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公開番号2025070334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180572
出願日2023-10-19
発明の名称作業機械
出願人コベルコ建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250424BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】熱交換器を通過して吸気口から外部に漏れるエンジン音に起因する騒音を低減しつつ、吸気室に異物が入り込むことを抑制できる作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械1は、冷却ファン20と、エンジン30と、吸気室81とエンジン室82との間に介在する熱交換器40と、吸気口71から吸気室81に流入する空気を熱交換器40に案内する吸気ガイド50と、を備える。吸気ガイド50は、熱交換器側上壁52と、吸気口側上壁51と、を含み、熱交換器側上壁52は、熱交換器40よりも空気流AFの上流に位置し、熱交換器40の上端部41または上端部41に接続される部材90から上端部41よりも低い位置まで斜め下方に延びるように配置され、吸気口側上壁51は、熱交換器側上壁52の下端部52Aから吸気口71に向かって斜め上方に延びるように配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
吸気口、吸気室およびエンジン室の順に流れる空気流を生成する冷却ファンと、
前記エンジン室に配置されるエンジンと、
前記吸気室と前記エンジン室との間に介在する熱交換器と、
前記吸気口から前記吸気室に流入する空気を前記熱交換器に案内する吸気ガイドと、を備え、
前記吸気ガイドは、熱交換器側上壁と、吸気口側上壁と、を含み、
前記熱交換器側上壁は、前記熱交換器よりも前記空気流の上流に位置し、前記熱交換器の上端部または前記上端部に接続される部材から前記上端部よりも低い位置まで斜め下方に延びるように配置され、
前記吸気口側上壁は、前記熱交換器側上壁の下端部から前記吸気口に向かって斜め上方に延びるように配置される、作業機械。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記吸気口側上壁は、前記熱交換器側上壁の前記下端部から前記吸気口の上端部まで連続する、請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記吸気口は、前記吸気室の側部のみに形成される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
前記熱交換器側上壁の前記下端部は、前記吸気口の下端部よりも下方に位置する、請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記冷却ファンは、前記エンジン室に配置される、請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記吸気口は、前記冷却ファンの回転軸よりも上方に形成される、請求項5に記載の作業機械。
【請求項7】
前記吸気室と前記エンジン室とを隔てる仕切りをさらに備える、請求項1に記載の作業機械。
【請求項8】
前記吸気ガイドは、前記熱交換器よりも前記空気流の上流に位置するダクトを含み、
前記ダクトは、前記熱交換器側上壁を含む、請求項1に記載の作業機械。
【請求項9】
前記ダクトに配置されるフィルターをさらに備え、
前記フィルターは、前記吸気室を、前記吸気口から前記フィルターまでの第1吸気室と、前記フィルターから前記熱交換器までの第2吸気室と、に分ける、請求項8に記載の作業機械。
【請求項10】
前記吸気ガイドは、前記第1吸気室の下部において前記第2吸気室に空気を案内する下壁を含む、請求項9に記載の作業機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベルなどの作業機械に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、エンジン室に配置されるエンジンと、エンジンを冷却するラジエータなどの熱交換器と、吸気口から熱交換器に至る空気流を生成する冷却ファンと、を備える作業機械を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4506665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジン室に配置されるエンジンから生じるエンジン音は、熱交換器を通過して吸気口から上部旋回体の外部に漏れる。従って、吸気口から外部に漏れるエンジン音を低減することが望まれる。特許文献1に記載の発明では、吸気口を外壁の上面に形成することでエンジン音などの騒音を上向きに逃がすことができ、これにより、作業機械のそばにいる人が感じる騒音を抑えることができる。しかしながら、外壁の上面に形成される吸気口から機械室に雨水、塵埃などの異物が入り込む場合がある。この場合、機械室の清掃の手間が生じるので、特許文献1に記載の発明には改善の余地がある。
【0005】
本開示は、熱交換器を通過して吸気口から外部に漏れるエンジン音に起因する騒音を低減しつつ、吸気室に異物が入り込むことを抑制できる作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る作業機械は、吸気口、吸気室およびエンジン室の順に流れる空気流を生成する冷却ファンと、前記エンジン室に配置されるエンジンと、前記吸気室と前記エンジン室との間に介在する熱交換器と、前記吸気口から前記吸気室に流入する空気を前記熱交換器に案内する吸気ガイドと、を備え、前記吸気ガイドは、熱交換器側上壁と、吸気口側上壁と、を含み、前記熱交換器側上壁は、前記熱交換器よりも前記空気流の上流に位置し、前記熱交換器の上端部または前記上端部に接続される部材から前記上端部よりも低い位置まで斜め下方に延びるように配置され、前記吸気口側上壁は、前記熱交換器側上壁の下端部から前記吸気口に向かって斜め上方に延びるように配置される。
【0007】
第1の態様に係る作業機械では、熱交換器の上部と吸気口の少なくとも一部との間には熱交換器側上壁と吸気口側上壁とが介在するので、熱交換器の上部を通過するエンジン音は、熱交換器側上壁および吸気口側上壁によって減衰される。また、吸気ガイドは、熱交換器側上壁だけでなく、吸気口側上壁を含むので、この吸気口側上壁に対応する領域が上方に開放されている場合に比べて、吸気室に雨水、塵埃などの異物が入り込むことを抑制できる。従って、この作業機械では、熱交換器を通過して吸気口から外部に漏れるエンジン音に起因する騒音を低減しつつ、吸気室に異物が入り込むことを抑制できる。しかも、この作業機械では、吸気口から吸気室に流入する空気は、吸気口側上壁および熱交換器側上壁によって熱交換器に円滑に案内される。
【0008】
第2の態様は、第1の態様に係る作業機械においてさらに次の構成を備えることが好ましい。すなわち、第2の態様に係る作業機械では、前記吸気口側上壁は、前記熱交換器側上壁の前記下端部から前記吸気口の上端部まで連続することが好ましい。この第2の態様では、吸気口側上壁および熱交換器側上壁は、熱交換器から吸気口までの範囲において吸気室を上からカバーすることができるので、雨水、塵埃などの異物が吸気室に入り込むことをより効果的に抑制できる。
【0009】
第3の態様は、第1または第2の態様に係る作業機械においてさらに次の構成を備えることが好ましい。すなわち、第3の態様に係る作業機械では、前記吸気口は、前記吸気室の側部のみに形成されることが好ましい。この第3の態様では、雨水、塵埃などの異物が吸気室に入り込むことをさらに効果的に抑制できる。
【0010】
第4の態様は、第1~第3の態様の何れか一つに係る作業機械においてさらに次の構成を備えることが好ましい。すなわち、第4の態様に係る作業機械では、前記熱交換器側上壁の前記下端部は、前記吸気口の下端部よりも下方に位置することが好ましい。この第5の態様では、エンジン音が吸気口から外部に漏れ出す方向を斜め上方に向けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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