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公開番号2025079226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191789
出願日2023-11-09
発明の名称設備架台の施工方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E02D 27/44 20060101AFI20250514BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】屋上など高所での工数削減につながる設備架台の施工方法および設備架台の基礎構造等を提供する。
【解決手段】機械基礎上に設備架台を立設する際に、プレキャストコンクリート製の筒状の基礎本体11の内側に設備架台の脚部21を挿入し、基礎本体11の対向する側壁部と脚部21とに通されたボルト3により基礎本体11を脚部21に取り付ける工程と、基礎本体11と設備架台とを一体として揚重し、脚部21の設置箇所に吊り下ろす工程と、当該設置箇所に脚部21を固定する工程と、基礎本体11の内側に充填材を充填する工程と、を実施する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
機械基礎上に立設される設備架台の施工方法であって、
プレキャストコンクリート製の筒状の機械基礎の基礎本体の内側に設備架台の脚部を挿入し、前記基礎本体の対向する側壁部と前記脚部とに通された貫通材により前記基礎本体を前記脚部に取り付ける工程と、
前記基礎本体と前記設備架台とを一体として揚重し、前記脚部の設置箇所に吊り下ろす工程と、
前記設置箇所に前記脚部を固定する工程と、
を具備し、
前記基礎本体の内側に、充填材が充填されることを特徴とする設備架台の施工方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記脚部の設置箇所が、梁の上面であり、
前記脚部の下端部が前記基礎本体から下方に突出し、
前記梁の上面に設けた取付板と、前記脚部の下端部とを接合することで、前記設置箇所に前記脚部が固定され、
前記脚部の固定後、前記梁の上にスラブのコンクリートを打設することを特徴とする請求項1記載の設備架台の施工方法。
【請求項3】
前記脚部はH形鋼により形成され、
前記貫通材が、前記脚部のウェブに通されることを特徴とする請求項1記載の設備架台の施工方法。
【請求項4】
前記脚部はH形鋼により形成され、
前記貫通材が、前記脚部の両フランジに通されることを特徴とする請求項1記載の設備架台の施工方法。
【請求項5】
機械基礎上に立設される設備架台の基礎構造であって、
プレキャストコンクリート製の筒状の機械基礎の基礎本体の内側に設備架台の脚部が挿入され、前記基礎本体の対向する側壁部と前記脚部とに貫通材が通され、
前記脚部の設置箇所に前記脚部が固定され、
前記基礎本体の内側に、充填材が充填されたことを特徴とする設備架台の基礎構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設備架台の施工方法および設備架台の基礎構造等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
建物の屋上に空調機、キュービクル、制御盤、サーバ、分電盤等、重量の大きい設備を設置する際は、鉄骨造の脚部と水平梁を有する設備架台を用い、その上にこれらの設備を載置することが多い。
【0003】
設備架台を屋上に設置するには、屋上にスラブのコンクリートを打設した後、スラブ上にコンクリート造の機械基礎を立ち上げ、設備架台を機械基礎上に固定する。スラブの上面と機械基礎の側面には、アスファルト等による防水層が連続するように配置される。
【0004】
機械基礎は、屋上に型枠を建て込んだ後、型枠内にコンクリートを打設して構築されるが、屋上など高所での工数を減らし、工期を短縮するために機械基礎をプレキャスト化することもある。特許文献1には、屋上などのスラブ上に設置される設備基礎構造として、プレキャストコンクリート製の基礎本体の貫通孔に、スラブから上方に突出する定着用鉄筋を挿通して充填材を充填するものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-96117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、機械基礎をプレキャスト化するとしても、クレーン等で機械基礎とは別に吊り上げた設備架台を屋上で機械基礎に固定する必要はあり、さらなる工数削減の余地はあった。
【0007】
その他、設備架台は複数の脚部を有することが多く、プレキャスト化した機械基礎を屋上の設置箇所に固定してしまった後では、設備架台の複数の脚部を別々の機械基礎に固定する際に、設備架台と機械基礎との間で位置調整が困難となることがあった。
【0008】
また、敷地が狭く、プレキャスト化した機械基礎を屋上に設置しながら建物を建て逃げ方式で施工した後では、施工済みの建物が支障となり、設備架台を設置するのに適した位置にクレーン等を配置することが困難となる場合もあった。
【0009】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、屋上など高所での工数削減につながる設備架台の施工方法および設備架台の基礎構造等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した課題を解決するための第1の発明は、機械基礎上に立設される設備架台の施工方法であって、プレキャストコンクリート製の筒状の機械基礎の基礎本体の内側に設備架台の脚部を挿入し、前記基礎本体の対向する側壁部と前記脚部とに通された貫通材により前記基礎本体を前記脚部に取り付ける工程と、前記基礎本体と前記設備架台とを一体として揚重し、前記脚部の設置箇所に吊り下ろす工程と、前記設置箇所に前記脚部を固定する工程と、を具備し、前記基礎本体の内側に、充填材が充填されることを特徴とする設備架台の施工方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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