいては景観の向上を図ることもできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特許第６６２５３２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかし、上記従来の緑化土嚢袋では、植生シートを袋本体に固定してあり、袋本体に土砂を投入した際、この土砂の接触を受けた植生シートが袋本体の底面方向に引っ張られて脱落するおそれがあり、脱落により袋本体の側面内側に植生シートが存在しなくなると、確実な緑化を促せないことになる。
【０００６】
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、袋本体の側面における確実な緑化を促すことができる緑化土嚢袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係る緑化土嚢袋は、土砂が投入される有底筒状の袋本体と、この袋本体の内側に配置される植生シートとを備え、袋本体の上側に連接された連接体は、袋本体に連続する筒状を呈し、袋本体の外側に折り返し可能である緑化土嚢袋であって、植生シートを連接体に固定した（請求項１）。
【０００８】
上記緑化土嚢袋において、植生シートを連接体の下端から上端の開口縁部側に進んだ位置で固定してもよく（請求項２）、植生シートを連接体の開口縁部に沿って固定してもよい（請求項３）。
【０００９】
上記緑化土嚢袋において、植生シートを連接体の少なくとも略半周に沿わせてもよく（請求項４）、植生シートを連接体の略全周に沿わせてもよい（請求項５）。
【発明の効果】
【００１０】
本願発明では、袋本体の側面において確実な緑化を促すことができる緑化土嚢袋が得られる。
（【００１１】以降は省略されています）

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