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公開番号2025084264
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198037
出願日2023-11-22
発明の名称切梁設置方法
出願人鹿島建設株式会社,ヒロセ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02D 17/04 20060101AFI20250527BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】クレーンの使用が困難な場合において、支保工の切梁の設置が可能な切梁設置方法を提供する。
【解決手段】土留壁11,11の支保工13の切梁15を設置する切梁設置方法は、切梁15の端部を支保工13の腹起17の高さで支持する一対の腰掛金物23を一対の腹起17にそれぞれ設置する金物設置工程と、腰掛金物23の高さの位置に向けて上り傾斜をなす傾斜面27aを有するガイド鋼材27を設置するガイド設置工程と、切梁15を構成する切梁部材19を腹起17よりも低い位置から傾斜面27a上を滑らせて移動させ腰掛金物23上に切梁部材19の両端部19a,19aを載置する切梁部材移動工程と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
土留壁の支保工の切梁を設置する切梁設置方法であって、
前記切梁の端部を前記支保工の腹起の高さで支持する一対の腰掛金物を一対の前記腹起にそれぞれ設置する金物設置工程と、
前記腰掛金物の高さの位置に向けて上り傾斜をなす傾斜面を有するガイド鋼材を設置するガイド設置工程と、
前記切梁を構成する切梁部材を前記腹起よりも低い位置から前記傾斜面上を移動させ前記腰掛金物上に前記切梁部材の両端部を載置する切梁部材移動工程と、
を備える、切梁設置方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記腰掛金物は、
前記切梁部材の端部を載置する水平板部と、
前記水平板部上の前記切梁部材の前記端部が、前記切梁部材移動工程における前記切梁部材の移動方向前方に更に移動することを阻止するストッパー部と、を有する、請求項1に記載の切梁設置方法。
【請求項3】
前記切梁部材移動工程では、
前記腰掛金物よりも前記切梁部材移動工程における前記切梁部材の移動方向前方の位置で、前記腹起から上方に突出する仮支柱が前記腹起に取り付けられ、
前記仮支柱と前記切梁部材の前記端部とを接続する引張装置によって前記切梁部材の前記端部が前記仮支柱に向けて引っ張られることで前記切梁部材が移動する、請求項1に記載の切梁設置方法。
【請求項4】
前記ガイド設置工程では、前記ガイド鋼材の上端が前記腰掛金物に取り付けられるとともに、前記ガイド鋼材の下端が前記腰掛金物の下方の地面上に載置され、
前記切梁部材移動工程の後、前記ガイド鋼材の上端が前記腰掛金物から取り外されて前記ガイド鋼材が撤去される、請求項1に記載の切梁設置方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切梁設置方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地盤を掘削して行う工事では、土留壁が構築され当該土留壁を支持するために腹起や切梁等によって支保工が構築される。例えば、下記特許文献1の工法では、支保工の切梁を構成する鋼材がクレーンで吊られて所定の位置に移動され設置されることで、切梁が構築される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-44519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、空頭制限がある現場で土留壁の支保工を構築する場合には、クレーンの吊り代が十分に確保できず、切梁を吊って切梁設置位置に移動することが困難な場合もある。そこで、本発明は、クレーンの使用が困難な場合において、支保工の切梁の設置が可能な切梁設置方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の要旨は以下の〔1〕~〔4〕に存する。
【0006】
〔1〕土留壁の支保工の切梁を設置する切梁設置方法であって、前記切梁の端部を前記支保工の腹起の高さで支持する一対の腰掛金物を一対の前記腹起にそれぞれ設置する金物設置工程と、前記腰掛金物の高さの位置に向けて上り傾斜をなす傾斜面を有するガイド鋼材を設置するガイド設置工程と、前記切梁を構成する切梁部材を前記腹起よりも低い位置から前記傾斜面上を移動させ前記腰掛金物上に前記切梁部材の両端部を載置する切梁部材移動工程と、を備える、切梁設置方法。
【0007】
〔2〕前記腰掛金物は、前記切梁部材の端部を載置する水平板部と、前記水平板部上の前記切梁部材の前記端部が、前記切梁部材移動工程における前記切梁部材の移動方向前方に更に移動することを阻止するストッパー部と、を有する、〔1〕に記載の切梁設置方法。
【0008】
〔3〕前記切梁部材移動工程では、前記腰掛金物よりも前記切梁部材移動工程における前記切梁部材の移動方向前方の位置で、前記腹起から上方に突出する仮支柱が前記腹起に取り付けられ、前記仮支柱と前記切梁部材の前記端部とを接続する引張装置によって前記切梁部材の前記端部が前記仮支柱に向けて引っ張られることで前記切梁部材が移動する、〔1〕又は〔2〕に記載の切梁設置方法。
【0009】
〔4〕前記ガイド設置工程では、前記ガイド鋼材の上端が前記腰掛金物に取り付けられるとともに、前記ガイド鋼材の下端が前記腰掛金物の下方の地面上に載置され、前記切梁部材移動工程の後、前記ガイド鋼材の上端が前記腰掛金物から取り外されて前記ガイド鋼材が撤去される、〔1〕~〔3〕の何れか1項に記載の切梁設置方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、クレーンの使用が困難な場合において、支保工の切梁の設置が可能な切梁設置方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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